サピエンツァ宮の中庭に面した一部にあるのがサンティーボ・アッラ・サピエンツァ教会です。
ボッロミーニのデザインによるこの教会は、いかにもバロックですが同時にとても独創的です。
ファサードの下部はサピエンツァ宮と一体となっていて、ゆるやかな凹面を描いています。
それと対照的に上部は凸面を描き、クーポラの上には螺旋階段のように非対称な塔頂部を持っています。
内部の見学ができなかったので、帰ろうとしていると、
「あなたたちGiapponeseでしょ」と声をかけられました。
サピエンツァ宮の一階で、「平和」をテーマにした広島の小学生の絵などが展示されていたのです。
わざわざ声をかけてくれたので、ていねいにお礼を言って見てまわりました。
外からみた教会の上部です。陣内秀信さんの本で見て以来、一度は来てみようと思っていたのですが、
やっと願いがかないました。でも、できれば中も見てみたかった…。