社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

フェミニズム批判サイトの紹介3 ~障害者差別禁止条例、女性専用車両~

2006-10-14 17:08:35 | サイト紹介
 今回はジャーナリスト千葉展正氏が発行しているメルマガを紹介する。

・http://blog.mag2.com/m/log/0000084657/

 このメルマガでは、フェミニズムをあらゆる角度から見た論考が記載されている。特に女性専用車両に関する論考は興味深い(*1)。また最新号では、千葉県で制定された障害者差別禁止条例に関する論考が掲載されている。本ブログでも少しその話題に触れようと思う。

 この条例に限らず、この手の差別禁止に関する制度は、差別者と被差別者との利害関係が必ず絡んでくる。例えば従業員の採用で、採用枠1名に健常者と障害者が1人ずつ申し込んだという場合、障害者を不採用にすればそれだけで障害者差別になってしまう。これは男性と女性が1人ずつ申し込んで女性が不採用になった場合でも同様に女性差別になってしまうのと同じだ。

 しかし、差別解消のために以上の2例でそれぞれ障害者と女性を採用して、健常者と男性を不採用にしてもそれは差別には該当しないというのがこの手の制度の不可解なところである。障害者差別とは言っても健常者差別とは言わない。女性差別とは言っても男性差別とは言わない。しかし健常者や男性でも差別されている場面は幾らでもあるのではないだろうか。彼らは犠牲にされる立場が当たり前だとでも言うのだろうか。

 差別と優遇は表裏一体である。誰かを優遇すれば誰かが差別される。全ての人が差別されない社会などそもそも不可能だろう。しかし人それぞれの利害が互いに相殺され、社会全体が均衡していく努力は怠ってはいけないだろう。そのために設けられた制度なら誰も不満は言わないはずだ。では何故不満が出るのか、理由はその制度の中に不均衡の解消という大義名分とは別に、権力主義に直結する悪しき下心が見えるからではないだろうか。

(*1)リンク先のメルマガより、「女性専用車両」を検索キーワードとして検索して下さい。


【主な出来事、話題】
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・郵政造反組17人復党へ、首相も方針了解。(13日)
・「なれ合い型」学級崩壊が急増、都市部で顕著、産経新聞。(13日)

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