JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

男々しい?

2015年04月22日 | a-c

久々に快晴です。やはり気持ちがよいものですよね。
先日、○-クママに
「バブ、オンス(分かりますかねぇ?)は治った?」
と言われてしまいましたが、確かにここ何週間か、お天気同様ダークサイトに呼ばれているような自分がおりました。
このブログを見直しても、思い出話やらなんやらでなんとなくダークでありましたねぇ、反省しております。
「今日の天気のように明るく元気にまいりましょう!」

とか言いつつ、今日の話題もダーク方面に向かいそうではあります。
もとビートルズ、ポール・マッカートニーが一年越しのお詫びライブツアー開始のその日、ザ・ワイルドワンズの加瀬邦彦氏がお亡くなりになったそうで、しかも自殺であるとか、
「なにも74にもなって・・・」
と思われる方も多いと思いますけど、病気やらなんやらで彼もまたダークサイトに心を捕らわれておったのでしょうねぇ、そこにポール・マッカートニーの来日公演というものが引き金となって、身までもダークサイトに落ちていったのかもしれません。
男なんてぇもんは、しょせん弱っちい生き物なんでありまして、歳や病気で大きな痛手を被ると、空元気を気取って明るく振る舞っているヤツほどダークサイトに落ち込みやすいものなんでありますよ・・・きっと。

 ♪ なにげなさそうに 別れましょうと
   あなたは言うけど 心の底に
   なみだ色した 二人の思い出
   ア-ア-無理して 消そうとしている ・・・・♪

『危険なふたり』、これも加瀬さんの作曲でありましたね。
ジュリーがかっこよく唄っていましたが、
考えてみりゃ、年上の女性が大人の対応で別れようと言っているのを、聞き分けの無い男が「ヤダヤダァ!」と駄々をこねている歌ですよねぇ
いやぁ女々しい(男々しいと書くべきか)

虚勢を張った小動物が、虚勢を失ったとき・・・・
世代が若干違うとはいえ、同性として何となく分かる気がします。
とにもかくにも、ご冥福をお祈り致します。

「オイオイ、明るい話題はないんかい!」

おっと、一つありました。
昔、職場がいっしょだった(と言っても、親子ほどの歳の差がありますが)Y子ちゃんがLINEデビューしまして、愛息子の写真をアップしておりまた。
「あらま、わがまま顔がY子そっくりじゃん(笑)」

若干わがままなところがあって、頑固で、そのくせ涙もろい、まん丸顔のY子ちゃん。恋愛も泣いたり笑ったり、当時はいろいろあったようですよ。私はいっしょに飲みに行っても「そんな話は知らんよ」てな顔をしてましたけどね。
それでも娘を見るような目で彼女を見ておりましたので、結婚し幸せな家庭を持ったと聞いたときは嬉しく思っていました。

素敵な旦那(会ったことはありませんが、笑)と、分身のような愛息子と、どうぞいつまでもお幸せに

さて、今日の一枚は、ソニー・クリスです。
加瀬邦彦→ビートルズ→ポール・マッカトニー→ELEANOR RIGBYというじつに安直な選び方ですね。まぁ許してくりゃさんせ。

「ELEANOR RIGBY」は、ポール・マッカトニーが「クラシックっぽい歌を」てんで出来上がった曲だそうで、そういや本家は弦楽四重奏的伴奏でしたね。(リンゴ・スターは不参加であったとか。)

さても、このアルバムは、以前に紹介済みですねぇ、
「ELEANOR RIGBY」には申し訳ないんですど、穏やかな休日の午後「MISTY ROSES」を聴きながらのティータイムなんざぁいかがでしょうかねぇ?
って、穏やかな午後もティータイムも私には無縁のような気がしますが(笑)

このアルバムは、選曲からしてかなり一般ウケを意識しているように感じられます。(まっクリスの全体の流れから言って、それもアリかなという気もしますけど)
ただ、「ウケ狙いだから悪い」なんて法則は何処にも無いわけで
私なんぞが「暗いジャズ喫茶で、難しげな顔しながら、目を閉じて聴き入る」という一枚では無いものの(正直、この聴き方が良いとも思っていません。)、
今日みたいな日に、ホワホワ~~ンと聴くには、じつに適当な一枚だと思います。

ROCKIN IN RHYTHM / SONNY CRISS
1968年7月2日
SONNY CRISS(as) EDDIE GREEN(p) BOB CRANSHAW(b) ALAN DAWSON(ds)

1.ELEANOR RIGBY
2.WHEN THE SUN COMES OUT
3.SONNYMOON FOR TWO
4.ROCKIN' IN RHYTHM
5.MISTY ROSES
6.THE MASQUERADE IS OVER