今週もおかげさまで忙しい毎日を過ごしやっとの日曜日、朝もちょっとだけ多めに布団へもぐり込んでいました。
それでも8時の時報とともに布団の温みから脱出、窓越しの陽光を身体に浴びながら
「バブ覚醒!!!!????????」
ところが、どうにもガスってるというか、今一つ爽やかな陽光とは思えないような?
「え?春霞?」
「今日は曇りがちって天気予報でも言ってたよ」
「なんだろうねぇ、別府マラソンよろしく公園まで走ってこようと思ったのに」
言うのはかってです。(笑)
ともあれ、スッキリとした晴れではなかったものの気温は立春以来春そのもの、今日も暖かな一日でした。
光量不足でマラソンを諦めた私は(笑)部屋の掃除を済ませ、ダラダラ本を読んだりレコードを聴いたりと、グータラ休日を過ごそうと心に決めていると
「みんな出掛けちゃうから、後よろしくね。夕飯も適当に買い物して独りで済まして、あっどっかでラーメンでも食べてきてもイイよ」
「えっ?????ええ?」
なんと突然のチョンガー宣告でありまして・・・・・・
休日の午後を独りで過ごすのは淋しいっちゃ淋しいんですが、ガハハハハハ、文句も言われず自由時間を過ごせるのは最良の休日とも言えるわけで、
「いってらっしゃぁ~~~~い!」
まずは珈琲をたてステレオのボリュームをいつもより上げ、読みかけの本を開けば、まさに至福の時です。
「イイ、独りの休日もイイ」
しばらくそんな平和な午後を過ごした後は、夜の独り宴会の準備です。
「よ~~~~し、美味いもん喰うどぉ~~~!!」
と買い物へ・・・・・・
「???????????!!エ~~~~ン、カネがねぇよぉ」
なっなんと、我が財布に入っていたのは千円札一枚、あとは小銭入れにジャラ銭が少々です。
そうでした、どうせ日曜日にカネは使わんだろうと、昨夜本を買ってから補充をしていなかったのでありました。
「いや、それでもそこそこ豪華に感じる方法はあるはずだ!」
幸いにもアルコール類はすでに揃っておりましたし、ここは料理当番の腕の見せ所です。
てなわけで、なけなしの千円で買ってきたのは、刺身用の鯵一尾と鮪のタタキもどき、それにアボガドですから計三百円ちょっと(笑)。
「よぉぅし、作んどぉ!!!」
まず鯵は三枚におろしてコブ締めに、鮪とアボガドはたたいて、先日、近所の方にいただいた大根を炊いてふろふきにしました。(ふろふきは、家族用に多めに炊きました。)
どうです?そこそこ豪華な夕餉になったでしょ?
しかもいつもは許されないBGM付、ギター横置きの夕餉ですよ。
「あ~~~じつにイイ休日だった。」(笑)
さて、今日の一枚は、ジャック・ウィルソンです。
そういえばウィルソンも三年ちょつと前にお亡くなりになったんでしたねぇ・・・・
この方のピアノはじゃっかん癖がありますよね、独特な雰囲気を持っています。
同じブルーノート盤の「EASTERLY WINDS」では、リー・モーガンとジャッキー・マクリーンのフロントにどうしても耳が行きがちでウィルソンのピアノの個性が目立たないところがありますが、このアルバムではかなりきてますよね。
個性といっても、モンクや・・・同世代?でいうならアンドリュー・ヒルみたいな、あれほど際立ったものではありません。
でも聴いているうちにハマル系のピアノなんじゃないでしょうか。正直私は嫌いじゃありません。(笑)
いずれにしても、レイ・ブラウンのチェロも聴けるし、この時期のブルーノート盤としては一聴の価値があるアルバムだと思います。
SOMETHING PERSONAL / JACK WILSON
1966年8月9,10日録音
JACK WILSON(p) ROY AYERS(vib) RAY BROWN(cello,b)[1,2] CHARLES WILLIAMS JR.(b) VARNEY BARLOW(ds)
1.MOST UNSOULFUL WOMAN
2.THE SPHINX
3.SHOSH
4.SERENATA
5.HARBOR FREEWAY 5 P.M.
6.C.F.D.