JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

あの子に第四種接近遭遇

2007年12月22日 | a-c

今日はあいにくの曇り空、気温はそれほど低くはありませんでしたが、やはりこの季節、窓越しの太陽光が最大の暖房源である我が趣味部屋にとっては足下が冷える一日でありました。

なんだか知りませんが、世間はにわかに『UFO談義』でもちきりなようで、閣議でさえも話題に上がっているとか。多方面で政治決断を迫られる福田内閣にとっては、一服の清涼剤のごとくなっているようです。

以前お話ししたとおり我が青春時代といえば、テレビ映画『謎の円盤UFO』等々の影響もあり『UFO談義』華やかりし頃、著名な知識人さえも『UFO研究会』的ものをそこそこに立ち上げ一大ブームを巻き起こしておりました。
かく言う私も学生時代には『UFO超心理学研究会』なる怪しげなサークルに属し、熱心な研究を続けておりましたっけ。

って、すいません。このブログを同サークル同期の面々が(チャリンコ井上尚登といった面々ですが)覗いている可能性もあるので、嘘を言っちゃいけません。私はUFOの研究などほとんど全くしていなかったのでありました。(笑)

それでも、先輩方やもちろん同期でも熱心な人もいて「近くで目撃されたUFOがじつは車のヘッドライトではないか」とか、UFOの推進動力の一つではないかと『イオンクラフト』の研究をしたりとか、いたって真面目で、当時の「11PM」に出演して『イオンクラフト』を飛ばしたり、とある会場でサークル講演会など開いてもそこそこの人が集まるなんてこともありました。
余談ですが、私も『超心理学概論』なるものをわかったような顔をして講演したこともありましたっけ・・・・あははははは、その時真面目に聞いてくださった皆様、ほんとうに申し訳ありませんでした。

また、当時映画もそういった好奇心をくすぐるものが多かったりしたんですよねぇ、「2001年宇宙の旅」でしょ、「スターウォーズ」でしょ、そうそう、画期的だったのはスピルバーグの「未知との遭遇」だったでしょうか、技術顧問にドクター・J・アラン・ハイネックが加わっていたというのも、知る人にとっては興味を多いにあおったのだと思います。

ドクター・J・アラン・ハイネックとは、当時ノースウエスタン大の天文学部長で、最初UFO否定派であったのが、研究を進めるうちに肯定派に転じ、「UFO研究センター」か何かを立ち上げた人だったと思います。「未知との遭遇」でも使われていた「第一種接近遭遇」「第二種接近遭遇」といった形態もたしか彼が提唱したもので、UFO研究者としてはかなり有名な方だったのかな?(ごめんなさい、あまりに研究熱心(笑)だった私は、うる覚えの知識しか無く・・・・・いや、そんな私でも知っているくらい有名なUFO研究者だったのでしょう。)

わが家にこんな本も残っていましたが、今更読み返すまでの興味は湧きません。ただただ飲み明かしのサークル活動を続けていただけの私ですからしかたありませんね。(笑)

ともかく、にわかに持ち上がった『UFO談義』、私としては遠い宇宙の何処かに知的生命体は存在するであろうと思いますし、彼らが地球までやって来ているかどうかは別としても、何らかの形で宇宙探検を行っているかもしれない、そんな思いを巡らしてくれる謎の飛行物体は、いつまでも謎のままいてくれればと思うのでありました。

おっと、「てめぇら、『UFO談義』より他にやらなくちゃいけないことが山ほどあんだろ!」とは、大人の意見でしょうか。

「あのう私の場合、UFOとは「第一種接近遭遇」ぐらいで止めていただいてけっこうなんですけどね、ぜひとも何処かのカワイコチャンとは「第四種接近遭遇」なんてぇのが・・・・・・」
「こら!!!」

さて、今日の一枚は、白人テナー界を代表するテナー双頭バンド、コーン=シムス・クインテットの第一作目アルバムです。

このアルバムも、昔は聴くことの少ない一枚でした。
あまりにすんなりとノレるアルバムというのは敬遠しがちだったのだと思います。素直じゃなかったんですね。(笑)つまりは、ジャズ喫茶で難しい顔をしながら首を揺らしているアルバムを良しとして、この手のアルバムは「ミーハーだ!」「ジャズは黒くなくちゃ」とかなんとか。
でも、この歳になってみれば、気軽に聴けるこんなアルバムがとても重宝したりします。これが丸くなったというのか、今更ツッパッたところでというあきらめなのかは分かりませんけどね。

ともかくコーン=シムスあたりは、理屈をこねちゃダメなんです。素直に楽しく聴きましょう。コーンのしっかりしたアレンジは、テナー・バトルではなく心地よいアンサンブルを追求するもの、それがウエストコーストというものなのかな?

FROM A TO Z / AL COHN & ZOOT SIMS
1956年1月24日録音
AL COHN, ZOOT SIMS(ts) DICK SHERMAN(tp) DAVE McKENNA, HANK JONES(p) MILT HINTON(b) OSIE JOHNSON(ds)

1.MEDIOLISTIC
2.CRIMEA RIVER
3.A NEW MOAN
4.A MOMENT'S NOTICE
5.MY BLUES
6.SANDY'S SWING
7.SOMEBODY LOVE ME
8.MORE BREAD
9.SHERM'S TENNA
10.FROM A TO Z
11.EAST OF THE SUN
12.TENOR FOR TWO PLEASE, JACK



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