JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

恋愛だ、恋だ、女だぁ!!!

2009年05月09日 | d-f

一昨日の醜態に落ち込み気味の私ですが、追い打ちをかけるように今日も一事件(?)。いやいや、事件と言うほど大げさなものじゃないんですけどね。

予報どおり今日は朝から太陽さんがお顔をお見せになって、
「こりゃ暑くなりそう」
昼からMさんのお店に行かなければいけませんが、
「自転車で行ったら汗だくでお客さんに失礼かなぁ?」
ならばお店には車で行くことにして、午前中うちに自転車運動をしてくるかてんで、張り切って出掛けたのです。

近くの坂道を二回ほど登り、小学校の運動会を覗き、
「あと二回、あの坂を登るぞ!」
この「あと二回」がいけませんでした。
途中で左の足の裏がつったような感覚があったのですけど、家に帰ってみればそれが痛みに変わって・・・・今湿布を施しました。
一昨日の醜態も含め、一気に年を感じるような事が続いて、益々落ち込みそうです。

思えば、酒量はもちろん、自慢のイケメンも過去のものとなり(笑)、筋肉は形を脂肪へと変えながらベルトの上までの大移動、「腕相撲なら誰にも負けない」などと強がっていた腕力もおそらく今は息子にも負けてしまうでしょう。そういえば、フサフサ頭髪だって、量はあいかわらず多いものの、白髪が増え張りもなくなってきたような・・・

「あ~~~ん、悲しいよぉ~~~~~」

歳とともに衰えるのはしかたがないとはいえ、この何日間かで一気にそれが進んだように感じてしまうわけで、何か解決策は無いものかと、ネットを開いてみれば

魚座の総合運☆五つ  12時までの運気 
強運を周囲の人にも分けてあげれば、ますます大吉。
ラッキーアイテム : 血圧計

「ふむふむ、今日の運勢は良さげな」
でも、ラッキーアイテムが血圧計ってあ~た、計ってみたら「ゲッ、血圧高けぇ!」なんてなったら益々落ち込むじゃござんせんかいってんだ。(笑)

う~~ん、なんか良い手はありませんかねぇ・・・・・・・・・
そうだ、やっぱりここは「女性の力」ですか?
いや、間違いなくそれしかない!
「ようし、恋愛だ、恋だ、女だぁ~~~~!!!!!
でもそのためには相手が必要なわけで、
「え~~私の相手に対する条件は、優しくて、思いやりがあって、知的でありながらそれらしさを表に出さない、控えめでありながら時に大胆、薄化粧の可愛らしい美人。そんなもんで良いかな、あっと、それからお金がかからないオジサン好き・・・」
だめだこりゃ


一年生の徒競走、あ~~若さが欲しい(笑)

さて、今日の一枚は、バディ・デフランコです。

ジャズによく使われる楽器となると、それは時代とともに変化していったことは衆知のとおりです。
昨日紹介したチェリーのポケット・トランペットやコルトレーンのソプラノ・サックス等々、注目されていなかった楽器が突然檜舞台に躍り出るといった例もある半面、以前中心を担った楽器がいつの間にか過去の物になってしまうということもよくあるわけで。
リズム隊を担っていたバンジョーとチューバが、ピアノとウッド・ベースにその座を奪われたごとく、スイング時代の花形、クラリネットも衰退の一途をたどった楽器でありました。
それは何でなんでしょ?新たに生まれたスタイルについて行けなかったから?それとも音に魅力がなかった?

そんななか、頑張ってクラリネットを持ち続けた男、デフランコがいるわけです。
パーカーを聴いて全てが変わったというデフランコ、そのスタイルは間違いなく陳腐化しつつあった過去のクラリネットのそれとは違うものです。
それじゃ、彼もビバップ~ハード・バップという王道を進んでいったのかといえば、私にはそうとも思えないところがあります。
それは「白・黒」といった感覚なのか?もっと難しい音楽理論的部分なのか?そんなこたぁ私みたいな凡人には分かりません。分かりませんが、そうだなぁ、しいて言えばリー・コニッツ的?ある意味、独立した道を進んだ人のように思えます。

ともかく、技術、技量に関しては文句なし、とくにこのアルバムは、バックがまたたまらない面子じゃありませんか。ミルト・ヒントンとブレーキーの組み合わせってどうなの?みたいな感覚はあるものの、そんなものは関係ないというほど良い出来なんであります。
また、ケニー・ドリューが良いですよねぇ「やっぱり、あたしゃこの頃のドリューが好きや」って、なに弁だか分からないような事をついつい言ってしまいます。(笑)
良いアルバムだぁ

Mr. CLARINET / BUDDY DeFRANCO
1953年5月15,20日録音
BUDDY DeFRANCO(cl) KENNY DREW(p) MILT HINTON(b) ART BLAKEY(ds)

1.BUDDY'S BLUES
2.FERDINANDO
3.IT COULD HAPPEN TO YOU
4.AUTUMN IN NEW YORK
5.LEFT FIELD
6.SHOW EYES
7.BUT NOT FOR ME
8.BASS ON BALLS


30年ぶりの珍事?

2009年05月08日 | a-c

昨日から降っていた雨も午後には上がり、夕方には青空も見えてきました。明日は太陽の姿を拝めそうです。

 

我が家の小さな庭には今が盛りと花々が咲き競っていますが、雨上がりにそんな姿を眺めるのも良いものです。
えっ?今日は仕事じゃなかったのかって?
あはは、連休分の一日を今日に回したのですよ。ところがこれが30年ぶりの失態につながるとは・・・・・・・

いえね、昨晩「明日は休みダァ」てんで、お決まりのバーへ行ったのであります。まずはビールを一杯飲んで、その後はバーボンをガバガバと、まっいつものことですが。
いや、いつもと違う事が一つありました。
「あっそうだバブちゃん、お客さんが買って来てくれた日本酒があるんだけど飲んでみる?」
「へいへい、いただけるものなら何でもござれでやんす」
ところがこのお酒、良く言えば「サラッとした飲み口」ざっくばらんに言うと「じつに水っぽい」お酒なんでありまして
「うん、買って来てくれたお客さんも、ちょっと失敗だったって言ってたから、まっチェイサーがわりに飲めば」
「そうだね」
って、日本酒をチェイサーにバーボンロックをあおるという、掟破りな飲み方をしたのでした。

これがいけなかったのかなぁ・・・・・

その後、ママが「もんじゃ食べ行こう」って言うんで、近くのもんじゃ屋さんへ
美味しいもんじゃだったんですよ、美味しいもんじゃだったんですが・・・・急に酔いが回って・・・・・・・・・・!?
お食事中の方がいらっしゃいましたらごめんなさい。もんじゃを食べてそのままトイレにもんじゃみたいな(笑)
飲み過ぎて逆噴射という話は、世間一般によくある事なんですが、こと私に関してはとんでもなく珍しいというか、何と30年ぶりの珍事なのであります。

「原因は体調だったのか、日本酒のチェイサーだったのか、もんじゃだったのか・・・」
「なんちゃない、そんなのはただの飲み過ぎ」

はぁ、そうなんですよねぇ、最近一気に弱くなってきたようにも思うし、年齢も考えたら、今のような飲み方はそろそろ卒業しないとね。反省します。
ちょっと汚い話だったので、庭の花の写真でごまかします。(笑)

 

さて、今日の一枚は、またしても70年代なんですが、ドン・チェリーです。
昨晩の反省も込めて「ガツンと行ってみようか」なんて、このアルバムをターンテーブルに乗せたんですが、二日酔いにはこういった逆療法が効くんですよ。(笑)

オーネット・コールマンのもとしのぎを削り合ったメンバーが再集結した「OLD AND NEW DREAMS」の第一弾アルバムです。
ともかく、コールマンをリスペクトしながらも、それぞれがこの時点での自分を表現しようというエネルギーがヒシヒシと伝わってくる一枚だと思います。もちろん、この手が好きな人にはですけどね。(私もその一人です。笑)
「CHAIRMAN MAO」なんて、ほのかに漂うエスニックな香りが、いかにもチェリーっぽいのでありますよ。

話はコロッと変わりますが、ポケット・トランペットっていう楽器を実際にご覧になったことはありますか?
私は以前一度だけ手にとって見る機会があって、とても扱いやすそうな楽器とは思えなかったのですが、実際はどうなんでしょ?チェリー以外に使っているジャズメンがあまりいないところを見てもそうなんじゃないかなぁと思っています。
それが、チェリーがこの楽器を手にすると、まさにこの人のために作られた楽器なんじゃないかと感じてしまう、そんなのは私だけでしょうかねぇ

最初から毛嫌いせずに素直な気持ちで聴いてみて下さい。何かを感じると思いますよ。

OLD AND NEW DREAMS / DON CHERRY
1976年10月録音
DON CHERRY(pocket-tp) DEWEY REDMAN(ts,musette) CHARLIE HADEN(b) EDDIE BLACKWELL(ds,gong)

1.HANDWOVEN
2.DEWEY'S TUNE
3.CHAIRMAN MAO
4.NEXT TO THE QUIET STREAM
5.AUGMENTED
6.OLD AND NEW DREAMS


菖蒲湯に入りたいよう

2009年05月05日 | s-u

朝からちょっと厚めの雲がかかり、いずれ雨降りになるのでしょうか?
でも、太陽が顔を出さなくても寒いなんてぇことはもうありません。今日は5月5日「こどもの日」「端午の節句」、しかも今年は今日が「立夏」つまり暦の上では夏を迎えたわけですから、それもしごく当然なのでありましょう。

節(せち)は 五月にしく月はなし 菖蒲 蓬などのかほりあひたる いみじうおかし

清少納言さんは何が可笑しかったのか?(そういう意味じゃないから)
ともかく、5月5日の節句は、古く平安の時代から盛大だったそうでありますね。これを「端午の節句」と称したのは、端が初、午が五に通じるの意だそうで、五を重ねる「重五の節句」とも言うそうであります。
ところが面白いのは、菖蒲や蓬の香りを楽しむ習慣は中国から伝来したものの、御本家中国では、五の重なるこの日を「陽数の重なる大悪日、物忌みの日」とされているそうで、邪気を祓うために菖蒲湯に入ったという「祓いの日」、それが日本じゃ「お祝いの日」になっちゃうんですから不思議っちゃ不思議な話です。


話には何の関係もないのですが
自転車で公園に行ったら咲いていた、かわいい花です。

まっ、いずれにしても私はあの菖蒲湯の香りってぇのが好きでして、子供が小さいときには子供たちより私が楽しみにしていたんでありますよ・・・・でも、ここ数年香ってませんねぇ、今晩もMさんのお店から夜中に帰宅する私を待っているのは、入浴剤の臭いすらしない、いやそれどころかバスタブの三分の一まで減った生温い湯なのでありましょうねぇ(シクシク)

おっとここで愚痴ってもしかたありません。
今日は二十四節気では「立夏」でありますが、七十二候でいうところの「蛙始めて鳴く」その日でもあります。
もうすでに蛙の声は聞こえていますので、今日始めて鳴く蛙は、私同様ずいぶんと奥手ってぇことになるんでありましょうか。

苗代で蛙の鳴かぬような年には旱魃(かんばつ)の憂いあり

このゴールデンウイーク、家族総出で田植えなんて農家も多かったことでしょう。なんとか蛙は鳴いているようですから豊作を期待しましょうね。「地産地消」をいかに声高に唱えようと生産者あったればこそ、農家のみなさん、これから忙しい毎日でしょうが頑張って、私達に美味しいお米を食べさせて下さい。

そうそう、美味しいといえば、このあたりでも5月1日にはウニが解禁になったんです。たまたまその日に私は飲み屋にいまして、しかも「今日あがったウニがあるよ」って言われたんですが・・・・・・・別な肴をいただいてしまったのでありました。
「初物をまんまと逃すなんざぁ、江戸っ子の隅にもおけねぇ!」
って、あたしゃ江戸っ子じゃありませんからそれは良いんですが、でも惜しいことしました、近いうちに必ず口にしたいと思います。
「初鰹と初ウニを同時にパク」
なんてぇのも良いですねぇ、初物一つで75日でしょ、てぇことは二ついっしょだと150日、そんなに寿命が延びちゃっていいんでしょうか?(笑)もちろんその時は、一杯ひっかけながら東を向いて笑いますよぉ、私は。

さて、今日の一枚は、ズート・シムズです。

先日、「70年代のジャズはどうもねぇ」みたいな事を言いながら、その舌の根も乾かないうちに「1977年の録音?」とお思いの諸氏、私の言うところの「70年代のジャズ」という意味合いは違うところにあって・・・・・
そんなことはどうでもいいか(笑)

そもそも、ズートに対する私の評価は「特別ではないけど、どれを聴いても安心」そんな感じでしょうか、それは「あのスイング感、柔らかさ、優しさ、包み込むような包容力というか、あの感覚を不快に感じる人は、きっと何処かおかしいよ」的発想なのだと思います。

その「どれを聴いても標準点以上」のズートが、70年代パブロに残る作品では、より深みを増した円熟さを感じさせるというか、その代表的アルバムが今日の一枚ではないでしょうか。
この一皮むけたようにも感じるズート、その一つの原因と私が思うのはやはりジョージ・ムラーツの存在です。
ジャケットを見れば分かるように、このアルバムはズートとともにジミー・ロウルズをフューチャーしたアルバムであるのですが、私に言わせれば「ロウルズよりムラーツでしょ」てな感じ(笑)、それほどムラーツのベースがズートを引き立てているように感じています。(以前もお話ししましたが、サド・メルで始めてムラーツを聴いてから、私はゴヒイキさんですから、そう思うのかもしれませんけどね。)

ともかく、飲む席に良し、珈琲の席に良し、BGMに良し、聴き入るにも良し、そんなアルバムだと思いますよ。

IF I'M LUCKY / ZOOT SIMS
1977年10月27,28日録音
ZOOT SIMS(ts) JIMMY ROWLES(p) GEORGE MRAZ(b) MOUSEY ALEXANDER(ds)

1.(I Wonder) WHERE OUR LOVE HAS GONE
2.LEGS
3.IF I'M LUCKY
4.SHADOW WALTZ
5.YOU'RE MY EVERYTHING
6.IT'S ALL RIGHT WITH ME
7.GYPSY SWEETHEART
8.I HEAR A RHAPSODY

追伸、
先日、いつも我がブログを見ていただいている奇特な方(笑)Oさんに
「バブ君、いつも読んでんだけどさ、ちょくちょく出てくる『ヤナイ珈琲』って何処にある珈琲屋さん?」
と訊ねられまして、
「いまさら私が住んでいる場所も「公然の秘密」みたいになってるし、『ヤナイ珈琲』さんの場所と電話番号を明かしてもいいか」
などと思い、『ヤナイ珈琲』さんにも了承を得ましたので、この場であらためて紹介したいと思います。

 

正式名称:『㈲ヤナイコーヒー商会』
住所:福島県いわき市平中山字矢ノ倉33−108
電話番号:0246-28-9696‎

 

なお、商品の郵送、一部配達も行っています。詳しくは電話でご確認下さい。
「バブのブログで見たよ」なんて言ってもらうと、もっと嬉しいかな(笑)


承知つかまつる

2009年05月04日 | m-o

ゴールデンウイークも、酒を飲んだり・・・酒を飲んだりと忙しくて(笑)あっという間に過ぎ去ろうとしています。そんな中、昨日は「一日ゆっくり出来るかな?」なんて思っていたら、朝方S君から電話が入りました。
「バブ、ちょっと頼みがあるんだけど」
先日、我が愛車が不慮の最期を遂げたときにも大変お世話になったS君でございますから、「少々の頼み事は聴かざるを得まい」とばかり
ともかく、彼の事務所へ向かうと、なんちゃありません、古い子供たちのビデオをDVDにダビングして欲しいというのです。
「なんだ、そんなこと?承知つかまつった。」


S君の事務所の大家さんの家には
立派な鯉のぼりが泳いでいました。

二つ返事でビデオテープを預かって帰ってくると、今度は母が
「○○、明日ゴミの日だから、木だけでも切っといてな」
簡単に言うのでありますが、手入れも行き届いていない庭木を切る作業は、半日近くかかるわけで、それでも
承知つかまつった

そんなこんなで、ダビング作業も出来ぬまま夕方に
「そろそろ夕飯作んなくていいの?」
「・・・・・・・・・・!?」
そうでありました。連休でボケてましたけど昨日は日曜日、料理当番の日じゃござんせんか。何も考えてなかったけど
承知つかまつった

「はははは、何作ろう?」
ともかく、買い物はそこそこしてあったので、『料理当番、本日の一品』です。

豚肉はフリッター、豆腐はステーキ、筍はバター焼き、「えいやぁ」で一つ盛りにしちゃいました。(笑)

筍の先の方は若竹煮に

エイついでだと私のつまみは得意の鮪ユッケを新玉葱といっしょに・・・・
「まだ、ダビングが終わってないのに飲んじゃって良いんだろうか?」

それでもほろ酔いかげんで、やっとダビングを始めると
「バブ、元気だった?」
電話をよこしたのは、昔上京時にじつは私がフラレていたんだという衝撃的事実がウン十年ぶりに明らかになった「ジャズ喫茶時代」の女友達、Cでした。

「あのさぁ、頼みがあるんだけど」
「なに?」
彼女は、実家を離れて以来、自宅ではカセットテープに落とした音源で細々とジャズを楽しんでいたらしいのですが、そのテープもほとんどが傷んでしまって、
「取り直ししようと思ったら、レコードみんな処分されちゃって・・・・」
つまり、私に録音を頼みたいと
「で、何を録音すればいいの?」
「あのねぇ、キースのケルンコンサート」
(よりにもよってケルンかい、笑)
「あとは?」
「う~~ん、ジャケットは覚えてるんだけど、名前がねぇ」
そうでした、キャツは昔からアルバム名を覚えない、他人に頼りきりの変なジャズファンだったのでありました。
「適当におまえ好みのヤツを録音すればいいわけね。承知つかまつった。」

またしても承知してしまいました。(笑)
ところで、Cの好みなんて覚えてんかなぁ????????

てなわけで、今はビデオのダビングとアルバムの録音を黙々とやっています。
二人とも、ゴールデンウイークの大切な一日を二人のために費やしてるんだから、感謝しろよ!

さて、今日の一枚は、C好みではなかったセロニアス・モンクです。

1997年、1966~67年にニューヨークで行われた三回分のスタジオ録音が完全版としてCD化されたものです。
私は「完全・・・盤」という代物をあまり良しとしないのですが、このCDの場合は「STRAIGHT NO CHASER」「JAPANESE FOLK SONG (荒城の月)」「WE SEE」3曲の編集カット部分が完全収録されていること(もちろん、テオ・マセロのみごとなまでのプロデュースによる編集に文句はないんですが)、そしてなにより「THIS IS MY STORY, THIS IS MY SONG」このソロがじつに私にとっては貴重品なんでありまして、「モンクはソロが良い」の実感をこの短いテイクで再認識するんです(おっと、聴いては「BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA」のほうが好みなんですよ)。

私が持っているのは輸入盤CDで、もちろんしっかり8ページにも及ぶオリン・キープニュースのライナーノーツが載っているんですが・・・・ほら、なにしろ英語が得意なもので(笑)
これを読み解けば、リヴァーサイドからコロンビアにモンクを引き抜かれたときのキープニュースの心境なんてぇのが分かるんでしょうかねぇ?
今度時間があったら訳してみようかなぁ・・・・・「無理無理」って・・・「そのとおり」

ともかく、再編集されたCDもまた、始めから毛嫌いせずに聴く必要があるのかもしれません。買い直しという金銭的余裕があればね。(笑)

STRAIGHT, NO CHASER / THELONIOUS MONK
1966年11月14,15日, 1967年1月10日録音
THELONIOUS MONK(p) CHARLIE ROUSE(ts) LARRY GALES(b) BEN RILEY(ds)

1.LOCOMOTIVE
2.I DIDN'T KNOW ABOUT YOU (Take 4)
3.STRAIGHT, NO CHASER
4.JAPANESE FOLK SONG
5.BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
6.WE SEE
7.THIS IS MY STORY, THIS IS MY SONG
8.I DIDN'T KNOW ABOUT YOU (Take 1)
9.GREEN CHIMNEYS

追伸、
忌野清志郎さんがお亡くなりになりましたねぇ、58才とはちと若すぎるように思えますが、
 ♪ キミかわいいよ でも それだけだよ
     それだけさ
     キミと話してたら ボクこんなにつかれちゃったよ ・・・・♪

ちょっと歌詞は違ったかもしれませんが、私はラジオから流れてきたこの曲が強烈に耳に残っています。
RCサクセションをさほど聴かなかった私でも、売れようが売れまいが、デビュー当時から貫き通したポリシーというか、魂というか、彼のそれには感服するばかり、心よりご冥福をお祈りいたします。
 ♪ いちばん大事なものは 自分なのよ
   その次に大事なものが 勉強で
   三番目に大事なものが 恋人よ ・・・・♪