JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

酒そなえけり魂まつり

2017年08月14日 | d-f

8月14日、まさにお盆真っ只中ですが(7月がお盆だという地域の方には怒られますかね)、ちぃ~~っとも夏らしからぬ天気が続いています。
いわゆる山背(これも基本的には7月下旬くらいまでなんですがね)の影響ですか?過ごしやすいっちゃ過ごしやすいんですけど、何だかジメッとして、気分的にはよろしくありません。さらに農作物、海産物への影響も気に掛かるところであります。

そんなお盆も、私の場合「お盆もへったくれもねぇよ」といつも通り仕事の毎日です。
それでも迎え盆の昨日は日曜日ですから私もお休み、
「ゆっくり羽でも伸ばそうか」
そんな上手くいくわきゃござんせん。

 

まずは墓参り、春の彼岸からほったらかしにした報いですねぇ、草むしりやら掃除やら大変でした。
なんとか親友の墓ともどもお参りを済ませ、午後からは新盆のお宅に・・・・
ハッと気付けばもう夕方四時を回っとりました。
「なんだよ、もう晩飯の支度ジャン!」

我が姉弟どもはお盆の混雑を避け24日辺りに来るんだそうで、私が楽しみにしているお餅もその時につくことにしましたので、べつに「お盆だから」という料理は作らずに済んだんですがね。
「とうちやん、まっ元旦と今日くらいは一杯付き合えや」
と、仏壇に酒を供え、線香の香りをアテに一杯いただきました。
父は酒より餅が欲しかったでしょうけどね。

 遺言の酒そなえけり魂まつり

炭太祇の句じゃござんせんけど、私にはお盆も正月も饅頭やら焼き菓子やら供えず、
「そうねぇ、歳を取って量は確実に減ってきているから、ビール一杯とコップ酒一杯、それに美味いウイスキーを一杯でいいや、供えてくんな」

ともかく、父と一杯の酒を交わし、その後やっと休日らしい時間を味わったと、そんなわけですわ。

てなことで、お盆らしからぬ『料理当番、本日の一品』です。

まずは、イカとキュウリとトマトを、タマネギ、茗荷、ニンニク、カシューナッツ入りの手作りドレッシングでマリネしてみました。

 

そんでもってちょっと贅沢な(お盆だから。笑)牛の肉を炙り、牛嫌いの母にはひじき煮を。

お弁当はこんなんでした。

さて、今日の一枚は、以前紹介済みですね、ケニー・ドーハムです。
私がジャズ喫茶でバイトをしていた頃、この盤も人気の一枚でした。
哀愁ジャズてなジャンルは存在しませんけど、ドーハムとマクリーンが吹くと、なんとなくそんなジャンルがあったかのように感じたりするのは私だけでしょうか?
例えば「SMILE」のような明るい曲でも哀愁を感じさせる、二人はそうじゃなきゃいけません。(笑)
そんな中、ティモンズもイイ感じでおます。

ただねぇ、このジャケどう思います?
「なんかイイじゃん」という人と「内容にともなわない」という人と、私の周りでは極端なんですが・・・・・私は後者です。

なんか疲れて部屋でホットする、一杯のウイスキーと哀愁ジャズは心に染みるのでありました。

MATADOR / KENNY DORHAM
1962年4月録音
KENNY DORHAM(tp) JACKIE McLEAN(as) BOBBY TIMMONS(p) TEDDY SMITH(b) J.C.MOSES(ds)

1.EL MATADOR
2.MELANIE PART1〜3
3.SMILE
4.BEAUTIFUL LOVE
5.PRELUDE
6.THERE GOES MY HEART



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