社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

耳かき店裁判の死刑演出、三原じゅん子出産機能の横槍、共通するフェミニズムの狙いは性欲撲滅

2010-10-27 12:00:16 | 事件、事故

 裁判員制度初の死刑求刑、判で押したようなマスコミの報道、当然だというネット上での短絡的コメントの殺到、いかにも用意周到とも思える報道とネット世論の連携、しかしそこに事件の社会背景に言及する意見は少なく、見せ掛けの数の力だけで正当化しようという強引さが感じられる。

・林被告に死刑求刑 裁判員制度で初 耳かき店従業員ら殺害 2010/10/25 15:07
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/455360/

 東京都港区で昨年8月、耳かき店店員、江尻美保さん=当時(21)=と祖母の無職、鈴木芳江さん=同(78)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた元会社員、林貢二被告(42)の裁判員裁判第5回公判が25日、東京地裁(若園敦雄裁判長)で開かれた。検察側は「結果は重大で、真摯(しんし)な反省の態度はない」として林被告に死刑を求刑した。

 昨年5月に始まった裁判員制度で初めての死刑求刑。
(一部引用)

 この手の事件とよく対比されるのが、幼児虐待などで子供を殺害してしまう母親に対する裁判だ。たいてい母親には執行猶予付き判決が出るのが相場で、重くても懲役2、3年といったところだ。男に重く、女に軽くという司法の実態がフェミニズムに支配されているのは言うまでもない。

 もし今回の事件も、女が男性2人を殺害したという逆転ケースなら、間違いなく加害者である女のこれまでの人生に少しでも同情心を抱かせるような理由と、被害者である男性の落ち度を強調する報道に終始し、せいぜい懲役10~15年程度で収めてしまうだろう。勿論、ネット世論もそれを是とするコメントが書き連ねられるだろう。もはやフェミニズム勢力はネット世論まで支配しつつある。

 実に醜いほどの女性優遇が社会の中で胡坐をかいているのは言うまでもないのだが、ここで我々がしなければならないのは何か。それは、社会のあらゆる事例が、全て本を正せばフェミニズム、反日といった大きな破壊勢力に直結しているということを広く訴えていくことだと思う。

 例えば、今回の事件でも、被告に妻子がいるならば恐らく耳かき店にすら行くこともなかっただろう。そもそも40代の独身男性が決して珍しくない時代になってしまったことが大きな問題点なのであって、それは非婚主義を貫き結婚妨害をしている同世代の女性達に責任があるのだ。殺害された20代の女性もいわば非婚女性達に間接的に殺害されも同然だ。つまり、結婚社会を破壊した功罪がこうした事件となって表れてくるということを認識しなければならない。犯人処罰だけでは、単なる蜥蜴の尻尾切りになってしまう。

 しかし、強かなフェミニズムは、こうした結婚崩壊を草食男子などという言葉を流布させることにより、男性が積極的でないから結婚が進まないのだという論調にして女性の責任逃れを図っている。女性と交わりたくないなどと思う男性がこの世にいるはずがない。結婚が進まないのは女性の男性に対する慈愛心が欠落しているからに他ならない。だがそんな状況でもフェミニズムは出鱈目の理由を発明し強行する。

 また、この事件とは別の話題が根幹ではつながっていくということも考察しなければならない。最近の例としては、自民党の三原じゅん子参院議員(46)が自らの体験談を元に女性の出産機能について触れた発言に、民主党の森ゆうこ参院議員(54)が「不適切だ」と噛みついた話題が上げられる。

・三原議員「出産機能発言」どこが問題? 批判の民主議員に異論相次ぐ 2010/10/22 20:25
http://www.j-cast.com/2010/10/22078959.html?p=all

 これは、10月21日の参院厚生労働委員会において、子宮頸癌の予防ワクチン接種の必要性について三原氏が発言した際、三原氏が自ら2年前に子宮頸癌を患った体験談に基づき、「女性にとって最も大切な子供を産むという機能を失ってしまった」と発言したことに対し、森氏が不適切と文句を付けたというものだ。因みに森氏は3人の子を持つ母親だ。

 この件については、まず発言が男性だったらマスコミは大きく取り上げ、袋叩きにしただろうということだ。これは、かつて柳沢厚労相(当時)の「産む機械」発言をマスコミが歪めて報道し、女性団体が相次いで抗議声明を出し、当時の安部政権の支持率低下を狙った事例と比較すると一目瞭然だ。

 そして、この三原氏の発言に反発するフェミニズムの心理として、女性から出産という概念を排除してしまいたい、更にその奥には、男性と女性との交わり、つまり性欲という概念そのものを排除したいという連中の思惑が見え隠れするということだ。

 こう考えると、セクハラといった概念を発明して性欲を敵視する風潮を作り上げたり、性犯罪の厳罰化を主張したりといったフェミニズムの戦略心理も探ることが出来る。そしてそれは社会全体において、女性の男性に対する偏見意識、差別意識へとつながっていく。あの男はキモイから嫌、などという女性の意識はまさに偏見に満ちているが問題にはされない。逆に男性があの女はキモイから嫌と言えば即女性差別だと言われるだろう。つまり男性が女性を差別することは許されないが、女性は平気で男性を差別出来る、それが女性の自由だと正当化する。そして女性優位、男性劣位という序列が自ずと出来上がっていく。

 そんな女性道楽状況の中で、女性は男性を好き勝手に弄び、要らなくなったら捨て去り、新たな男性が寄って来るのを待つ。男性は掃いて捨てるほど沢山いるから、女性は何の努力も必要ない。そしていつしか女性から人を思いやる心は失われていく。

 先述の耳かき店の事件にしても、被害者の女性店員は21歳、まさにフェミニズムにどっぷり浸かって成長した世代、そんな女性店員の前に40代の独身男性が現れれば、最初から偏見の目でしか見ないだろう。勿論被告の男性も女性店員から偏見の目でしか見られていないということを入店する度に感じていただろう。そんな不信感が募る中で入店拒否されれば、まさにとどめを刺されたという絶望感とそして女性店員に対する怒りが頂点に達するのは想像に難くない。

 しかし、フェミニズムに支配された検察はそんな男性の事情など一切考慮するはずがなく、容赦なく極刑に処する。こうした結果は、単に被告本人への制裁だけではなく、類似の環境に置かれている男性全体に対する威圧的なメッセージを含んでいる。そして精神的に男性全体を追い詰め、暴発を促し、女性が犠牲になる事件が起きるのを待つ。そしてこれら一連の悪循環を反復強化させることにより、男性全体を社会的に撲滅していく。つまり、犯罪を利用したフェミニズム戦略には、常に男性の暴発と女性の犠牲が欠かせないということになる。だがそれに気付いている人はごく僅かである。

 このように、一見全く関連がないような事例でも、実は核心的な部分にフェミニズムが大きく関与しているということを見出すことが出来る。こうした物の見方をしていかなければ、悪質な社会権力の実態を掴むことは出来ないのだ。


<追記>
 三原議員のブログに、今回の件について私は以下のコメントを投稿しましたが、残念ながら掲載されませんでした。

(投稿内容)
 男と女の交尾により女が子供を産む。
 三原さんの発言は、生命体として自然の発言をしたまでのこと。

 それを批判する者が存在するということは即ち自然な姿を否定する、つまり「自然破壊」に他なりません。

 こうした偏見的な考え方は、フェミニストによる「産まない権利」といった、権利だけを主張し義務を放棄する身勝手なものです。

 フェミニズムは、性欲という概念そのものの根絶を企んでいます。それにより、男という性を根絶し、女だけによる生命体の存続を狙うという発想につながるのです。

 国連女子差別撤廃条約を日本が批准してから、女性の横暴が目立つようになりました。
 女性の社会進出といいながら、実は男性の根絶を目指す。結婚もせず、仕事をする女性だけが素晴らしい。専業主婦は社会のお荷物など、人間社会の根本をフェミニズムは愚弄してきました。

 そして、多くの男性が、結婚も出来ずに命を落としていく実態があります。
 今こそ、男女共同参画社会の破棄を行い、国連の女子差別撤廃条約から離脱し、家庭の大切さを説く啓発活動を行い、社会を立て直すべきだと思います。



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7 コメント

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Unknown (mar)
2010-10-28 17:27:37
犯罪を引き起こす大きな原因として、家族愛の欠如があげられると思います。
家族愛とは即ち男女の性愛、つまり男と女の交わりを推進することです。
従って、家族愛を中心とする国家体制を再構築することが急務です。

具体的には、
・男性を全て結婚させて結婚難民を減らすこと。女性に対する結婚教育も必要。
・国営の風俗、つまり赤線を復活させること。独身者には利用料を補助する。
・結婚しない高齢女(例えば30歳以上)に重税または厳罰を課すこと、或いは痴漢などの被害対象から除外するなど、ハンディを設ける。
・男女共同参画基本法や男女雇用機会均等法、DV防止法、ストーカー規制法、児童ポルノ法などのフェミ法律を廃止すること。
・全国の女性団体を撲滅すること。つまり、フェミニストを絶滅させること。
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Unknown (Unknown)
2010-10-29 14:01:09
>意外? 現代の資産家令嬢が結婚できない理由とは

http://media.yucasee.jp/posts/index/5154?oa=ymm5190

結構面白いですよ。

本当に美貌があるのかどうかは微妙なんですけどね。

まぁ現在は様々な勢力が、中韓が日本の独立を脅かしているので、そっちの方に向いてますけどね。

ちなみに女性団体の全てがフェミニズム団体ではないので、誤解しないで下さい。
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つまりはフェミニズムの全面撤廃 (蜻蛉(管理人))
2010-10-29 21:59:27
皆さんありがとうございます。

家族愛を中心とする国家体制を再構築については、項目が幾つかありますけど、集約すれば、フェミニズムを排除するということですね。

資産家令嬢の結婚に関しては、理想が高いということに尽きると思います。これは本人よりむしろ親の理想が高いかと。(笑)

また、女性団体といえば大抵はフェミニズム団体を連想するので、特に問題はないと思います。

勿論、女性の集団には、フェミニズムに反対するものもあります。以下に一例を示します。

家族を守ろう!「なでしこ日本」
http://nadeshikon.blog102.fc2.com/

ここには明確に、男女共同参画社会基本法の廃棄を目指しているとありますので、この団体は女性が中心の集団ではありますが、よく言われる女性団体とは正反対の集団ですね。
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Unknown (tac3210)
2010-10-30 14:05:31
フェミの理論も支離滅裂だと思います。
人間の男女における子孫繁栄における性行動を高尚なものとは位置づけていません。

男女の性行動は女性を煩わすものに他ならないとの位置づけでしょう。

男性の性行動は性犯罪の温床となり女性は被害者だと。それは女性を縛る(自由を奪う)出来事だと。
男性と自然に性を交われば快楽が生まれたり、または妊娠して子供が授かったり。
それは自立した女性の自由を脅かす存在だと思っているのでしょう。そのくせ、「性の自己決定権」と謳って女性個人の性の自由は謳歌する道を目指しています。自由のままやりまくれといったスタンスです。ピル解禁や小学生の性教育(避妊の知識)にも熱心です。

そこには男女一緒に感じあう「性の悦び」などありません。互いにいつくしみ合う関係という視点もありません。自分だけ楽しければそれでいい。相手は二の次。
あるイデオロギーに囚われ男性に愛されなかったため社会に復讐しているとしか考えられません。

こうした活動で男性はおろかまともな女性までも不幸にすることは今すぐ止めていただきたいと切に願うところです。
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未来対未来~結局これも (撃あ)
2010-10-30 20:01:40
しつれいします。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101029/stt1010290130000-n1.htm

↑ハーグ条約に併せて、与野党が悪さをかそうとしています。

ハーグ条約は、れっきとしたフェミニズム法です。
そこのホームページをのぞくとまんまフェミニズムですし、子供の保護というあたりもそう。
いうならば、ハーグ条約は、児童相談所を、
グローバルな規模に拡大せよという悪魔の条約です。
一刻も早くこんな悪法は根絶すべしで、
イザというときには国連を脱退すべきです。
返信する
皆様の抗議の声を (予備校講師兼会計士)
2010-10-31 01:49:41
なかなかおもしろいブログですね。読ませていただきましたが、社会の構成を成す、家族というものが軽んじれるようになって様々な意見で警鐘されるようになっています。インターネットの急速な普及もありますが、政治がおかしくなって国民の結束が根底から崩れ始めていることも多くの方が気付いた賜物でもあると思います。

国連の加盟国は、ほぼ全世界の国が加盟しています。こんな中、女性や弱者といわれるマイノリティーの立場、被差別、貧困、飢えなどによる、国際批判も堂々と展開され、その中で女性の解放運動が再び全世界で巻き起ころうとしています。ご承知のように国連には様々な機関があり、国境を越えた、共産主義、社会主義を掲げた革命運動が背後にあるのです。婦人差別撤廃条約はご存知と思いますが、これは、何も全ての国が義務付けられた条約ではないのです。

その国の方針、憲法などの条文、国民の議決で国連加盟国として条約に批准しています。他の欧米を見ればわかるように、この条約に批准していない先進国はたくさんあります。自分の国の憲法や法律の中にあり、国際条約に賛成するまでもないからです。しかし、日本はこの条約に批准しました。当然、毎年、国連にこの条約に基づいた法律の施行を報告しなければならなくなり、国際条約に拘束されます。日本の憲法より、国際条約の方が優先されるのです。

最近になって、世界女性会議という言葉を聞いたことがあると思います。北京宣言、ナイロビ宣言と、世界中の女性の地位向上と、自立、生きる選択権、価値観、1人の人間としての人権を高めようと言うのですが、聞こえは美しく、立派な理念のように見えますが、ゲイ、レズビアン、性同一障害者の差別禁止、離婚制度、子どもを生む選択権、男性と同等の権利、自立、地位とあらゆる性差別の全面禁止を謳ったものであり、結婚制度を否定し、家族や親子関係も女性が選択できるようにすることが共通の理念とされています。

不安のこともたくさんあるのですが、わが国では、配偶者控除が廃止されます。これも男女共同参画からきているもので、家族を壊すためです。戸籍を個人単位にし、離婚制度、同性婚、再婚など見直し、性差別を廃止、男も女も生涯賃金を同じくし、北欧で見られる、高福祉社会の実現を目指すものです。

あれこれとよくここまでと感心したくもなりそうですが、わが国で実際はどうでしょうか。逆に負担が増え、国民経済も立ち行かなくなり、人権や法律ばかりで拘束するのは、歪なで窮屈な社会になってしまいます。税金が一般に高いといわれるこれらの北欧やフランスなどの国では事実婚のカップルた子連れ再婚した親同士が違う、血のつながりのない親子が珍しくなくなっています。ドイツも嘗ての、質実剛健なゲルマン民族の国ではありません。離婚率が非常に高く、女性の進出などの高福祉国家になってシステム化された個人主義の国になって伝統や文化はなくなってしまっています。

民主党政権が推し進めるマニフェストやインデックス(党是として法案化を目指す)などまったくこれらの国と瓜二つと言ってよいでしょうし、国民の皆さんは本当に民主党でよかったのか、事後チェックが必要に思います。

日本のインターネットのユーザー人口が9千万人を超えました。しかし、情報の拡散もあり、新聞やテレビなどの報道を信用する人が圧倒的多いのが現実です。

最近の国民運動などの盛り上がりはたいへん歓迎することですが、世論の情報操作が一番怖いものだということをみんなが知っておくべきだと思います。政府の窓口、政党や身近にいる議員さんなどに強く働きかけ、こういう人達の尻を叩いて動いてもらう他、どうしようもありません。

情報というものは、今後の行動を起こす動機以外の何でもないのですから、地域で活かしていかなければ意味はありません。
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日本人女性に見限った方がずっとマシ (シヤバジフ2630)
2010-10-31 09:26:31
今の日本人女性→1980年代後半以降の女性向けビジネス戦略によって、シンデレラもしくは青い鳥状態で結婚する資格が全く無い。

もう日本人女性は、見限った方がマシだね。
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