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JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

観戦で泣き笑い

2009年08月23日 | a-c

今日は、買い物のお付き合い→高校野球観戦→レコード鑑賞→夕食当番→女子マラソン観戦、と忙しい一日でした。(笑)

残念だったのは高校野球、花巻東の敗退ですねぇ、今年もまた東北には優勝旗がやって来る事はありませんでしたが、力いっぱい戦った彼らには心からの賞賛と、日曜日の午後、珍しく私をテレビにかぶりつかせてくれた事に感謝したいと思います。ほんと、よく頑張りました。

そんでもって、ついさっき終わった世界陸上の女子マラソン、尾崎好美選手、やりましたねぇ、金こそ逃しましたが堂々の銀メダル、素晴らしい。最後の3キロなんか、おもわず力拳を握って見てしまいました。

それとそれと、昨日の男子マラソンで入賞を果たした佐藤敦之選手のインタビュー、お聞きになりました?
「北京五輪で最下位の屈辱を味わい、陸上をやめようかと思った。でもはい上がるのが会津の人間と言われた。前半に飛び出されても絶対に抜けると信じて走った。今回は勝負というより入賞狙い。結果を誇りに思う。あきらめなければ次につながっていく。世界の入り口にちょっとだけ立った」
くぅ~~、私だって育ちは違えども彼と同じ会津産の男ですから・・・泣けますねぇ、これぞ会津魂!カッコいいぞ会津男子!(笑)

ともかく、スポーツ観戦をメインにした泣いたり笑ったりの日曜日も、たまには良いものであります。

話は、またしてもコロッと変わりますが
最近はミュージシャンにしても、映画スターにしても、聞こえてくるのは訃報ばかりで(・・・・・・つまり私がそういう年回りになったということですが)、全てをこのブログで拾っていくと、毎日が田舎の地方紙、いやいや地場紙と同じになりかねません。

しかし、先日、山城新伍さん、レス・ポールの訃報を伝えながら、いちおうジャズ・ブログでもあるこの場で、ラシッド・アリの訃報を伝えないとは何事かととある方に言われまして・・・・・
本日、あらためてこのラシッド・アリの訃報を取り上げたいと思います。

アリが亡くなったのは去る8月14日、死因は心臓疾患であったようです。享年76歳、私の頭の中では新進気鋭のドラマーとのイメージから何ら変わっていないのですが、これも全て、コルトレーンとの共演以降の彼に、ほとんど興味をいだかなかったせいでありましょう。
というか、私的に「エルビン・ジョーンズを追い出したふてぇ野郎」みたいな思いが何処かにあるのかもしれません。けしてアリのせいじゃないとは分かっているんですけどね。

「くだらないものはやりたくないんだ。トレーンはなんだってあんなおかしなやつと俺を組ませたりするんだろう。それに一曲を何時間もやるなんて正気じゃない。俺はもう御免だ、こんなのは。なんといっても、くだらないことはやりたくないんだ。」
J.C.トーマス著『コルトレーンの生涯』によれば、コルトレーンがアリを迎え入れたとき、エルビンがそう語ったとされていますが、そうだったんでしょうかねぇ?
やっぱ、「双方の良さがどっちも欲しい」というコルトレーンのワガママが悪いのかな。(笑)

そんなこんなで、スポーツ観戦の合間に、コルトレーンの「LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN !」を聴きました。今更ではありますが「アリス、アリ」「マッコイ・タイナー、エルビン」これを比べることじたいが無意味だし、必要のないことだと再確認しましたね。
エルビンの力強さはなくとも、自由奔放なパーカッション的ドラムがこの時点でのコルトレーンには不可欠であったのでしょう。
ファラオ・サンダースのあの「バブゥ、バブゥ、バビィ」(別に私を呼んでるわけじゃありませんよ)も、アリスのピアノも、そしてアリのドラムも「必要だからそこにいた。」私にはそれで充分です。

ともかく、彼のご冥福を心よりお祈りいたします。

さて、今日の一枚は、とうぜんラシッド・アリです。

ただ、私は彼のアルバムを紹介できるほど持ってないし、聴き込んでもいないんですよねぇ・・・・・
このアルバムも、たしか自分で買ったものではなかったはずです。
海岸の流木のごとく我が家にたどり着いたアルバムで、あらためて聴くのはウン年ぶりだと思います。
20分超の二曲を続けざまに聴くのにはちょっとした体力が必要ですが、不思議なものですねぇ、何故か今日はス~~っと入ってきました。
体調が優れていたのか、それとも基本この手が好きなのか、それは自分でも分かりません。(笑)

まっ、他人様と集いながら鑑賞するにはいささか相手を選ばないと難しいとは思いますが、たまに一人じっくりと二十数分間という時の空間を楽しむのも、それはそれでアリではないでしょうか。

NEW DIRECTIONS IN MODERN MUSIC / RASHIED ALI
1971年録音
RASHIED ALI(ds) CARLOS WARD(as,fl) FRED SIMMONS(p) STAFFORD L JAMES(b-Violin)

1.AS-SALAAM-ALIKUM
2.AKELA

おまけ、
日曜日ですので『料理当番、本日の一品』です。
今日は最初から「日本酒ディ」と決めておりましたから

まずは、鯵の山河焼き二種。茗荷、ネギ、生姜といっしょにたたいて味噌を混ぜた鯵を焼いた物と、さらにたたいて大葉で包んで焼いた物、この二種類です。

こちらは、お得意のイカと里芋と大根の煮物。これに茄子漬けで終了。日本酒にはピッタリでした。