社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

佐世保女子高生殺害、10年前の事件との比較

2014-07-31 23:07:32 | 事件、事故

 佐世保の女子高生が同級生の女子生徒を殺害した事件、この事件を聞いて、10年前に同じく佐世保の小学校で起きた同級生女子児童殺害事件を思い浮かべた人も多いだろう。当時の事件では、加害者の女子児童が写った写真がネット上で出回り、可愛いなどと話題になった。また出回った写真で加害児童が着ていたTシャツに「NEVADA」と書かれていたことから、加害児童のことをNEVADAちゃんと呼んだり、事件そのものをNEVADA事件(以降、N事件)と呼ぶなど、それは今でもネット上で語り継がれている。

 それだけに、今回の事件も何故また佐世保なのかという疑問が真っ先に思いつく。N事件以降、佐世保では命の教育がより徹底されていたはずだ。どんな教育内容なのかは判らないが、今回の事件が起きてしまった事実を考えれば、命の教育は効果が無かったということになってしまう。

 今回の事件では明確な動機が未だ不明だが、N事件の時は加害児童が被害児童から容姿に関することを言われたため、それが犯行へつながったとされている。当時の報道の記憶を辿ると、やけに加害児童よりも被害児童の言動を問題視する論調が目立った。

 今回の事件でも凶行に至るまでの動機を解明することが重要だと思う。工具を購入した、被害生徒をわざわざ部屋まで連れて行ったなどの計画性は殺意を抱いた後の話だ。何が殺意をもたらしたのか、2人の間にトラブルがあったのかどうか、母親の死後に父親が間もなくして再婚するなど家庭環境の問題はどのくらい影響しているのか、加害生徒の潜在的な人格に何がしかの問題はなかったのか、そして現代の社会全体に蔓延する陰鬱な環境は影響していないのか、あらゆる視点から調査する必要があるだろう。


・佐世保・高1女子殺害 逮捕の女子生徒、遺体の首と左手首を切断2014.07.27
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140727/dms1407271815008-n1.htm

 長崎県警は27日、長崎県佐世保市の高校1年松尾愛和さん(15)を殴って殺害したとして、殺人容疑で同じ高校のクラスメートの女子生徒(15)=佐世保市=を逮捕した。県警によると、遺体は首と左手首が切断されており、近くで工具や刃物が見つかった。

 逮捕容疑は26日午後8時ごろ、生徒の自宅マンションで、後頭部を鈍器のようなもので十数回殴り、ひも状のもので首を絞めて殺害した疑い。

 生徒は「全て自分一人でやった」と供述し、遺体切断も認めた。2人は中学も同じ。生徒は4月から市内の親のもとを離れて1人で住んでいた。

 県警によると、松尾さんは26日午後3時ごろ、家族に友人と遊ぶと伝えて出かけた。午後6時40分ごろ、母親に「7時ごろに帰る」とメールが届いたが、その後も戻らなかった。

 県警は2人の間にトラブルがなかったかどうか調べている。生徒は落ち着いた様子で取り調べに応じているという。


・佐世保・高1女子殺害 小6時に「給食に漂白剤」遠因か…県警も注目 2014.7.29 10:32
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/140729/evt14072910320007-n1.html

 長崎県佐世保市で高校1年の女子生徒(15)が殺害された事件で、逮捕された同級生の少女(16)が小学6年の12月、クラスメートの男女2人の給食に塩素系漂白剤を5回にわたって混入していたことが28日、学校関係者への取材で分かった。長崎県警は今回の事件の動機につながる重要な「事件」とみて、少女の心身の発達に与えた影響などを慎重に調べる。

 学校関係者によると、少女は小学6年だった平成22年12月初旬から10日ごろ、同じクラスの男児の給食に1回、女児の給食に4回、それぞれ水道水で薄めた塩素系の液体漂白剤を混入した。2人とも漂白剤入りの食事を食べたが、健康被害はなかったという。

 混入は同14日、同じクラスの児童が「(少女が)給食に変なものを入れている」と担任の男性教諭に報告して発覚した。

 担任がその日のうちに事情を聴くと、少女は「給食のなかに入れた」と認めたという。

 担任は校長と教頭に相談。佐世保市教育委員会にも報告し、少女と被害児童2人の保護者に連絡した。少女は両親と校長に付き添われて、同16日に男児とその両親を自宅に訪問し、同19日に学校で女児とその両親と面会し、それぞれ謝罪した。少女の両親は深々と頭を下げ、少女も「後悔している」と反省している様子だったという。

 校長は少女の両親に、学校でも注意深く見守ることを伝えた上で「家庭でも少女の話をしっかりと聞くように」と要請。翌23年3月の卒業まで、冬休みや土日祝日を除いて毎日、両親に電話し、少女の様子を聞き取ったという。

 この問題は少女の進学先の中学校にも引き継がれ、中学校や高校でも担任の教諭らが見守りを続けていた。

 少女は昨年10月に母を亡くし、父親が今年に入って再婚、4月以降は1人暮らしを始めていたが、高校でも担任やカウンセラーが月に1、2回家庭訪問していた。

 教育評論家の尾木直樹さんは「異物混入は女の子に特徴的な手口の嫌がらせだが、賢い子は想像力も豊かだから、親に迷惑がかかるとか、大変なことになるとか分かる。のちに進学校に通う少女の学力の高さからみると異様だ。4回も入れるというのは粘着質で、心の大事な部分が欠落しているような気がする」と話している。


・佐世保・高1女子殺害 名士一家、母の死後、少女の生活激変「頭よすぎ変わってる」 2014.7.28 12:46
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140728/crm14072812460007-n1.htm

 長崎県佐世保市の高校1年、松尾愛和(あいわ)さん(15)が殺害された事件で、遺体の胴体にも激しく傷つけられた痕があったことが28日、長崎県警への取材で分かった。殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)は周囲から「文武両道で多才」と評価される一方、「暗く、変わった子」とも見られていた。昨年秋に母親が亡くなって以降、生活が激変していたといい、県警は事件に至った背景も含め、慎重に調べを進める。

 捜査関係者によると、女子生徒の遺体は首などが切断されていただけでなく、胴体にも切断しようとした痕があった。司法解剖の結果、死因は窒息で26日午後8~10時に死亡したとみられる。

 学校関係者によると、少女をめぐる環境は最近1年間で激変。仲が良かった母は昨年10月に他界。冬季に父親とともに年代別の全国規模のスポーツ大会に出場した際は「母のためにもがんばる」と話していたという。少女は母の死に際して感情を表に出すことはなかったが、落ち込んでいる様子だった。父親はその後再婚した。

 事件現場となったマンションで1人暮らしを始めたのは今年4月。大通りに面し、父親の職場に近く、学校へも徒歩圏。「アニメ好き」が共通点だったという女子生徒の自宅とは徒歩で10分ほどの距離だった。少女は9月から海外留学する予定で、自ら1人暮らしを希望。父親は「留学の練習」ということで許可したという。

 一方、幼少期から少女を知る女性は「あまり笑わない。頭が良すぎるのか、少し変わっていた」とも。進学校に通い、父親の影響で始めたスポーツだけでなく、芸術的な才能にも恵まれていた。父親は地元で顔が広く、関係者は「誰もがうらやむような名士の一家」と話す。

 ただ、学校関係者によると、少女は小学生時代に同級生の給食に異物を混ぜる問題行動を起こしていた。中学校では小動物の解剖に夢中になっているという噂が広まり、「少し浮いた感じになっていた」という。

 県警は28日午後、少女を長崎地検佐世保支部に送検する。14歳以上の未成年者が逮捕されると通常、送検後に勾留され、地検が家裁送致し家裁が処分を判断。故意に人を死亡させた事件では検察官送致(逆送)もある。責任能力が争点となることが想定される事件では、地検は家裁送致前に数カ月間、鑑定留置をするケースが少なくない。


・パトカーに追跡され転倒 盗んだバイクの少女2人軽傷 川崎 2014.7.29 17:13
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140729/dst14072917130010-n1.htm
 
 29日午前4時35分ごろ、川崎市川崎区渡田東町の市道で、神奈川県警機動捜査隊の覆面パトカーに追跡されていたバイクが転倒し、バイクを運転していた高校1年の少女(15)=東京都大田区=と同乗していた高校1年の少女(16)=川崎市幸区=の2人が腕などに軽傷を負った。

 県警川崎署によると、事故の直前、覆面パトカーの男性警部補(40)が少女3人がバイクに乗っているのを目撃。バイクは少女1人を降ろした後、急にスピードを上げたため、サイレンを鳴らして追跡した。

 運転していた少女は無免許で「盗んだバイクを無免許で運転したから逃げた」と話しているといい、同署は窃盗と道交法違反容疑で2人から事情を聴いている。


・「性奴隷」明記に立ち上がった主婦 「お金もらったのでは」 2014.7.26 09:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140726/plc14072609200010-n1.htm

 日本の人権状況に関し、国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)の自由権規約委員会は24日に発表した最終見解で、慰安婦を「性奴隷」と明記し、日本政府を非難した。1996年に国連人権委員会(現人権理事会)に出されたクマラスワミ報告書をはじめ、国連は慰安婦問題で日本を批判してきた。間違ったことがあたかも事実のように喧伝(けんでん)されてきた背景には国連を利用し、自らの主張を通そうとする左派・リベラル勢力の活発な動きがある。

「NGOによる委員洗脳の場」

 今月15、16の両日、ジュネーブのレマン湖を見下ろす高台にある国連欧州本部で行われた自由権規約委員会。日本に対する審査で、日本政府代表団は慰安婦について、戦時の日本の官憲が組織的に朝鮮半島から女性たちを無理やりに連行するという「強制」は確認できないと説明した。しかし、委員たちは聞く耳を持たなかった。

 事実関係と異なるストーリーは、これまでも何度となくジュネーブの国連本部から発信されてきた。

 代表的なのは、クマラスワミ報告書だ。虚偽であることが明白な著作などを基に、慰安婦を「性奴隷」と定義し、その人数を「20万人」と記述した。

 98年に提出されたマクドゥーガル報告書は、慰安所を「強姦(ごうかん)所」と呼んだ。さまざまな機関が、まるで日本が慰安婦問題について頬かぶりしているかのような表現で、日本の責任を追及する報告書や勧告を相次いで出してきた。

 外交筋は国連が「究極の人権保障に向けて各国政府をたたき続ける存在であることが大きい」と指摘する。特にジュネーブは国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が本部を置くことから同地に事務所を持つ人権関係の非政府組織(NGO)も多く、委員との情報交換やロビー活動が日常的に行われている。

 国家による「政治」の場がニューヨークの国連本部なら、個人の「人権」はジュネーブの国連本部が本場なのだ。今回の審査をみてもなぜ国連が日本を批判しつづけてきたかがわかる。

 対日審査に先だって14、15の両日、地元記者が「NGOによる委員洗脳の場」と揶揄(やゆ)する「NGOブリーフィング」が実施された。

 15日には日本の16団体の代表が慰安婦問題をはじめ特定秘密保護法、死刑制度、朝鮮学校の高校無償化除外などに関し、イデオロギー色の濃い説明を委員たちに英語で伝えた。

 ブリーフィングの主催者は、今回の審査のために結成された日本弁護士連合会などの団体からなる「ジャパン・NGO・ネットワーク」。会場に入るには事前登録が必要だ。

 会場には慰安婦問題解決や死刑制度廃止、ヘイトスピーチ(憎悪表現)禁止の法整備などを求め日本から来たNGO関係者ら約70人が陣取っていた。ほとんどが左派・リベラル勢力だ。

直撃された南ア委員「重要でない」

 こうしたなか、ひとりの「普通」の主婦が立ち上がった。16日の審査終了後、傍聴したスイス在住の日本人主婦、大坪明子(めいこ)(57)は、審査で日本を批判した南アフリカの委員、ゾンケ・マジョディナにこう質問した。

 「あなたが『慰安婦は奴隷』と言ったのでとてもショックを受けました。本当に彼女たちはお金をもらっていなかったんですか」

 慰安婦が旧日本軍兵士の数十倍の月収を得ていたことは、米軍資料などでも記録されている。なぜ国連の場で日本ばかりが標的にされるのか、大坪は疑問に感じ審査に足を運んでいた。

 マジョディナは答えた。

 「お金を受け取っていたかいないかは重要ではない。奴隷的な扱いを受けていたかどうかが問題で、『奴隷』に該当する」

 なおも事実関係をただそうとする大坪にマジョディナはこう言い放った。

 「その質問は重要ではないので答えない」

 短時間のやりとりだったが、大坪はたちまちほかの委員や日本のNGOメンバーらに取り囲まれた。「やり過ぎだ!」などといった日本語も飛び交った。

(敬称略)

 慰安婦を「性奴隷」とする表現を90年代から取り上げ、世界に発信してきた国連は左派・リベラル勢力からどのように利用されているのか。現地に飛んだ田北真樹子記者が自由権規約委員会を通じて検証する。

■クマラスワミ報告書 国連人権委員会の「女性に対する暴力」特別報告官に任命されたスリランカ出身の女性法律家、ラディカ・クマラスワミ氏が日本や韓国を訪問し、戦争被害者らから聞き取りし、まとめた報告書。北朝鮮には代理人が訪れ調査した。慰安婦に関する記述は「付属文書1」として添付された。日本政府に対し法的責任の受け入れと被害者への補償など6項目を勧告している。

■自由権規約委員会 国際人権規約に基づき、締約国の規約順守状況を監視する委員会。締約国は167カ国。日本は1979年に批准した。死刑、差別撤廃、表現の自由などの権利を包括的にカバーする。18人の委員によって締約国は6年に1度、人権状況について審査を受ける。審査終了後に「最終見解」とする勧告が出されるが、法的拘束力はない。


・元介護福祉士、殺人などの無罪確定へ 広島地検控訴断念 2014年7月30日21時25分
http://www.asahi.com/articles/ASG7Z5SMXG7ZPITB012.html

 広島市東区の高齢者施設で入居女性が布団に火をつけられて焼死した事件で、元介護福祉士の入沢亜加音(あかね)さん(23)=広島県安芸太田町=を建造物等以外放火と殺人について無罪とした広島地裁の裁判員裁判の判決に対し、広島地検は控訴期限の30日、控訴を断念したと発表した。「控訴審で原判決を覆すに足る立証が困難」と判断したといい、無罪判決が確定する。

 今月16日の判決は、捜査段階での入沢さんの自白は信用性に疑問が残ると指摘し、建造物等以外放火と殺人について無罪とした。

 入沢さんは弁護団を通じ、「本当に良かった。今後は家族と一緒に支え合いながら生活していきたい」と文書でコメントを出した。弁護団は「裁判員裁判の判断が尊重され安堵(あんど)している。捜査機関には、適正な捜査と取り調べの全面的可視化を進め、二度とこのような冤罪(えんざい)を起こさないことを望む」とコメントを出した。



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-08-05 21:32:42
>スーパー・フェミ政党自民党とファシスト・フェミ総裁 安倍総理の、日本を根こそぎ破壊する過激なフェミ政策

http://whisper-voice.tracisum.com/?eid=455

>目配り欠く女性政策

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140804/plc14080403060002-n1.htm

>女の要求水準の下方硬直性と自発的独身

http://totb.hatenablog.com/entry/2014/07/19/225916

保守・愛国以前に今のままでは多分、日本は維持出来なくなる可能性がありますね。
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