JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

これはこれでいい日曜日?

2009年06月07日 | d-f

久々の青空というのはやはり気持ちが良いもので、窓を全開にして趣味部屋の掃除をすると、珈琲を飲みながら聴くステレオの音が少し良くなったような気がしたりして(笑)、そんな気分の良さに午前中は音楽を聴きながらの読書タイムとなりました。

読んでいたのはドナルド・クラーク著『月に願いを ビリー・ホリデイの生涯とその時代』、もちろん読み直しなのですが、本も終盤18節「この世でいちばん孤独な女」にさしかかりました。レスター・ヤングの葬儀の後、「三人ともこうなるんだ」「わたしが三人めになるんだ。」てなくだりです。
気持ちの良い陽射し、心地よい風、美味しい珈琲、バックに流れているのはケニー・ドリューのリヴァーサイド盤「THE KENNY DREW TRIO」・・・・・
「う~~~ん、いかん。こんなんじゃせっかくの日曜日が、せっかくのお天気が、楽しみもしないうちに、しかも何だか気持ちが陰になったまま終わってしまうジャン」(笑)

「出掛けてくるよ。お昼はいらないから・・・・えっ?車じゃないよ。自転車」
てなことで、自転車に乗って出掛けてまいりました。

とある地方では記録的な暑さだったなんてニュースを聞く中、このあたりは天気はよいものの風は涼しく、というより冷たくすら感じて、自転車運動から発散する熱もほどよく冷却してくれます。
目的地は、しばらく食べに行っていない港近くのラーメン屋さん、おそらくは今マイブームで最長距離となるサイクリングです。
途中なんどか水分補給をしながら・・・・・やりましたよ。
昼食時間には間に合いませんでしたが、あいも変わらぬ味の醤油ラーメンを大汗かきながら食べ、港を望みながらの一服とちょっとした脱力感は最高でした。
「やったぁ!夏までの5K減の目標、達成できるかも・・・」
あはは、じつは今の体重を量っていないので、数値無き目標なんですがね。(意味ねぇ)

しかし、到着した達成感は良いとして、
「・・・・まてよ、ひょっとして同じ距離を帰らなくちゃいけない?」
(「あたりまえだろ!」)
いやいや、帰り道の長いこと長いこと(笑)、途中休み休み、おそらくは行きの倍以上の時間がかかったのではないでしょうか。

それでも、なんとか近くの公園までたどり着くと、携帯電話が
「○○がいなかったから買い物行けないんだけど」
「はぁ?」
「そうだ、夕飯の買い物だけしてきて。」
そりゃぁ、デイバックしょってますし、一食分の食材ぐらいは担げるでしょうけど
「疲れてんだけど」
「そんなの、好きで疲れてんでしょ」
「・・・・・・」

けっきょく、スーパーにまわって買い物をして、家に帰ってシャワーを浴びれば、時はすでに夕食の準備をする時間になっていました。
これはこれで、いい日曜日ですよね?

ということで『料理当番、本日の一品』です。

まずは、カブの桜煮です。町内の清掃のご褒美にいただいたスパードライに良く合いました。(今日は市内一斉清掃日で、朝の6時から草刈りに行ってたんですよ。参加しないと罰金取られるし・・・笑)

こちらは、揚げ豆腐、肉味噌と明太を添えてみました。これに、シジミの味噌汁、キュウリ、大根、茄子の塩もみに大葉のみじんを入れた簡単お新香、以上で終わり。
なかなかヘルシーでしょ、やっぱり5K減は夢じゃないかなぁ?(笑)

さて、今日の一枚は、ギル・エバンスです。
じつはこのアルバムもめったに聴かない一枚でして、電話連絡が入った時にいた公園にあるモニュメント(上の写真)を見ていたら、なんとなくこのジャケットを思い出しちゃいまして、選んじゃいました。(笑)

編成的にも、サウンド的にも、ギル・エバンスのビック・バンドは他には全くない個性を感じることは出来ますし、なるほど『音の魔術師』も納得出来ますが、私個人的には好んで聴くスタイルでは無いんですねぇ。いかに大好きなエリック・ドルフィーの名が見えてもね。何でなんてでしょ?(笑)

ともかく今日の一枚は、そんなギル・エバンスの個性がよく感じられるアルバムであるとは思います。

THE INDIVIDUALISM OF GIL EVANS
1963~1964年録音
GIL EVANS(p,arr,cond)
JOHNNY COLES, THAD JONES, ERNIE ROYAL, BERNIE GLOW, LOUIS MUCCI(tp)
GIL COHEN, JIMMY CLEVELAND, TONY STUDD, FRANK REHAK(tb)
KENNY BURRELL, BARRY GALBRAITH(g)
STEVE LACY(ss) PHIL WOODS(as) WAYNE SHORTER(ts) ERIC DOLPHY(fl,bcl) JEROME RICHARDSON(reeds)
GARY PEACOCK, PAUL CHAMBERS(b) ELVIN JONES, OSIE JOHNSON(ds)

1.THE BARBARA SONG
2.LAS VEGAS TANGO
3.a.FLUTE SONG
  b.HOTEL ME
4.EL TOREADOR



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