i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

アッボンダンツァ通り(Via dell`Abbondanza)

2010年08月10日 | ポンペイ

ポンペイの市街を東西に貫いているメインストリートが、このアッボンダンツァ通りです。
この通りの両側に、公共浴場や居酒屋、商店や有力者の住居など、さまざまな建物が並んでいました。
この通りを歩くと、古代ローマ時代の人々の生活のかなりの部分を見ることができます。

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通りの途中にはみ出すように作られているのは水くみ場(噴水?)で、
自宅に水道をひけない一般庶民は、ここで水をくんでいたようです。

さて、復元予想図も見てみましょう。
立ち並ぶ店々の外壁がこんなに色あざやかだったのかはともかく、
それなりににぎわった通りであることは間違いないようです。
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通りは、馬車道と歩道に別れていて、段差が設けられています。
馬車道を横切っている飛び石のようなものは、歩行者の横断歩道です。

073102 フォロに近いあたりの通りの南側は、店のつくりがわかるほど保存状態もよく、
復元図がなくても、当時の様子がなんとなく想像できます。

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脇道との交差点にも、もちろん横断歩道があります。
脇道の歩道は、さすがに狭く、片側のみか、両側にあっても人ひとりが歩けるほどの幅です。

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馬車のわだちの跡が残っていました。
こんなに深くわだちが刻まれるのですから、かなりの交通量だったのでしょう。
それにしても、この場所で馬車が転んだりしなかったんでしょうか。

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通りは、街のはずれまで、えんえんと続いています。
フォロから離れるにしたがって、住居の割合が高くなってくるようです。

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