JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

枝を切られたオヤジに復活はあるか?

2017年11月20日 | m-o

      寝た下を凩づうんづうんかな 一茶

なんとなくつい最近まで大汗かきながら重い身体を動かしていたような気がしますが、ここんところまさに布団から抜け出せない寒さが続いております。
気が付けば重い身体が厚着でさらに動きにくくなったように感じるのを
「増えた体重のせいではない、歳のせいだ」
まっどっちでも救いはありませんがね。(笑)

今朝、母に無残に枝を切られた不憫な椿の、それでもけなげに咲く数輪の花にメジロが蜜を吸いにやって来ておりました。
春のメジロにはなんとなく希望を感じたのが、今朝のメジロには寂しさを感じる、これは枝を取られた椿への母の無情を思うから?
って、んなこたねぇね、まさに季節のなすことでしょう。

そんなはかなさを感じる季節に、
震災から直ぐに除染のために枝を削がれ丸裸にされた公園の銀杏の木が、年月を重ねるごとに少しずつ復活をしてきております。
「絶滅危惧種のくせに!」
素直にそのたくましさに感動すりゃいいもんを、力強い生命力に嫉妬したりしてね。
これは、季節のせいでもなんでもありません、年寄りのヒガミってヤツでさぁ
そのうち、枝に残る数枚の枯葉を、
「一枚落ちた、後二枚・・・・最後の一枚が落ちる時・・・・」
そうなる自分が怖いんでしょうかねぇ、ヤダヤダ。(笑)

「バブさん、今週末、私お休みしますから」
「はぁ?」
結婚も近いであろうSAちゃんです。
「友達とマレーシアに行くんですよぉ」
「あれ?台湾に行ったのついこのあいだじゃなかったっけ?」
「やだぁ、もう一年以上前ですよ、これからは(海外へも)行く機会も減るだろうからって、行っちゃうかって、友達と」
「ああそう」
「バブさんにもお土産買ってきますねぇ、ナマコ石鹸がいい?有名らしいんですよぉ・・・・あっバブさんには必要ないか」
「それってどういう意味?」
「ともかく、なんか買ってきますから楽しみにしていて下さいね。」

(まったくもって、こいつらには晩秋のいや初冬の侘しさや虚しさや寂しさを慮る心てぇもんは無いんかいねぇ・・・・・
「って、アンタだって若い頃はんなもん考えんかったろが!」

「まぁまぁ、お土産なんざぁどうでもイイから、十分楽しんでおいで・・・・いいねぇ若いって・・・・そうそう、しいて言えば、お土産は生ものね、乾き物の女はイカン、生、生、生のおん・・・」
「ハイハイ」

心から他人の若さをうらやむオヤジでありましたとさ、
「寂し~~い!枝を切られて復活も出来ない自分が、虚し~~い!」

と、そんなオヤジの『料理当番、本日の一品』です。

三品980円セールで、鯖が売っとりましたんで味噌煮にしました。付け合わせは白和えでは無く豆腐和え。私はこれとは別に同じく三品980円の一品、マグロ刺しの切れ端をヅケにした月見山かけで一杯。

 

お弁当もいちおう作りましたよ。

さて、今日の一枚は、モンクとロリンズ、もちろん過去に紹介済みそれもこれが三回目じゃないでしょうかねぇ。
昨日の午後、突然聴きたくなって少し大きめの音量でかけました、B面を。

高校生の頃、このアルバムのB面がすこぶる好きだったというお話しは、以前このアルバムを紹介した時に触れたと思います。
バイト先で良く聴いてましたねぇ
レコードはもちろんですが、早い時期にCDも入手した一枚だったと思います。

時期も環境も違うんで比べるべきものでは無いんですけど、大きな期待を胸に聴いた「THELONIOUS MONK WITH JOHN COLTRANE」を、友人に「ファイブスポットでの伝説のライブ・・・・」と熱く語りながら、心の中で「ロリンズの方がイイんちゃう」と思っていた私。
当事、それほどこのアルバムが好きだったんだと思います。
実際、「THELONIOUS MONK WITH JOHN COLTRANE AT CARNEGIE HALL」が出るまでその思いに変わりはなかったのかもしれませんね。

そこまで言うならA面を聴けって話ですけど、まぁまぁそこは(笑)

THELONIOUS MONK AND SONNY ROLLINS
1953年11月13日[5] 1954年9月22日[3,4] 10月25日[1,2]録音
THELONIOUS MONK(p) SONNY ROLLINS(ts) PERCY HEATH, TOMMY POTTER(b) WILLIE JONES, ART BLAKEY, ARTHUR TAYLOR(ds) JULIUS WATKINS(frh)

1.THE WAY YOU LOOK TONIGHT
2.I WANT TO BE HAPPY
3.WORK
4.NUTTY
5.FRIDAY THE 13TH



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