古代ローマ時代から、アルプス以北への重要な拠点としてさかえていた町、アオスタ。
そのアオスタの古代ローマ時代の正面玄関に当たるのが、ここプレトリア門です。
古代ローマ時代の城壁は、ほぼ正方形に近い形でぐるりと当時のアオスタの町を取り囲んでいます。
門は二重構造になっていて、外側の門と内側の門のあいだには20mほどの幅があります。
わたしたちが訪れたときには、門は修復工事中で、同時に門のあいだの部分の発掘調査も行なわれていました。
門の中の様子です。リストランテやツーリスト・インフォメーションとして利用されています。
それにしても、2000年前の建築物ですから、古い建物を再利用するといっても、日本とはスケールが違います。
最後に一枚、修復前の様子です。門の脇に見張り台をかねた砦がたてられているのがわかります。
(この写真はアオスタ市のホームページからお借りしました)
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