「赤の宮殿」の斜め向かいにあるバラッツォで、建てられた当初は、このバラッツォを所有していた
グリマルディ家の名をとって「グリマルディ宮殿(Palazzo Gurimaldi)」と呼ばれていました。
その後、赤の宮殿の所有者であるブリニョーレ・サーレ家が購入したため、
「赤」と対比するように「白の宮殿」と呼ばれるようになったそうです。
こちらは、すぐ隣にあるメリディアーナ宮殿です。どう考えてもこっちのほうが「白の宮殿」って感じがしますよね。
ちなみに「赤の宮殿」「白の宮殿」「トゥルシ宮殿」は現在は3つとも美術館として利用されていて、
特に白の宮殿にはルーベンスなどの名画が数多く展示されています。
というわけで、当然のことながら館内は原則として写真撮影は禁止されています。
ここはイベントホールとして使われている部屋の天井です。
ここでもだまし絵が多用されていますが、スタッコも併用されていて、ひときわ豪華な印象を受けます。
駆け足でガリバルディ通りのバラッツォを紹介してきましたが、ジェノヴァは、時間に余裕を持って訪れたい街です。だって、こんなバラッツォが42もあるんですから。