i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂(Basilica di S.Giovanni in Laterano)その2

2012年06月22日 | ローマ

053101
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂は、美しい回廊でも知られています。
この回廊も修復など紆余曲折を経ているのかもしれませんが、教会の創建当時の雰囲気をよく残しています。

053102
中世以前に作られた回廊の多くと同じように、回廊の柱はそれぞれが異なった装飾をされています。

053103
教会の回廊に来るといつも思うことですが、外の喧騒とはまったくの別世界です。
特にここはローマの中心にあるので、そのことをいっそう強く感じます。

053104
壁面は、アーチのすぐ上がモザイクで飾られ、その上には細かいレリーフがあります。
レリーフの部分をよく見ると、おもしろい表情をしたたくさんの人の顔が突き出ています。
なんだか南イタリアのバロック建築のバルコニーの装飾を連想させます。

053105
回廊のところどころに中庭への出口がありますが、それぞれ写真のようなスフィンクス?で飾られています。
文化ってつながっているんだなぁ…なんてことを考えてしまいます。
よくドゥオーモの入り口などで柱を支えているライオンの彫刻も、こういう装飾が起源なんでしょうか。

053106
回廊からは翼廊の壁面を見ることができます。レンガの粗積みがむき出しになっていますが、
よく見ると、以前はそこにバラ窓とアーチがあったことがわかります。

053107
回廊の南西の角からは、ファサードの裏側をわずかに見ることができます。
この眺めが、今わたしたちがいるのはパレルモでもラヴェンナでもなくローマなんだということを
思い出させてくれます。


大きな地図で見る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする