ラヴェッロで、最も有名な場所がここ、ヴィッラ・チンブローネです。
見どころはその広大な庭園と「無限のテラス」です。
門をくぐってすぐ左手に邸宅や礼拝堂などの建物があり、独特の雰囲気を持つ回廊もあります。
アラブ・ノルマン様式のようにも見えますが、いわゆるシチリアのそれとは全く趣を異にしています。
建物を出て左手には、写真のような緑のトンネルが続いています。
庭園というよりは、森の公園といった感じです。
この遊歩道をもう少し先に行くと、有名な「無限のテラス」があります。
遊歩道を散策していくと、古代ローマの神殿風の建物があります。
これは、荒れ果てていたヴィッラ・チンブローネを買い取り、
現在のような姿に整備したイギリス貴族のグリムトルベ卿のお墓だそうです。
また、大理石の彫刻が奥にすえられた洞窟も見ることができます。
私たちが訪れたころには、シクラメンの原種がいたるところに咲いていました。
ヴィッラ・チンブローネの庭園は、ヴィッラ・ルーフォロのような計算された美しさとはまた別の、
自然をそのまま活かした、どこかホッとするような場所でした。
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