19世紀になってから建てられた比較的新しい教会ですが、意外にも見どころがいっぱいです。
ネオ・ロマネスク風のファサードは、細かい部分まで小技がきいています。
バラ窓の装飾も見事ですが、その上のアーチもよく見るとその奥に金箔のモザイク画が…。
中は、アッシジの“ポルツィンコラ”を思わせる祭壇に、
サン・マルコ寺院やモンレアーレの大聖堂を連想させるビザンチン風の後陣のマッチングが
微妙なバランスをかもし出しています。
一方で、身廊の天井部は青を基調にしたゴシック風のヴォールト天井で、これまた微妙なバランスです。
これが何百年もかけて少しずつ改築されていったのならわかりますが、
建築当初からこんな風だったらしいので、ちょっとびっくりです。
教会の外には、マリア様のタベルナコロがありました。
そうそう、「Sacro Cuore」は、あえて日本語に訳すなら「聖心」ですよね。
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