社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

フェミニズムと相通ずる畠山鈴香のずるい戦略心理 --秋田連続児童殺害弁護側一転上告--

2009-04-11 22:49:40 | 事件、事故

 無期懲役確定かと思いきや、一転して被告側のみが上告、検察側の上告断念を確認した上で狙いすましたかのようなタイミングでの方針変更を感じずにはいられない。

 秋田連続児童殺害の畠山鈴香被告の弁護側は上告をしない意向を示していたが、上告期限の8日午後、一転して上告の意向を示した。

・秋田・藤里町の2児殺害:畠山被告、一転上告 弁護側、理由示さず
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090409ddm041040107000c.html

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で殺人と死体遺棄罪に問われ、1、2審で無期懲役の判決を受けた畠山鈴香被告(36)の弁護側は8日、最高裁に上告した。畠山被告は控訴審判決(3月25日)前は上告しない意向を見せていたが上告期限の同日、畠山被告と面会した湊貴美男弁護士が「本人の意思を確認し、上告を決めた」と述べた。

 湊弁護士は上告理由について「被告はいろいろ話をしていたが、守秘義務があるので」と明らかにしなかった。

 一方、死刑を求めていた仙台高検は同日、「従来の死刑適用の傾向を検討し、それに反するとは言えないと判断した」として上告を断念すると発表していた。
(部分引用)

 この事件の量刑としてどのくらいが妥当なのか、それはわからない。しかし、今回非常に腹立だしく思ったのは、検察側が上告を断念したのを見計らって、それまで上告しない意向だったのを一転して覆したそのやり口、そこに人としての狡賢さ(ずるがしこさ)を強く感じたということだ。

 検察側の上告断念により、控訴審判決である無期懲役より重い罪になることはない。弁護側が上告しなければそのまま無期懲役確定、しかし弁護側が上告すれば更に罪を軽く出来る可能性もある、つまり次の上告審は完全に弁護側有利の公判にしかならないのだ。

 何か自分は有利になることはあっても不利になることは絶対にあり得ないといった、フェミニズムの絶対権力主義と重なるところがあるように感じるのだが、この公判もフェミニズムの影響を受けているということなのだろうか、納得出来ない。

 もしこれが男の被告だったらどういう成り行きになっていただろうか。例えば舞鶴の女子高生殺害事件で60歳の男が容疑者として先日逮捕されている。男は一貫して容疑を否認しているが、この事件と比べて鈴香被告の事件の重大性はどうだろうか。一概に比較は出来ないだろうが、様々な事件との比較検討をしてみる必要もあるだろう。

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