フジテレビ韓流批判の勢いが止まらない。21日には大規模集会が開催される予定だそうだが、マスコミ擁護派は火消しに必死のようだ。しかし、その火消しも、批判してるのはネトウヨなどとレッテル貼りをする程度で、論理的な反論は出来ていないのが現状だ。
高岡蒼甫のツイートに端を発したこの騒動、いかにも高岡が仕掛け人のような印象が強いが、決してそうではない。何故なら高岡の意見に賛同する人が多くいなければ決してこれだけ話は大きくならなかったからだ。つまり高岡と同様の感覚を持った国民が如何に多くいたかということを今回の騒動が証明していると言えるだろう。
だが、マスコミが頼りのタレント、評論家連中は、マスコミ批判をしたくないというのが本音だ。高岡に賛同したのはふかわりょうぐらいで、江川昭子に至っては名指しでふかわに反論、しかし江川はふかわという人は私は知らないとツイートするなど、単なる苦し紛れの反論の色が強かった。
更にナインティナイン岡村やビートたけしは、「韓流が嫌ならテレビを見なければいい」と、批判派を牽制している。だがこれらの反論もネットユーザーには全く効果がないようで、「テレビで金貰ってる奴が言うことではない」など火に油を注ぐ状況となっている。
一方、ミステリー作家の深水黎一郎氏は自身のツイートで、欧米で導入されている電波オークション制度を紹介しつつ、「放送局は電波を独占していて新規参入ができないのだから、『嫌なら見るな』は成立しない」という意見を展開し、多くのネット世論の支持を集めている。やはりマスコミとあまり深い関係のない領域にいる人達には真っ当な判断が出来るということなのだろうか。
但し、深水氏は批判派にも、単にフジテレビの韓流偏向批判にとどまらず、マスコミの偏向報道全体に批判を広げるべきとも提案している。確かにマスコミに対する不信感にこれまで全く気付いていなかった者から見れば、いかにもフジテレビだけが偏向報道をしているように感じられてしまうかも知れない。しかし実際には韓流=反日というと朝日系列が真っ先に思い浮かぶのが定説で、むしろフジ系列は保守的メディアという印象が強く、つくる会系列の教科書や雑誌「正論」など、親日系の媒体も存在する。
そんなフジ系列でさえ反日報道を連日繰り広げているのだから、他のメディアは尚更反日に染まっていると考えるのが妥当な見方であって、フジだけがおかしくて他は正常と考えたら大間違いだ。これは、今回のフジ騒動に関してネットを除くどのメディアも一切報道していないことからも自ずと断定出来る。何故なら、フジにとって都合の悪い情報は他のメディアにとって追い風になるはずだ。従って朝日はじめ他のメディアはこぞってこのフジ騒動を報道して然るべきところだ。だがこれを報道してしまうと、他のメディアも同じ穴の狢だろうという声がネット上で拡散するに決まっている。従って、他のメディアもこのフジ騒動は隠蔽せざるを得ないのだ。
マスコミの反日報道の代表的なものは韓流偏向の他に、反戦強調、竹島や尖閣諸島など領土争いにおける相手国有利な報道、そして女性優遇と男性蔑視報道、いわゆるフェミニズム偏向報道などが存在する。これらの報道は一見独立しているかのように思える。特にフェミニズム報道が何故反日と関係しているかと疑問に思う人もいるかも知れない。しかし、フェミニズムは家族制度を破壊することにより日本国民の人口減少と連帯意識の低下を促進し、国家を内部的に破壊していこうという目論見があるのだ。連中は性的なものに注目しそれをセクハラと名付けて排除することには必死だが、竹島や尖閣の不法占拠などに関しては全く手を出さない。勿論、韓流報道に反対などするはずがなくむしろ大歓迎というのが本音だ。
このように、一口に韓流、反日批判とはいっても、その背後には実に様々な勢力が入り乱れているということを認識しなければならない。特にフェミニズム勢力など反日との関連が見出しにくい勢力には特に注意が必要だ。連中は震災も利用して勢力拡大を狙っている。例えば災害と女性ネットワークという集団は各地の避難所で女性の不満だけをまとめて、いかにも女性だけが不利益を受けているような報告を政府に上げ、女性専用の避難所を設けよなどと迫っている。反日排除はフェミニズムの排除でもあるということを認識されたい。
俳優の高岡蒼甫が、自らのツイッターでフジテレビが韓国ドラマを再放送することについて言及し、事務所との契約を解消した事件は記憶に新しいところだが、その後もネット上では、この話題に絡む議論が止む気配が無い。著名人がこれについて発言するたびに、2ちゃんねるではものすごい勢いでコメントが書き込まれている。 11日深夜に放送されたオールナイトニッポンでは、ナインティナインの岡村隆史が「(TVは)タダで見てるんだから、見たくないなら見なければいい。何でそれをわざわざツイッターで言うのか?」と発言。この発言はネット住民の反発を招き、2ちゃんねるでは、「ナイナイ岡村が韓流批判に猛反論 『テレビは無料、見たくないなら見んなや』」というスレッドが立ち、 「面白いテレビを見たいと思うので文句を言ってるんだが」 など、3日間でおよそ9000件の書き込みが殺到した。さらに15日にはビートたけしが『東京スポーツ』で「フジテレビの株持ってるわけでもないでしょ。いやなら見なけりゃいい」と、岡村発言をフォローし、今度は「たけしが高岡騒動に苦言 『嫌なら見るな』」というスレッドが立ちあがった。これには12時間ほどで1万件以上の書き込みが殺到した。 そして現在、岡村やたけしなどが唱えた「嫌なら見るな」に対する意見として盛んにとり上げられているのが、ミステリー作家の深水黎一郎氏の8月13日のツイート。14回に分けて投稿されたこのツイートで深水氏は、欧米で導入されている電波オークション制度を紹介しつつ、「放送局は電波を独占していて新規参入ができないのだから、『嫌なら見るな』は成立しない」という主旨の反論を展開した。この意見は多くのネット住民の支持を集め、 「正論過ぎて言い返せない」 と、彼らたちが岡村&たけし説を否定する際に頻繁に引用されている。 現在、2ちゃんねるでは「フジ擁護派」のリストが着々と作成されている。しかし、深水氏は一連のツイートを「マスコミのあるべき姿をめぐる、活発な議論に発展すれば面白いと思っていたのに、何故かそっちの方向には向かっていないようだ」と嘆くところから始めており、「フジに不満をいだく側も、《ノーモア韓流》ではなく、《ノーモア偏向放送》というスローガンを前面に掲げるべき」とも指摘している。岡村やたけしまでも巻き込んだこの騒動が今後のテレビ界にどのような影響を与えるのか、ますます注目が集まっている。
<参考>
・岡村&たけしの「嫌ならTV見るな」にネットでは猛反発 2011.08.16
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20110816-00021119-r25
「テレビで金貰ってる奴が言うことではない」
「2chねらーの実のあるレスをキレイにまとめた感じ」