http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070731-00000020-mai-soci
「家族間の意思疎通があれば事件はなかった」、「家族全体で話を共有できなかった。子供の問題で夫婦のコミュニケーションが欠けていた」被害者の家族でもありまた加害者の家族でもある両親と兄は事件を悔やみ、寛大な判決を求めたという。
東京渋谷の歯科医宅で昨年12月、長女の短大生、武藤亜澄さん(当時20歳)が殺害、切断された事件で、殺人罪などに問われた兄で次男の元予備校生、勇貴被告(22)の初公判が31日に行われた。
この事件は発覚時から、兄が妹から「夢が無い」なとどなじられたことに腹を立て犯行に及んだという報道が支配的となった。その後両親が手記を発表するも、事件の原因を妹の性格的な問題に転嫁して兄の減刑を狙う法廷戦術だと、マスコミの扱いも冷ややかなものだった。
昨日の報道ステーションでは、今回の初公判に際し、兄と妹とのやり取りを再び報道していた。番組を見た記憶を頼りに書いているので、完璧とは言えないが大体以下の通りだ。
「(妹):勇君は自分が勉強しないから合格しないと言ってるけど、本当にそうなのかな。」、これを兄は幾ら勉強しても所詮無駄と言われたと解釈した。
「(妹):あたしは女優を目指して頑張っている。でも勇君はパパとママの敷いたレールの上を行ってるだけ。」、これが「夢が無い」の本質のようだ。
勿論報道はこれだけではないのだが、以上の妹の言葉を見るだけでも、現代社会に蔓延しているフェミニズムの男性蔑視の風潮が妹の心を蝕んでいる様子がわかる。
まず、自分の兄を君付けで呼ぶところに妹の兄に対する尊敬心が全く欠如している。親の躾も悪いのだろうが、男社会、男は悪といった、男性を見下すフェミの影響が妹をそのような意識にさせたことも見逃せない。
次に、自分の身近にはない新しいものに挑戦すること、またそれに対するリスク等も考えることなく何でも「自分らしさ」で賛美し、従来からある堅実な手法を旧態依然とした古い体質だとして軽蔑する。これもフェミの影響が妹をそのような意識にさせたのが読み取れる。女優を目指す自分は新しく素晴らしい存在だ、しかし両親と同じ道を歩む兄の生き方は発展性が無い、と。
女優で成功出来る者などほんの一握りだ。それより親の後を継いで歯科医になる方が安定しているに決まっている。だがそんな歴然とした安定性の格差がありながら妹が女優の道を目指せるのは、仮に失敗しても結婚して永久就職すればいいという逃げ道が女性には用意されているからだ。
ところが、男性の場合はそうはいかない。家族を養うべく経済力を身に付ける必要がある。だから男性と女性とで進む道が違ってくるのは当然だ。しかしフェミは女性が家計を担って男性を養ってやろうなどとは絶対に考えない。要職に就いてかなりの高給取りの女性でも必ず自分より地位の高いと思える男性としか結婚しようとしない。そこにフェミや一般女性の主張する男女平等の最大の矛盾がある。
事件が起きてしまった以上、失った命を取り戻すことは出来ない。しかしこの家族に良く似たケースの家族は意外と多いのではないだろうか。事件にはならなくとも、争いの火種が燻っている親子兄弟姉妹は多いだろう。特に男と女の家庭内対立はフェミの蔓延と共に深刻になっていくのは目に見えている。
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日頃から下に見てばかにしてたんじゃない?
女性には逃げ道があるというのは
耳が痛いと言うよりも「はい、そうです」と
開き直ってしまうくらい、女の私が実感しています。
(実際、兼業主婦なので子育てを放棄してまで働く気は毛頭ありません)
でも、オトコが稼ぐべきだという考えには抵抗があります。
今回の場合、妹も親に養われながらぬくぬくと「夢」を追いかけていたので、兄がキレた偉そうな態度は、分不相応だったと思います。