JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

男の性が邪魔をする

2006年03月02日 | g-i

天気予報によれば、本日はおおむね晴れとのことでしたが、朝から夕刻まで曇り空、5時を過ぎて申し訳程度に太陽が顔を出しました。

いつもの喫茶店に昼食を食べに行くと、
「バブさん、きてるよ」とマスター
いらっしゃいました、確かに窓際のテーブルで楚々とした美女が本を読んでいらっしゃいます。年の頃なら30歳をちょっとまわったくらいでしょうか、
(『窓際のきみ』あなたではありませんか)

「なんと、この店には不似合いな美人じゃないの」
「不似合いとは失敬な!素敵な店にピッタリだと言ってほしいな」

「マスター、トミー・フラナガンかけた?」
(彼女のために私はあの「THE TOMMY FLANAGAN TRIO」を持ってきたのだから)
「あっ!まだかけてねえや....よし、かけよかけよ」
店内には、心地よいピアノの音色が.....

「バカじゃないの、止めてよね、二人でじろじろ見るの、お客さんに失礼でしょ、いい年こいて鼻の下のばして、恥ずかしい」
とママに一括されてしまいました。

「マスター、何か話すきっかけつくってよ」
「だめだめ、バブさん下心見え見えだもん」
「う~~ん、下心まったく無しとは言いきれない自分が悲しい、ガク」

それにしても、なかなか素敵な女(ひと)でありました。どちらかの奥様でしょうかね?
下心は捨てて、いつかお知り合いになれることを楽しみにしていましょう。

さて、今日の1枚は、デクスター・ゴードンです。
麻薬でジャズ・シーンを遠のいていたゴードン、それでもゴードン節は健在でありました。このアルバムをお聴きになったことのない方は、できればB面「NUMBER FOUR」から聴かれることをお勧めします。その後でA面を聴くと何とも味わいのあるゴードンを楽しめるのではないかと私は思います。

DADDY PLAYS THE HORN / DEXTER GORDON
1955年9月18日録音
DEXTER GORDON(ts) KENNY DREW(p) LEROY VINNEGAR(b) LAWRENCE MARABLE(ds)
1.DADDY PLAYS THE HORN
2.CONFIRMATION
3.DARN THAT DREAM
4.NUMBER FOUR
5.AUTUMN IN NEW YORK
6.YOU CAN DEPEND ON ME

追伸、
そういえば、昨日名前のでたチャーリー・クリスチャンの命日が、今日でありました。若くして亡くなった彼、パーカー、ガレスピーと並ぶ「ビ・バップ」の立役者には違いありませんが、もうちょっと長生きをして、演奏を続けてほしかった、どうして、ジャズ・メンは早死にする人が多いのでしょうね。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ニューヨークの秋 (67camper)
2006-03-03 00:35:34
バブさん、このニューヨークの秋が好きなんですよ。ゴードンはこのベツレヘムとBNの諸作とDOOTONEですかね。

STEEPLE CHASEはどうもね。



このアルバムのイラストの彼、いい雰囲気で好きなカバーです。
返信する
67camperさん (バブ)
2006-03-03 20:11:21
このジャケット良いですよね、私も好きです。



私が聴くのも、BNものとこのアルバムが主ですね。

彼の音には、余裕のあるユーモアみたいなものを感じてしまうのですが、どうでしょうか?
返信する

コメントを投稿