JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

一人っきりの純情野郎 セカンド

2012年09月19日 | m-o

無茶苦茶な異常気象は、まるで中国の反日デモのごとくいたるところに被害をもたらしておるようですが、なんでしょうかぇ、それは人智を越えた出来事なのか?はたまた人智をもって征するべき事なのか?私ごとき凡人にはまったく分かりません。ただ一つ言えるのは、エネルギーの浪費が異常気象を生んだごとく、人間の傲慢と野望が人智の及ばぬ問題に発展することがあるという事だけは、異常気象のみならず過去の歴史からも明らかなわけで、それを学んでこその人智であるとは思います。(アンタ、何を言いたいの?)

そんなことを思いつつも相変わらず『独り』を楽しむことに没頭している私でありまして、昨晩はMさんのお店手伝いはお休み、普通なら「鬼の居ぬ間の何とか」で外に飲みに出かけてしかるべきところなんですが、今回のチョンガー・バブの場合は「鬼の居ぬ間」にもっともしでかすべきは「自宅での私なりの贅沢」なんでありますねぇ
てなことで、昨晩も自炊で夜を楽しみました。

ふだんは我が食卓に絶対にのらないラムチョップ(我が家で肉といえば豚と鶏、牛肉はもちろんのことラムなんてア~タ、「何であんな臭い肉喰わにゃイカン」の話ですから)なんぞを料理し、自室に持ち込んでの「独り宴会」これほどの贅沢があるでしょうか????

すいません。嘘をつきました。
沈むようなソファーにドンと座って、若いオネェちゃんはべらして、「何が食べたい」と言えば「何」が口元に、「何が飲みたい」といえば「何」のグラスがス~~ッとね。そんでもって「何が何したい」と言えば・・・・・
んっんんんんん、本音を言えばそんな贅沢をしてみたい。まさに『酒池肉林』・・・・・「男のロマンじゃ」
「アホ!」
(ちなみにそもそも『酒池肉林』という四字熟語には性的意味は全く含まれおりません。)

それがどうですか、え、つまみは汗かきながら自分で作り、酒は第三のビールに紙パック入りのワインって・・・・・しかも最後にゃ皿洗いですよ、
「何が贅沢じゃい!」(シクシク)

でもね、
酒の味を覚えたあの頃、酒の種類を選びましたか?銘柄にこだわりましたか?舌が贅沢になったぁ?冗談言っちゃいけませんよ。
「飲めりゃイイ、つまみ何ざぁ梅干し一個でじゅうぶん」
そう言って、二級酒をガバガハ飲んでたじゃないですか(え?私だけ?)

わざと取りにくくしようてんで、グシャグシャにした豆腐を水道水を湧かしただけの鍋に突っ込んで、箸で小さな豆腐の欠片を取りながら飲んだ名も無き酒・・・・
もう誰もいなくなった夜中の桜の下で、置き去りにされた封も切ってないさきイカを「かわいそうに、ボクチンが食べてあげるね」とつまみにしてラッパ飲みしたサントリーレッド・・・・
「うわぁ白濁、白濁」と言いながら、水を注いで飲んだエチルアルコール・・・・
駅のホームでチーカマつまみに飲んだ紙コップ酒・・・・
「これしかないんだけど」と下戸の女の子の家で出された料理酒・・・・
そして7月17日、涙を流しながらセロリ一本で飲み干したサントリーホワイト・・・・
「みんなみんな美味しかったなぁ・・・・・」

それがどうだいね、ラムチョップつまみにビールとワインなんざぁ、いかに第三だろうが紙パックだろうが贅沢すぎるほどの贅沢じゃござんせんか。
「そうだよ、ボクァ幸せ者なんだよぉ・・・・・

あれ?だけど今朝目覚めてむしょうに寂しさを感じたのは何故でしょう?(笑)

さて、今日の一枚は、ジャッキー・マクリーンです。
マクリーン、ブルーノート最後のアルバム?いやいやマッコイ・タイナーとずっと後に・・・・(なんてぇ事はどうでもいい、私的にはブルーノート最終盤はこれだと思っていますけど。)
まぁ、それにしてもこのジャケどうです?こういうのがイイとジャケ買いする人いるのかなぁ?少なくとも私はダメですね。(笑)
(この時期のブルーノートのジャケって、あまり好きなものが無いんですよねぇ・・・・そうだなぁどうせならジミー・マクグリフの「BLACK PEARL」ぐらいまで行っちゃえばそれはそれで好きだったりしますが)

そんでもって、このジャケから連想する内容というと・・・・
私の場合、中身を聴いての後付ジャケでしたから幸いでしたが、それでも
「え?ええええ~?」
てな感じでしたかねぇ、ともかく未だに内容とジャケがそぐわない一枚だと私は思っています。
「だから、その内容を早く言え!」
はいはい、

そうですねぇ言うなれば戻ってきたマクリーン?(じつはこの後5年もの間録音休止となるんですから去りゆくマクリーンが正解なんでしょうけど)
「この時期、誰しもが迷走状態であった」そんな時でありましたから、マクリーンもまたアバンギャルド?的な方向に走ってみたり、はたまた・・・・自分の道をつかみかねていたのでしょうかね。
それがね、このアルバムじゃ「まさにハード・バップ!」みたいな、
「マクリーンはねぇ、こういう方がエエて、マクリーンはマクリーン節を活かしてこそのマクリーン」
って、またわけの分からないことを言ってますけど、ともかくそんなアルバムに仕上がっています。
もちろん最大の聴き所は「SWEET LOVE OF MINE」でありますが、私は「TOYLAND」のマクリーンも好きだったりします。

DEMON'S DANC / JACKIE McLEAN
1976年12月22日録音
JACKIE McLEAN(as) WOODY SHAW(tp,flh) LAMONT JOHNSON(p) SCOTTY HOLT(b) JACK DeJOHNETTE(ds)

1.DEMON'S DANC
2.TOYLAND
3.BOO ANN'S GRIND
4.SWEET LOVE OF MINE
5.FLOOGEH
6.ESSAGE FROM TRANE

追伸、
村石太スタンバイ&ベンEキングマンさんより、「サッチモで ビビデバビデブー というアニメの曲を 歌ったと記憶しています。タイトル なんと言う名前だったかなぁ?」とのコメントをいただき、「ビビデバビデブー」のタイトルはそのまんま「BIBBIDI-BOBBIDI-BOO」ディズニーアニメ『シンデレラ』の挿入歌だとお答えしましたが、サッチモの同曲はたしかSJのゴールドディスクにもなったアルバム「DISNEY SONGS THE SATCHMO WAY」に収録されたものだと思います。

残念ながら私はカセットテープでのみ所有だったため、そこからCDに落としたものしか持っていません。(まっレコードを買うまでの興味がなかったと言ってしまえば身も蓋もありませんけどね。)
同アルバム収録の「WHEN YOU WISH UPON A STAR (星に願いを)」なんかも味があってよろしいですよね。

ところで、カボチャの馬車やガラスの靴はいらないけど、私のところにも魔法使いが現れて「ビビデバビデブー」ってんで『酒池肉林』・・・・・
邪心ある者に神どころか魔法使いも微笑みませんぞ



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