あっという間のジェノヴァ滞在を終えて、私たちが次に向かうのは、フランスとの国境の町、ヴェンティミリア。
ジェノヴァの駅はホテルの目と鼻の先。
朝もそんなに早起きする必要ないかな、と油断していたら、
チェックアウトするころには列車の発車時刻の5分前になっていました。
「家の近い人ほど遅刻する」とはよく言ったものです。
駅構内も、列車の写真も撮ることなく、全速力で列車に乗り込みます。
この時ばかりは定刻通りに発車しないイタリアの鉄道に感謝です。
ヴェンティミリアまではインターシティで2時間とちょっと。
列車が発車してからしばらくは、リグーリアの海岸の風景を楽しんでいた私たちですが、
列車がインペリアの町に近づくころからついウトウト…。
インターシティとはいえ、イタリアの列車の中で居眠りをしてしまうなんて、危ない危ない。
そうこうするうちに、列車はヴェンティミリアに到着です。
ヴェンティミリアの駅は、こじんまりとしていて、街のサイズによくフィットしています。
さあ、とりあえず荷物を預けに、予約してある海辺のホテルへと向かいます。