ペン持てば影の生まるる久女の忌 庄司縫子
「滝」3月号 <滝集>
虚子の小説、『国子の手紙』のなかで虚子は、「俳句界五十年の生活の中で、
狂人と思われる手紙を受け取ったことは他にもあるが、国子の手紙のように
二百三十通に達したのは珍しい」と書き、久女の発狂説を流布させた。虚子が
ここまで久女を忌避し、ホトトギス同人を除名した理由は何だろうか・・・。
さて掲句、忌日俳句を客観写生した縫子さんの力量にとても感銘した。
そして、久女の55年の悲劇の生涯があらためて偲ばれた。(Midori)
*「美と格調の俳人 杉田久女」坂本宮尾著(熊日新聞)参照
「滝」3月号 <滝集>
虚子の小説、『国子の手紙』のなかで虚子は、「俳句界五十年の生活の中で、
狂人と思われる手紙を受け取ったことは他にもあるが、国子の手紙のように
二百三十通に達したのは珍しい」と書き、久女の発狂説を流布させた。虚子が
ここまで久女を忌避し、ホトトギス同人を除名した理由は何だろうか・・・。
さて掲句、忌日俳句を客観写生した縫子さんの力量にとても感銘した。
そして、久女の55年の悲劇の生涯があらためて偲ばれた。(Midori)
*「美と格調の俳人 杉田久女」坂本宮尾著(熊日新聞)参照