ボルツァーノのドゥオーモは、街の中心であるヴァルター広場のすぐそばにあります。
イタリアのほかの地方のドゥオーモとは趣を異にしていて、
どちらかといえばアルプス以北のものと共通する点が多いように感じます。
天気のよい日には、緑色の屋根が空の青によく映えます。
入り口の柱は、2頭のライオンに支えられています。
入り口部分だけはヴェローナのドゥオーモに似たロマネスク風です。
内部はすっきりとしたゴシック様式ですが、壁面の一部には昔のフレスコ画が残っているところもあります。
この教会ははじめからドゥオーモだったわけではなく、
もともとは「サンタ・マリア・アッスンタ教会」と呼ばれていました。
写真では少しわかりにくいのですが、聖遺物が収められています。
ところで、ボルツァーノの守護聖人は誰なのでしょうか?
側廊の両脇には、見事な彫刻がすえられています。どうやらキリストの生涯を題材にしたもののようです。
前の教会時代からあるものでしょうか。
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