JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

オヤジが青春映画を観て何が悪い!

2015年11月11日 | d-f

側溝内から女性の下着をのぞき見ようとしたとして、兵庫県警東灘署は9日、県迷惑防止条例違反の疑いで、神戸市東灘区の会社員の男(28)を逮捕した。約5時間潜んでいたとみられる。

「暑い中5時間も側溝の中?その忍耐は私には無い。」
いやいや、そこじゃないでしょ
この男、2年前にも同様の罪で捕まっとるんですねぇ
「生まれ変わったら道になりたい」
との名言をのたまったとか。
こりゃ本物ですわ。また出所後同様のことを繰り返すんでありましょうねぇ・・・
こういった性癖を直すリハビリ施設はあるのでしょうか?
もしあるならこの男、牢獄よりそこで徹底的に治療して
「生まれ変わるなら雲になりたい」
くらいの事、言わせるべきのような気もしますが。

おっと、今日はそんな話をする予定じゃ無いんですよ。
先日、暇なんで映画鑑賞なんぞをしましてね。(自宅でですよ。)
観たのは『あの頃ペニー・レインと』

キュートなケイト・ハドソンもエエんですが、15歳の少年が思いっきり背伸びをして、大人になろうとする・・・
まぁ、背伸びした先もそんなに大人でも無いんですけどね。それはこの歳になって思うことで、高校一年生が高校三年生をとても大人に感じたり、大学の一回生が四回生に大人を感じたり、そんな感じかな。
ともかく、「15歳の頃の自分はどうだったけなぁ?」なんて、ふと想う映画でありました。

そんでね、
劇中でサンダークラップ・ニューマンの『革命ロック』が流れてきたんですよ。
この曲を聴いて私はもう一つの青春映画『いちご白書』を思い出したのです。(『革命ロック』は、この映画でも挿入歌の一曲でした。)

 ♪Yesterday a child came out to wonder
    Caught a dragonfly inside a jar
    Fearful when the sky was full of thunder
    And tearful at the falling of a star ・・・・・♪

「酷い!『革命ロック』とか言いながら、バフィー・セントメリーの『サークル・ゲーム』かぁ~~い!」
まぁまぁまぁまぁ、家にはこの音源しか無かったし、英文なんか書いてヒヤヒヤもんで、「バンバンの『いちご白書をもう一度』の歌詞にしちゃおうか」てなことまで思ったんですから。(笑)

それで、昨日の深夜に以前BS放送を録画した『いちご白書』を観たのでありました。それこそ『いちご白書をもう一度』ですよ。
今観ると当事の感動はありませんねぇ、正直、おもしろさで言えば『あの頃ペニー・レインと』のほうが上だと思いますよ。

ただね、
学生運動なんかに全く興味の無かった男子学生が、女子大生を追いかけ、いつの間にか活動にのめり込んで行く・・・・・
何事若かりし頃のきっかけなんてぇもんは、そんなもんですよ。
「女子にモテたいからギター始めた。」とか
「カッコよさを求めて、スポーツ始めた。」とか
「彼女が好きだったから、ジュリーも寺尾聡も聴いたしね。」
「って、それはアンタだけ」(笑)
そして、そんなきっかけではあっても、いつか閉鎖中の校内に立てこもるまでになり・・・・
最後の機動隊による学生排除のシーン
「くそ!このやろう!」
今観ても拳を握りしめてしまう私は、やはり年代なんでしょうかねぇ。
「感情移入してしまうのはどちらか」と訊かれれば
「『いちご白書』です。」
と答えてしまうのであります。

おっと、『いちご白書』は、大阪万博の年、1970年の映画ですから、私より少し年上の方が感情移入する映画ではあります。
ですから、私の場合、初公開でももちろん観たのですけど(洋画少年でしたから)、その時より、大学生の時、何処かテレビ局の深夜放送で流れた同映画を、小さな白黒テレビで観たとき・・・一緒に床を叩いておりました。(笑)

 こんなイメージ

まっ、「たまには青春映画を観るのも悪くない」というお話しです。

さて、今日の一枚は、テディ・エドワーズです。
また少しだけ西に向かってしまいましたね。(笑)

前も言いましたがエドワーズという人は、私にとっては完全な脇役的テナーマンです。
それは何故か?
エドワーズの良さは丁寧さにあります。「王道のテナー音をしっかりと一音一音吹ききる」そんな感じ?
つまり、そのへんが「可も無く不可も無く、良の上」そんな感じなんでしょうかねぇ?まぁまぁ、東の方じゃそれは過小評価された原因の一つでもあるようにも思いますし。
「SONNY ROLLINS AT MUSIC INN」なんか、ロリンズの当て馬みたいな扱いですけど、良く取れば、ロリンズに匹敵するテナーマン?との評価もあったのかもしれない。

なんだか言えば言うほどぼろくそみたいな話になってますけど、
いえいえ、私はそんな偉ぶった評論家じゃござんせんから、このアルバムなど十分に楽しませていただいておりますし、聴き込むうちに好きになるテナーマンだと高評価です。

IT'S ABOUT TIME / TEDDY EDWARDS
1960年3月21日録音
TEDDY EDWARDS(ts) LES McCANN(p) LEROY VINNEGAR(b) RON JEFFERSON(ds)

1.OUR LOVE IS HERE TO STAY
2.FRANKLY SPEAKING
3.FOOLS RUSH IN
4.UNDECIDED
5.BEVE'S COMJUMULATIONS
6.WILLOW WEEP FOR ME
7.LOVER COME BACK TO ME