Il Locandiere(イル・ロカンディエーレ)
大階段の足もとから北西の方向に伸びるルイジ・ストゥルツォ通りを
5分くらい歩いたところにあるリストランテです。
中は意外と広く、気さくだけれどもていねいなカメリエーレが席まで案内してくれました。
ここの店の売りはなんといってもアンティパスティです。
カルド(温かいもの)、フレッド(冷たいもの)を両方ともオーダーすることをおすすめします。
細かいところまで手が込んでいて、ボリュームもあるので、これらの料理だけでも満足できます。
こちらはタラの南蛮風マリネ。
特に感心したのは、ペッシェ・スパーダのサルシッチャです。
要するにメカジキのソーセージなのですが、歯ごたえもしっかりあって、繊細な味わいです。
そしてムール貝のワイン蒸し。ここまですべてアンティパスティです。
パスタはイカ墨のパスタがお店のおすすめのようですが、
私はイワシのフェンネルのパスタのほうがシチリアらしさがあってよいように感じました。
パスタの形もジャンボシェル風でユニークです。
もう一つはメカジキのトマトソースのパスタ。こちらも味付けにひと工夫してあります。
ドルチェも全部食べてみたくなるようなラインナップですが、
おなか一杯のときにはグラニータがおすすめです。
ノートにあるカフェ・シチリアにもひけを取らないおいしさです。