「坊主と風は十時から」
このあたりじゃ昔からそう言うんだそうで、たしかに朝方曇り空が晴れてきた頃にはさほどの風も感じませんでしたが、10時を過ぎた頃には、ピューピューという音がうるさくなってまいりました。
「北海道近くで非常に発達した低気圧」このフレーズを今シーズンは特に多く聞いた気がするのは私の健忘が進んだせいじゃありませんよね?
あの震災から明日で早4年、このタイミングで北国に新たな災害が起こらないことを祈っております。
てなことでいまだ傷癒えぬあの震災の話でもなどと思ったのですが、ここしばらくテレビを点ければその話題ばかり、私が近況を訴えるまでも無いかと別な話題にします。
一昨日の日曜日、これといってやる事も無く、されとて雨も降っていたので出かける気にもなれず、
「たまには、You Tubeでも観てみよか」
てんで、PCをTVに接続、音はもちろんアンプを通して・・・・
いやいや、18歳の少年Aを見るわけじゃござんせん、目的は音楽動画でござんすよ、と。
残念ながら古いJAZZの動画は、ほぼほぼ手元にあるものばかり、ならばとたどり着いたのは上々颱風の1993年、江東区は潮見ウッディランドで行われた『上々颱風祭り』の映像であります。
じつはこのライブの模様は、私もビデオで持っておったのですわ。ところがいつの間にやら行方不明、手がかりを得ようと家人にあたってみても、誘拐犯に「何処へ誘拐されたか知ってる?」と訊くようなものですから、そりゃ返答無くて当然であります。
このコンサートが行われた当時、ちょうど私はとあるアマチュアバンド・コンサートにちょっとだけ関わっておりまして、「音楽のお祭り」を目指し、そこそこ燃えておりましてね。主催者のK夫妻と奔走(とまではいかないか)してました。
それでね、当時私が密かに抱いていた理想のコンサート場面が、この『上々颱風祭り』のエンディング「Let it be」だったのであります。
まさに会場一体となったお祭り騒ぎ
「我々のコンサートもこんなんになればイイなぁ・・・・」(いつのまにか自分のコンサートにしてしまいましたが、笑)
なんてね。
こちらかの村上ポンタ秀一さんのサイン入りポスター
何故にサイン入りかといいますと・・・・その話は後日
そして迎えた1994年の8月28日、23組のアマチュアバンドによる「音楽のお祭り」が開催されました。
『お祭り』と銘打ってから3回目(その前にも同コンサートの前身が開催されていました。)その後も何回も行ったこのコンサートですが、私的には最も印象に残る回となったのでありました。
「歳を取ると思い出話ばかりになってイカン!」
自分でもそう思いますが、『上々颱風祭り』をYou Tubeで観て、そんな懐かしい思い出に浸った日曜日でありましたとさ、チャンチャン。
それでは、『料理当番、本日の一品』です。
鯖の味噌煮と母用に簡単天ぷらを作りました。(母は鯖が苦手です。)
お弁当はオムライス弁当です。
さて、今日の一枚は、ゴードンとっさぁんです。
過去紹介済みの一枚ですが、久しぶりにブローの中に暖かみのあるとっさぁんの演奏が聴きたくなり引っ張り出しました。
ご存じのとおり、とっさぁんは1950年代をほぼほぼジャンキーのイカレ野郎で過ごし、ベツレヘムでの復活も水の泡、ブルーノートでの復活でようやく泥沼から抜け出したわけでありますが、
思うにこのとっさぁんその音のごとく力強い中にフッとした優しさみたいなものがあって、それが弱みであったのでしょうねぇ、今も昔も薬の誘惑はそんな弱みに入り込んでくるものなのでしょう。
ともかく、バトルっぽいこんなアルバムでも優しさが滲み出るとっさぁんが私は好きです。
THE TOWER OF POWER ! / DEXTER GORDON
1969年4月2,4日録音
DEXTER GORDON(ts) BARRY HARRIS(p) BUSTER WILLIAMS(b) ALBERT "TOOTIE" HEATH(ds)
JAMES MOODY(ts)[1]
1.MONTMARTRE
2.THE RAINBOW PEOPLE
3.STANLEY THE STEAMER
4.THOSE WERE THE DAYS
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます