JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

たらふく飯を喰らう?

2008年11月27日 | m-o

今日は朝から時雨れ模様、寒い一日になりました。

昨晩は
「S君、俺8時くらいまでには仕事終わるんだけど、飯喰いに行かねぇ?」
「そうだなぁ、飯だけだったら付き合ってもいいよ」
てなわけで、珍しくも中華屋さんでS君と待ち合わせ、先に付いていたS君が「飯だけ」との舌先も乾かぬうちに
「紹興酒飲む?」
以前、「『飯を喰いに行く』と言って、飯だけで終わったためしがない、みんなバブが悪いんだ。」
みたいな言い方をしていたS君。録音を撮っておいて後で聞かせてやりたいものです。

ともかく、飯を喰いに行った二人は、いつものようにアルコールの海へ飛び込んでいったのでありました。(笑)

まずは中華屋さんで生ビール(中ジョッキ)一杯、紹興酒3合、
ここで、いつものバーでラガヴーリンを飲むか、それともカラオケスナックで下手な歌をかますか、党首会談を開いた結果。
「ラガヴーを一杯飲んでカラオケに行くってぇのが妥当だろう」
との同意を得
「ママ、S君とラガヴー一杯だけ飲みに行くから」
とTEL。
ところがちょっとした事故がありまして、ママがしばしの時間店を離れなければいけなくなってしまいました。
「ならば、カラオケ行ってからラガヴーということで」
あはは、そんな予定などあって無いのが酔っぱらい
素敵なおじ様とおば様が切り盛りしているカラオケスナックで、なんとその場でボトルキープした竹鶴を一本飲み干し、さらに以前ボトルキープしておいた焼酎にまで手を出せば、ラガヴーリンなど入る隙間はありません。
「ママ~~~、お客さんいなければこっち来ちゃいなよ」
無茶苦茶な誘いでバーのママまで呼んじゃって(もちろん店の営業が終わってからね)『飲めや歌えやの大騒ぎ』ですよ。
つまりこれが我々の『飯を喰う』という行為なのであります。(笑)

てなわけで、昨晩はたらふく『飯』を喰らいましたので、蓄積ぎみだった疲れも吹っ飛びました。
これって、
「めでたし、めでたし」
ですよね?????

さて、今日の一枚は、スペインが生んだ盲目の天才ピアニスト、テテ・モンテリューです。
若干硬めの音と独特のリズム感に好き嫌いがハッキリ分かれるピアニストではありますが、そのテクニックはとても盲目とは思えない、ひょっとしてあのサングラスは偽装の小道具ではないかというくらい素晴らしいものがあります。
コペンハーゲンで彼に出会ったデクスター・ゴードンやローランド・カークは、ちょっとした衝撃を受けたらしいですよ。(デクスターとの共演盤「BOUNCIN' WITH DEX」なんか聴くと、「たしかに」と思わされますよね。)

切れ味のいいナイフのようなピアノは、一度ハマルと抜け出せない感の魅力があります。

今日のアルバムは、脇を固めるニール・ペデルセンはご存じ私好みのベーシストですし、アルバート・ヒースが若干はしゃぎすぎとも思えなくはありませんが、そんなテテを充分に楽しめる一枚だと思います。

余談ですけど、私が高校生の頃ソロで来日したんですよねぇ、聴きに行きたかったのに時間も金もなかった私でした。「う~~ん、残念」

CATALONIAN FIRE / TETE MONTOLIU
1974年録音
TETE MONTOLIU(p) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b) ALBERT HEATH(ds)

1.SWEET GEORGIA FAME
2.A NIGHTINGALE SANG
3.BLUES FOR PERLA
4.FALLING IN LOVE WITH LOVE
5.OLD FOLKS
6.AU PRIVAVE
7.BODY AND SOUL



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2 コメント

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恐ろしい (monaka)
2008-11-27 22:37:22
バブさん、こんにちはmonakaです。
私、飯をくうということ忘れました。
ついでに記憶に残っていないのがテテ、
>>切れ味のいいナイフのようなピアノ
というのがないのです。(音がよく、流れよく綺麗のイメージ)
とても人気のあるプレーヤーですし、有名盤も聞いたことがあるのですが、ピッタリきませんでした。
一度中古屋さんで探してみますので、切れたやつ教えてください。
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monakaさん (バブ)
2008-11-29 10:58:01
いやいや、私の表現が悪いんですね。
なんていうかなぁ、おっしゃるとおり綺麗なピアノが魅力だと私も思いますし、その綺麗さが私にはじつにクールに響いてくるというか・・・
おそらくはそのクールさが鋭さと感じてしまうのだと思います。

そんなことで(笑)
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