朝の冷え込みは緩んだものの、雨模様の空が今日も気温を押し上げる事は無さそうです。
特別な日、3.11に私は何をしていたか?
もちろん鎮魂の意は他と変わらず心に持ちつつも、けっきょくは飲みに出かけてしまい、いつものバーで水族館の館長さんとゴキブリやらフナムシの話をしながら
「止めて!頼むから別の話題にして」
と、心底嫌そうにいるママをつまみに美味しい酒を楽しんでしまいました。
館長さんご帰宅の後は、残った常連さんと音楽話に、
「バブさんは最近は何を聴いてるんですか?」
と言われましても・・・・ねぇ
「おもにMD発掘を」
なんじゃそりゃ
まぁまぁ、この手の話になれば、我が得意分野に引き込む術は、他の追従を許さぬ私、
「失敗したぁ!バブにこの手の話をふったら・・・・」
ふぁふぁふぁふぁ、後悔先に立たず、ともかくふったあなたが悪い
「話は終わらんぞぉ~~~」(笑)
酔っての事ですから中身なんてくだらん事なんですが、何故かその中にELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)の話も出てきましてね。
それがア~タ、翌日になってその3.11にキース・エマーソンが亡くなったというニュースを知りまして、ええ、なんだかこれって虫の知らせ?・・・・んなこたぁないでしょうけど。
我が青春のスターは、もちろんジャズメンではあったのですけど、JAZZだけ聴いていたわけじゃ無い、ELPのキース・エマーソンもまさにその一人でありました。
そんなわけで、昨日はJAZZを少し離れ、ELPを聴いてみました。
私はどうにも同年代がこぞって好きだと言われると、それに反発する癖があったようで、当事ELPを聴いているという友人は文化系の部に所属していたY君だけ、我が周りではいたってマイナーな存在であったように覚えています。(もちろんJAZZもそうでしたが)
というか、もう少し大人の方が聴いていたのかもしれませんねぇ。
しかも、LPをバンバン買えるほど裕福ではありませんでしたし、やっと買うLPもJAZZに向かうばかりで、雑誌『FMファン』を隅から隅までチェックして新譜をあさるみたいな(笑)
そんな中、初めて買ったLPは、1973年の「恐怖の頭脳改革」だったと思います。あの変な風に開けるLPを強烈に覚えてますもん。
ところが、そのLPが今は手元に無いんですねぇ・・・おそらくは誰かの所へ出張してそのままなんだと思います。
「えっ?何処に行ったのあのLP」
で、ELP?(アホです。)
ともかく、JAZZに飽きるとカセットに吹き込んだELPを聴く、なんてぇことがよくありました。
あれほどJAZZの電化を嫌っていた私が、何故にキース・エマーソンのシンセを好んだのか?
それは自分でも不思議ですねぇ。
JAZZ以外の電化は素直にカッコいいと感じたんでしょうね。
青春時代の我がスターが、また一人逝ってしまった事は悲しい限り、しかも頭を銃で撃たれて?自殺の可能性も高いようですが・・・・・
ご冥福を祈ります。
てなことで、『料理当番、本日の一品』です。
スコッチエッグもどきです。ソースはトマトベース、卵も肉も好きでは無いはずの母が「美味かった」って言ってくれましたので、そこそこだったんじゃないでしょうか。
お弁当は、生姜焼き弁当です。
さて、今日の一枚は、調子に乗って電化マイルスです。
el-p、el-bと入っているだけで、あの頃はゾゾッとしたものですけど
今改めて聴くと、毛嫌いした理由がよく分からない気もします・・・・
「いや、やっぱり電化マイルスは好かん!」
意地になっているようなところがありますねぇ(笑)
当事、O君とわかりもしないくせに「電化マイルスと後期コルトレーンと」てな訳の分からない論争をした事を思い出します。(笑)
今聴き比べれば、確実に聴きやすいのは電化マイルスだと思いますが、私の心に深く入り込んだのは違っていたんですねぇ・・・あれも若さかなぁ?
いずれにせよ、昨日はシンセだのel-pだのを聴きすぎました。
また毛嫌いしないうちに、今晩はコテコテのビバップでも聴こうかと思っています。
FILLES DE KILIMANJARO / MILES DAVIS
1968年6月19.20,21日, 9月24日録音
MILES DAVIS(tp) WAYNE SHORTER(ts) HERBIE HANCOCK, CHICK COREA(el-p) RON CARTER(el-b) DAVE HOLLAND(b) TONY WILLIAMS(ds)
1.FRELON BRUN
2.TOUT DE SUITE
3.PETITS MACHINS
4.FILLES DE KILIMANJARO
5.MADEMOISELLE MABRY
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