こんな時間に更新するのは久々ですねぇ
だいたいこの時間に書いた文章てぇのは、ほらほら、前の日の夜中に書いたラブレター(古っるう!)あれねあれ、最高の出来だと思ったのに翌朝見ると破り捨てるって、あれですわ。(笑)
まっログは破り捨てられないということで・・・・
3.11も何気に過ぎ、大きな変化も無い日々を過ごす自分に幾分の後ろめたさも感じておりますが、そんな私でもあの日の前後では考え方や感じ方が少しだけ変わったとは思っています。
喉元と過ぎればなんとやら、燃料無し、水道無し、物資無し、といったあの生活も4年過ぎれば、「普通」のありがたさをついつい忘れてしまい、風呂に入っても何の感動もなくなってしまうのですから、なんともまぁ恥ずかしい限りではあります。
とはいえ、人間「忘れるのも必要」といったところもあり、何処かで「忘れたい」という感覚があるのもまた事実です。
そんな3.11、政府主催の『東日本大震災追悼式』でのスピーチをみなさんはお聞きになりましたでしょうかねぇ?
安倍総理のお・こ・と・ばなんざぁどうでもいいんですが、各被災地の遺族代表によるスピーチには聞き入ってしまいました。特に宮城県代表、菅原彩加ちゃんのあれねぇ・・・・
彼女の話は、以前NHKのTVかなんかで聞いた覚えはあるんですが、お母さんとの壮絶な別れは、何度聞いてもウルウルしてしまいます。
彼女のように愛する人と壮絶で突然な別れをあの日迎えた人達は、おそらく数え切れないほどおるんでしょうねぇ
私なんざぁ母が腰を抜かしたくらいで・・・・幸せもんです。
メチャクチャになった家の中で呆然としたことだって、「何でここには資材の到着が遅いの?やっぱ原発?」と嘆いたことだって、アルミホイルにレンジアップのアメリカンドックとポテトを並べ「水は一杯だけね」と食べた夕食だって、3時間も給水に並んだことだって、自転車で自販機を巡り「ウルトラマンソーダ」てなわけのわからん飲み物をやっと手に入れ喜んだり、地場スーパーが今日は開くと長い列に並んで手に入れたわずかな食料をありがたいと感じたり・・・・
それら全てが、浜近くの光景を見てスーッと頭から消えていったあの事すら私は忘れる事が出来るかもしれない。
何故なら、私は彼女たちのように復活不可能な物をあの時なくさずに済んだから・・・・・・
でも、忘れちゃイケンよね、倒れた塀、落ちた瓦屋根、潰れた家、曲がった電柱、凸凹になった道、そして大津波が攫った街々・・・・私は確かにあの時それを見ているんですもん。
そして、現実は、写真や映像で見るそれを遙かに凌ぐ、もの凄いものだということを体験したんですもんね。
本当に大切なものをなくされた方々には申し訳ないけど、今ある「普通」がどれほど幸せなことかを私は分かるはずだし、もっともっと思い出して痛感せねば。
飯を食べ「不味いだの美味いだの」、風呂に入り「何もうあがったの?、ちゃんと洗ってんだろうねぇ」、安酒飲んで「たまにはイイ酒飲みてぇねぇ」・・・
全部ありがたいと感じねばイカンのだよ、私。
支離滅裂ですが、菅原彩加ちゃんのスピーチを聞いてそんなことを思ったバブでありました。
そうそう、話はコロッと変わりますが、先日○ークママに美味しい食パンをいただきまして、ほぼほぼおやつ代わりに食したのですけど、今朝、こんなんを作って朝食としていただきました。(これに、ヨーグルトとトマトジュースという・・・)
「味噌汁とぉ、ご飯無くして、何が朝食かぁ!」
のバブ君が、こんな朝食をいただいたのは・・・・
「そうだ!震災の時、朝パンって時があったなぁ・・・・」
おそらくそれ以来です。
さて、今日の一枚は、ブッカー・アービンです。
ブルーノートお決まりの約10年お蔵入りになっていた録音アルバムです。
アービン評というのは極端な方が多いわけで、それはまさしくキャツの「しつこいまでのらしさ」というところにあるのだと思います。
つまりこのお蔵入りの原因もまさにそれであったのでしょう。
それ故に、アービン好きならそりゃもう楽しめる一枚だと思います。
そして、脇を固めるのがウディ・ショウ、ケニー・バロンてぇのもこのアルバムの好き嫌いに大きく関わるかもしれませんね。
アービンにゲップが出るか否かはあなた次第です。(笑)
TEX BOOK TENOR / BOOKER ERVIN
1968年6月24日録音
BOOKER ERVIN(ts) WOODY SHAW(tp) KENNY BARRON(p) JAN ARNET(b) BILLY HIGGINS(ds)
1.GICHI
2.DEN TEX
3.IN A CAPRICORNIAN WAY
4.LYNN'S TUNE
5.204
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます