モンテ・ビアンコ(モンブラン)は、フランスとイタリアの国境にそびえるアルプス有数の名峰です。
日本でもよく知られている山ですね。ヨーロッパの国を数カ国めぐるツアーなどでは、
フランスのシャモニーからエギュ・デュ・ミディの展望台までロープウェイで登ったことのある人も多いのでは?
一方、イタリア側の起点になるのがクールマイユール(Courmayeur)です。
アオスタからバスで1時間半ほどのこの町は、シャモニーのようなにぎやかさはありませんが、
それでもハイシーズンにはイタリア側からモンテ・ビアンコを訪れる人々でにぎわいます。
アオスタを出てしばらくすると、サヴォワ家の城跡にいくつも出会います。
こうした城砦は、のろしを上げたときに目視できる間隔で建てられていたそうです。
城砦と同じくらいよく見かけるのが、教会です。どんな小さな集落にも、必ず教会があります。
クールマイユールに近づくにつれ、モンテ・ビアンコが次第にその姿を見せはじめます。
フランス側からみるモンブランがどちらかといえば女性的なのに対して、
イタリア側から見る姿は、ごつごつとして男性的です。
クールマイユールのバスターミナルに到着しました。といっても、大きなロータリーがひとつあるだけです。
Autostazioneと呼ぶほどの規模ではありません。
バスターミナルのロータリーには、古いFunivia(ロープウェイ)のゴンドラと牛の親子のオブジェが置かれています。
なんとなく日本の観光地にもありそうな風景にちょっと脱力。
展望台へと向かうFuniviaの駅は、ここからさらにバスで10分ほどのラ・パルー(La Palud)にあります。
プルマンから写真のような路線バスに乗り換えて、いよいよモンテ・ビアンコへと向かいます。