「S君のバカたれが、今日は身体が痛くて仕事にならんがや!」
昨日、S君の
「ちょっとだけ手を貸してくれんかね、昼飯付きで」
この「ちょっとだけ」と「昼飯付き」に惑わされた私は、気軽に
「エエよ」
ところが
「ちょっとだけ?なぁ~~にがちょっとだけよだい!」
行ってみれば、大物の資材を運び上げる力仕事に人手が足りんと
「この優男(?)に、これほどの大物が持ち上げられると思うてか」
それでも、必死の思いで持ち上げましたよ。四人がかりでやっと持てる大型給湯器をなんと3階まで・・・・
案の定、今日は二の腕が筋肉痛で悲鳴を上げとります。
「これで昼飯とビール一杯じゃ割に合わんなぁ・・・」(うっそぴょ~~ん、笑)
おっと、本題はその事じゃ無くて、そのS君の現場が、私が高校生の時アルバイトをしていたジャズ喫茶の直ぐ近くだったのです。
「どれ、今はどんなになっとりますかねぇ」
てんで行ってみましたよ。
そこには、入り口がツタで覆われたオンボロジャズ喫茶の面影は無く、3階建ての小さなビルが建っとります。
隣にあった駐車場(ジャズ喫茶のものではありませんが)がまだ残っていて、確かにそこがあのジャズ喫茶であった事を感じさせるのみ。
「そうかぁ、ここが我が高校の通学路だったんやねぇ・・・・」
「本来の通学路じゃないけどね。」
「酔っ払ってそぞろ歩いた道でもあるけどね・・・」
「どんな高校生じゃい!」
「そうそう、そこに小っちゃなアレンジ(ボール)屋があったんだよな。」
「○っさんがよく通ってたわ」(高校生がそういうことしちゃイカン)
「映画館が向こうでぇ・・・○○なんか覚えてるかね?」
近くの中華料理屋で昼食をとることにした二人は、道すがらそんな事を話しておりました。
同級生(学校は違いましたが)ならではの会話っちゅうヤツですか?
左がアレンジ、右が雀球です。(写真はネットより拝借しました。)
ところで、みなさんアレンジボールとか雀球ってご存じですかねぇ?
思えば私ら高校生くらいの時が全盛期だったんですかねぇ?
パチンコの一種と言いますかね、あっ、でもパチンコ玉を買う(正確には借りる?)んじゃ無くてメダルを買って遊戯するんですがね、といっても、今のスロットとはまるっきり違うもんです。
以前話題に出た旧友(女子)のCチャンもアレンジにはまっとりましたなぁ、ショートホープ咥えてアレンジを打つ姿、鮮明に蘇ります。(高校生だろ!)
「あの頃、千円ありゃパチンコにしてもアレンジにしてもそうとう時間潰せたしなぁ、へたすりゃ百円で潰せたもん・・・景品のタバコにずいぶん助けられたし」(だから、おまえは高校生だったろって)
「パチンコ、アレンジ、ボーリングにビリヤード、映画も観たし・・・誰もが行きつけの喫茶店もあったよな、アハハ、喫茶店っていっても半分飲み屋みたいな所もずいぶんあったけど」
「アンタは完全な不良高校生だったけど、みんなそこそこ不良だったなぁ、ところで、今の高校生はどういう所で遊んでんだろうなぁ?」
と、S君
「そうさねぇ、ファミレス?ミスド?スタバ?????あぁカラオケか?」
飲酒、喫煙、酒に賭け事、入り浸りの店・・・そりゃ高校生にあるまじき事ではありますが、雁字搦めに縛り上げるのも・・・
いや、やっぱりイカンものはイカンですな。
「若者よ、私を見なさい、若い頃からそんな事ばーしとるからこんなになっちゃったのよ。ねぇ、私を反面教師と思い健全なる日々を過ごしなさいよ・・・・何が健全かは、私にはわからんけど(笑)」
さて、今日の一枚は、ベニー・ゴルゾンです。
前に「ゴルゾンはテナーマンとしてしょっちゅう聴くもんじゃ無い」みたいなことを言ったように覚えています。
アレンジャー、つまり「ゴルゾン・ハーモニー」の評価とテナーマンとしての評価には大きな開きがあるのも事実ですし、私も「ウオ~~ン、ウオ~~ン」というゴルゾンのテナーは、聴き続けるといくぶん耳に付く感じも否定しません。
ただ、このアルバムに関しては「アレンジよりテナーを聴け!」と、ゴルゾンが言ったか言わなかったかはしりませんけど、テナーマンとしてのゴルゾンを味わうにはもってこいの一枚だと思います。
タイトルは「FREE」ですけど、もちろん中身はフリー・ジャズじゃござんせん。タイトルやジャケに惑わされず一聴の価値はあるアルバムだと私は思います。
FREE / BENNY GOLSON
1962年12月26日録音
BENNY GOLSON (ts) TOMMY FLANAGAN (p)
RON CARTER (b) ART TAYLOR (ds)
1.SOCK CHA CHA
2.MAD ABOUT THE BOY
3.JUST BY MYSELF
4.SHADES OF STEIN
5.MY ROMANCE
6.JUST IN TIME
おいくつになりましたかね~U+1F60F
お待ちしていますよ~U+1F604
年齢ですか?
そうねえ、ママが永遠の二十代なら(ぷっ)
三十代半ばという事で
そのうち飲みに行きます。