十勝の「帯広コンテンポラリーアート」と小樽の「ハルカヤマ藝術要塞」が相次いで幕を閉じ、北海道のアートシーンを彩る野外美術展がほぼ姿を消すという事態になりそうでしたが、札幌の美術家澁谷俊彦さんらによって、新たな野外展が苫小牧の森を舞台に開かれることになりました。
テーマは「共生 Symbiosis」。
ここが、従来の野外展とはいちばん異なるところではないでしょうか。
以前の野外展ではわりと無頓着に森林を開拓していった事例もあったと聞いていますが、今回の「イコロの森」では原則として自然の改変を禁止し、作家が手を加える場合も原状復帰することが求められているそうです。
開拓の時代から環境の時代へと、変わっているのだなということを感じさせるテーマです。
出品者は、澁谷さんのほか、末次弘明、中村修一、菱野史彦、半谷学の計5氏。
いずれも道内で活躍する中堅の作家です。
このうち末次さんは絵画の印象が強いのではないかと思われますが、北海道に来る前はインスタレーションを手がけていました。
主催は実行委ですが、「イコロの森」が共催、渡辺パイプ株式会社が協賛というかたちでバックアップし、森の学校(NPO法人いぶり自然学校)と寿珈琲が運営協力します。
新時代の現代アート野外展として楽しみにしていますが、唯一の欠点は公共交通機関で行くのが極めて難しいこと。
道南バス「千歳空港線」(苫小牧駅前ー新千歳空港)の「白鳥湖」から約5.8キロあります。徒歩で1時間10分ほどかかります。
JR植苗駅からだと9.1キロ。タクシーで20分余り(フライヤーには30分とあり)ですが、そもそも植苗駅前にタクシーがいるのかどうかも分かりません。
マイカーで道央道を行き、新千歳空港インターチェンジで下りるのが良いのではないかと思います。
2019年9月14日(土)~20日(金)公開制作 / 9月21日(土)~29日(日)午前10時~午後4時半
イコロの森「森の学校」周辺 雑木林エリア(苫小牧市植苗565-1 www.ikor-no-mori.com )
9月22日(日)午後1時半からアーティストトーク
モデレーターは門間仁史道立旭川美術館主任学芸員
□公式Facebook ページ https://www.facebook.com › ikor.meetsart
澁谷俊彦(2008年以降)
■澁谷俊彦 個展 -起源・発生- (2019年7月)
■Toshihiko Shibuya 澁谷俊彦 Snow Pallet 11
「河口」展、澁谷俊彦作品をたどる (2018)
■澁谷俊彦「Snow Pallet 10」
北海道文化賞の授賞式に出席してきました (2017)
■北海道文化奨励賞受賞記念/澁谷俊彦個展「White Collection Black Series」(2017)
■Toshihiko Shibuya “Snow Pallet 9” 澁谷俊彦 (2016~17)
ヒト科ヒト属ヒト 帯広コンテンポラリーアート2016 (執筆中。告知はこちら)
■澁谷俊彦展 White Garden (2016年6~7月)
■澁谷俊彦 新作ホワイトコレクション (2015)
■澁谷俊彦 ANNIVERSARY COLLECTION
■ICE HILLS HOTEL - アイスヒルズホテル in 当別 (2014)
■防風林アートプロジェクト (2014)
■澁谷俊彦 THE WHITE COLLECTION / GENERATION(2013)
【告知】SNOW PALLET III and 4 : Toshihiko Shibuya installation(~2013年2月17日・千歳/~3月雪解け・札幌)
CREATIVE HOKKAIDO METTS HONG KONG / 香港で北海道の食、観光、アートをPR
【告知】奔別アートプロジェクト (2012年)
■JRタワー・アートプラネッツ2012 楽しい現代美術入門 アルタイルの庭(2012年)
■澁谷俊彦「風の森II」Forest of wind 2012-II
【告知】澁谷俊彦「風の森 II」 Forest of wind 2012-II
■澁谷俊彦 SNOW PALLET 2、札幌芸術の森美術館で2012年4月14日から撤収(13日に一部撤収)
Toshihiko Shibuya's works are on the overseas website (2012)
■「ハルカヤマシロシメジ繁殖計画」 ハルカヤマ藝術要塞
■澁谷俊彦 茶室DEアート (2011)
【予告】澁谷俊彦展 -トノサマガエルの雨宿り (2011年5月)
■Snow Scape Moere 6 澁谷俊彦「SNOW PALLET」(2011年2月)
■PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)
■PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
■澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
■澁谷俊彦個展-青い雫09-
■澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月)■つづき
2000~07年は、上のリンクからたどってください
末次弘明
■局地風ー北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ研究報告作品展 (2019年3月)
■末次弘明展「Sigh of fireball」(2018~19)
■山是山水是水(ヤマハコレヤマミズハコレミズ)北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ成果報告作品展 Work in Progress (2018)
■末次弘明個展 “mono” (2017)
■Golden Round (2017)
【告知】Golden Round
■第71回全道展(2016年6月)=末次さん出品。画像なし
■The songlines (2016年4月)
【告知】NO-DOアートプロジェクト―ポルト・由仁「夏の遠足2015」
■北翔大北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ研究報告展 Caustics (2015)
■Art in Progress 企画展「Timeless:時の肖像」 (2013)
【告知】絵画の場合2012 -最終章-
■末次弘明のまとめ展 (2012年)
中村修一
■中村修一陶展 (2019年5月)
■中村修一陶展 (2018)
■中村修一展 (2015年)
■中村哲泰おやこ展 八子晋嗣 中村修一 八子直子 (2009)
■New Point(2004年)
■中村修一・前川アキ二人展(2003年)
■友野直実・中村修一展(2002年)
■お正月展(2002年)
菱野史彦 HAMMERHEAD METAL(http://hammerheadmetal.web.fc2.com/index.html)
■つながろう2016 Hard/Soft
■アトリエBee hive展 2014
■菱野史彦ミニストーブ展(2014、画像なし)
■JRタワー・アートプラネッツ2012 楽しい現代美術入門 アルタイルの庭(画像なし)
■RISING SUN ROCK FESTIVAL 2002
半谷学 http://www.hangais.com/art.htm
■中庭展示Vol.12 半谷学 「花降りーFlower Fallー」(2019年4~9月)
■Post 3.11 in Sapporo 〜沈み行く記憶の淵で (2019年3月)
■帯広コンテンポラリーアート2016 ヒト科ヒト属ヒト
防風林アートプロジェクト (2014)
六花ファイル第3回収録作家作品展 「秋の漂い 冬の群れ 半谷学展」 (2013、画像なし)
テーマは「共生 Symbiosis」。
ここが、従来の野外展とはいちばん異なるところではないでしょうか。
以前の野外展ではわりと無頓着に森林を開拓していった事例もあったと聞いていますが、今回の「イコロの森」では原則として自然の改変を禁止し、作家が手を加える場合も原状復帰することが求められているそうです。
開拓の時代から環境の時代へと、変わっているのだなということを感じさせるテーマです。
出品者は、澁谷さんのほか、末次弘明、中村修一、菱野史彦、半谷学の計5氏。
いずれも道内で活躍する中堅の作家です。
このうち末次さんは絵画の印象が強いのではないかと思われますが、北海道に来る前はインスタレーションを手がけていました。
主催は実行委ですが、「イコロの森」が共催、渡辺パイプ株式会社が協賛というかたちでバックアップし、森の学校(NPO法人いぶり自然学校)と寿珈琲が運営協力します。
新時代の現代アート野外展として楽しみにしていますが、唯一の欠点は公共交通機関で行くのが極めて難しいこと。
道南バス「千歳空港線」(苫小牧駅前ー新千歳空港)の「白鳥湖」から約5.8キロあります。徒歩で1時間10分ほどかかります。
JR植苗駅からだと9.1キロ。タクシーで20分余り(フライヤーには30分とあり)ですが、そもそも植苗駅前にタクシーがいるのかどうかも分かりません。
マイカーで道央道を行き、新千歳空港インターチェンジで下りるのが良いのではないかと思います。
2019年9月14日(土)~20日(金)公開制作 / 9月21日(土)~29日(日)午前10時~午後4時半
イコロの森「森の学校」周辺 雑木林エリア(苫小牧市植苗565-1 www.ikor-no-mori.com )
9月22日(日)午後1時半からアーティストトーク
モデレーターは門間仁史道立旭川美術館主任学芸員
□公式Facebook ページ https://www.facebook.com › ikor.meetsart
澁谷俊彦(2008年以降)
■澁谷俊彦 個展 -起源・発生- (2019年7月)
■Toshihiko Shibuya 澁谷俊彦 Snow Pallet 11
「河口」展、澁谷俊彦作品をたどる (2018)
■澁谷俊彦「Snow Pallet 10」
北海道文化賞の授賞式に出席してきました (2017)
■北海道文化奨励賞受賞記念/澁谷俊彦個展「White Collection Black Series」(2017)
■Toshihiko Shibuya “Snow Pallet 9” 澁谷俊彦 (2016~17)
ヒト科ヒト属ヒト 帯広コンテンポラリーアート2016 (執筆中。告知はこちら)
■澁谷俊彦展 White Garden (2016年6~7月)
■澁谷俊彦 新作ホワイトコレクション (2015)
■澁谷俊彦 ANNIVERSARY COLLECTION
■ICE HILLS HOTEL - アイスヒルズホテル in 当別 (2014)
■防風林アートプロジェクト (2014)
■澁谷俊彦 THE WHITE COLLECTION / GENERATION(2013)
【告知】SNOW PALLET III and 4 : Toshihiko Shibuya installation(~2013年2月17日・千歳/~3月雪解け・札幌)
CREATIVE HOKKAIDO METTS HONG KONG / 香港で北海道の食、観光、アートをPR
【告知】奔別アートプロジェクト (2012年)
■JRタワー・アートプラネッツ2012 楽しい現代美術入門 アルタイルの庭(2012年)
■澁谷俊彦「風の森II」Forest of wind 2012-II
【告知】澁谷俊彦「風の森 II」 Forest of wind 2012-II
■澁谷俊彦 SNOW PALLET 2、札幌芸術の森美術館で2012年4月14日から撤収(13日に一部撤収)
Toshihiko Shibuya's works are on the overseas website (2012)
■「ハルカヤマシロシメジ繁殖計画」 ハルカヤマ藝術要塞
■澁谷俊彦 茶室DEアート (2011)
【予告】澁谷俊彦展 -トノサマガエルの雨宿り (2011年5月)
■Snow Scape Moere 6 澁谷俊彦「SNOW PALLET」(2011年2月)
■PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)
■PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
■澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
■澁谷俊彦個展-青い雫09-
■澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月)■つづき
2000~07年は、上のリンクからたどってください
末次弘明
■局地風ー北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ研究報告作品展 (2019年3月)
■末次弘明展「Sigh of fireball」(2018~19)
■山是山水是水(ヤマハコレヤマミズハコレミズ)北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ成果報告作品展 Work in Progress (2018)
■末次弘明個展 “mono” (2017)
■Golden Round (2017)
【告知】Golden Round
■第71回全道展(2016年6月)=末次さん出品。画像なし
■The songlines (2016年4月)
【告知】NO-DOアートプロジェクト―ポルト・由仁「夏の遠足2015」
■北翔大北方圏学術情報センタープロジェクト研究美術グループ研究報告展 Caustics (2015)
■Art in Progress 企画展「Timeless:時の肖像」 (2013)
【告知】絵画の場合2012 -最終章-
■末次弘明のまとめ展 (2012年)
中村修一
■中村修一陶展 (2019年5月)
■中村修一陶展 (2018)
■中村修一展 (2015年)
■中村哲泰おやこ展 八子晋嗣 中村修一 八子直子 (2009)
■New Point(2004年)
■中村修一・前川アキ二人展(2003年)
■友野直実・中村修一展(2002年)
■お正月展(2002年)
菱野史彦 HAMMERHEAD METAL(http://hammerheadmetal.web.fc2.com/index.html)
■つながろう2016 Hard/Soft
■アトリエBee hive展 2014
■菱野史彦ミニストーブ展(2014、画像なし)
■JRタワー・アートプラネッツ2012 楽しい現代美術入門 アルタイルの庭(画像なし)
■RISING SUN ROCK FESTIVAL 2002
半谷学 http://www.hangais.com/art.htm
■中庭展示Vol.12 半谷学 「花降りーFlower Fallー」(2019年4~9月)
■Post 3.11 in Sapporo 〜沈み行く記憶の淵で (2019年3月)
■帯広コンテンポラリーアート2016 ヒト科ヒト属ヒト
防風林アートプロジェクト (2014)
六花ファイル第3回収録作家作品展 「秋の漂い 冬の群れ 半谷学展」 (2013、画像なし)