JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

重陽ならぬちょっと老の節句

2007年10月19日 | g-i

本当に朝晩、涼しいを通り越して寒くなってきました。昨晩は昼間布団を干してくれたようで、あのなんとも言えない太陽の香りというんでしょうか、干した布団の良い匂いを感じながら温々・・・・なんだかいい感じです。

「いやぁ、肩こったなぁ・・」
今週初めあたりからやたら肩がこります。おそらくは眼精疲労から来ているのでしょう、中年眼精疲労の強い味方『サンテ40V』を盛んに差してみましたが、あまり効果は無いようです。
「眼鏡が合わなくなってきたんじゃないの」
「バカ言っちゃイカン!老眼はそんなに進んじゃいないし、近眼も進んじゃいないんだから・・・」
嘘です。完全に嘘です。老眼は確実に進み、新聞ですら眼鏡を完全に外して読むようになってしまいましたから・・・・また眼鏡を作り替えなくちゃいけませんかねぇ。
前歯が無くなり、老眼が進み・・・・・・・
エ~~~ン、いよいよ老人ジャ~~~ン、やだようぉ、まだ早いよぉ、もっと遊んでからにしてほしいよぉ、悪いこと(?)もしたいよぉぉぉぉ~~~!!!!!!

いやいや、弱気は禁物です。目だって、歯だって、脳だって、もちろん体力だって、まだまだ老け込んじゃいませんよ。これから一花も二花も、百花も咲かせるんだから
そのためには・・・・・
まずは眼精疲労をなんとかせにゃいけませんね。
??????そうだ、ポリフェノール、ポリフェノール、赤ワインでもガボガボ飲もうか??????ブルーベリーかブルーベリー、いややっぱアルコールが入っているほうがいいなぁ??????おう!今日は『菊の節句(重陽の節句)』、目には菊花酒だよ菊花酒、ようし
「お~~い、これから毎晩飲むから菊花酒もってきて!」
「そんなもん有るわけないでしょ!」

ははははは、バカ話は別として、今晩は本もテレビも見ないで、更新後はパソコンも中止、明日、なるべく遠くを見ながら散歩することで、少し目を休ませてあげましょう。
私にとって今日は『重陽(ちょうよう)の節句』ではなくて、『ちょっと老の節句』かもしれませんね。

それにしても、この肩こりなんとかなりませんかねぇ、そこの優しいあなた、ちょっと揉んじゃぁくれやせんかねぇ?

さて、今日の一枚は、アート・ペッパーと並ぶ白人アルト奏者、ハーブ・ゲラーです。
エマーシーには、彼のリーダー作がたしか3作残されていると思います。「THE GELLERS」「HERB GELLER SEXTET」そして今日のアルバム、この3枚だったと思いますが、間違っていたらごめんなさい。(笑)
そんな中、私が最も聴くのが今日のワン・ホーン・アルバムだと思います。

アート・ペッパーと並ぶなどと言ってしまいましたけど、二人を比べるとゲラーは、まさに白人アルトそのものといった感じがします。ペッパーより陰がないというか、音色が白いというか、
かくいう私もどういうのが黒人ぽくて、どういうのが白人ぽいかなんて分かっちゃいないのかもしれません。ただ、ゲラーのアルトに関しては、間違いなく白人を感じるのです。

いわゆるウエスト・コースト・ジャズを趣味としない方にはお勧めしません。でも好きな方でしたら一聴下さい、いけると思いますよ。

このアルバムの魅力を引き上げているのは、間違いなく奥様ロレインのピアノです。30歳という若さで亡くなってしまった彼女、生きていれば必ずや名を成した女性ピアニストになっていたと思います。ちなみに、オーネット・コールマンの「TOMORROW IS THE QUESTION」に収められた「LORRAINE」は、彼女の死をいたんで演奏されたものです。

HERB GELLER PLAYS
1954年8月6, 9日 1955年8月14日録音
HERB GELLER(as) LORRAINE GELLER(p) CURTIS COUNCE(b) LEROY VINNEGAR(b) LAWRENCE MARABLE(ds) ELDRIDGE FREEMAN(ds)

1.LOVE IS LIKE A TURTLE
2.SWEET VINEGAR
3.SLEIGH RIDE
4.SILVER RAIN
5.ALONE TOGETHER
6.HAPPY GO LUCKY
7.DAYS I NEVER KNEW
8.DOMESTIC HARMONY
9.BREAKING THROUGH THE SOUND BARRIER
10.KAHAGON
11.YOU STEPPED OUT OF A DREAM
12.A ROOM WITH A VIEW

追伸、
本日『菊の節句(重陽の節句)』と書きましたが、旧暦でいくとでありまして、新暦では9月9日が『重陽の節句』です。
五節句、つまり『人日の節句(七草がゆを食べる1月7日です。)』『上巳の節句(お雛様)』『端午の節句(こどもの日)』『七夕の節句』『重陽の節句』のうち、前の3つはほとんど新暦で、後の二つは新旧いろいろ、かなりいい加減になってますが、その中でも『重陽の節句』はあまり聞かなくなってしまいましたよね。どうしてなんでしょ?
菊花酒を飲みながら月をめでる日なんですよ。(だけど外は雨、残念...笑)



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