町の一番南のはずれにあります。それほど大きくもない普通の植物園ですが、
ヨーロッパで最も古い植物園とのことで、世界遺産にもなっています。
今では初夏になると、トスカーナあたりの丘陵を埋め尽くすひまわりの花も、
イタリアで初めて植えられたのはこの植物園だそうです。
旧市街に大きな公園のないパドヴァでは、
数少ない緑豊かなほっと一息つける場所です。
ここからは、サンタントニオ教会のクーポラと
尖塔を望むこともできます。
ただし、あくまで植物園なので、
残念ながらベンチに腰かけてジェラートを一口、
というわけにはいきません。
植物園の中には、「ゲーテの棕櫚」と呼ばれる
ナツメヤシの木があります。
ゲーテが見たというくらいですから、
とりあえず樹齢約400年というわけで、
ガラスの覆いがつけられて大切に保護されていました。
ちなみにゲーテの著書「イタリア紀行」の中には、
この木に関しての記述は特にないそうです。
ただ、植物園の感想についてはしっかりと
書かれているようですよ。
植物園からはサンタントニオ教会の鐘楼が見えます。
植物園のホームページはこちら
http://www.ortobotanico.unipd.it/