中川昭一元財務相を巡る報道がまだ冷めない状況だが、ネット各所では、官僚や女性記者などによる「陰謀論」も飛び交うなど、真相は益々混迷を極めている。
・中川辞任、財務省の“謀略”説も…情報流出が早すぎる 扱いにくい大臣として有名
http://www.zakzak.co.jp/top/200902/t2009021828_all.html
だが表のマスコミや野党はそんな疑惑には一切目を向けず、当然の如く麻生首相の任命責任を問う声に終始し、解散総選挙の必要性に世論を誘導している。
ところで、一足先に自民党に見切りをつけた渡辺喜美氏に対し、次期衆院選で自民党は「刺客」として女優の高木美保さんを検討しているという。本人は否定しているようだが、何故彼女なのか、女性で世間の目を惹(ひ)きたいのか。安易な理由で彼女に白羽の矢を向けたのなら、彼女も快く思わないだろう。「(出馬は)全くありません。政治家なんかになりません」という言葉に、彼女の政治不信が表れているように思う。
・渡辺喜美氏の刺客? 高木美保さん出馬否定 2009/02/21 18:32
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/224457/
江東区のOL殺害の星島貴徳被告への無期懲役判決も政局のニュースにやや覆い隠されてしまったようだ。そのためかネット世論も工作員のコメントだけで盛り上がり、死刑ありきのコメントが一人勝ちしている状況だ。しかし、厳罰論に対する疑念については本ブログの過去の論考でも触れているので、そちらを参照して欲しい。特にこの星島被告については、恋愛歴もなく、いわばフェミニズムの被害者でもある。彼がもし普通に結婚して家庭を持てていれば事件を起こすはずがなかっただろう。同様な事件の再発防止に何が必要なのか、それが最も大切なことではないだろうか。
この他にも、沖縄で母親を殺害したとして15歳の長女が逮捕された事件など、不可解な事件は絶えることがない。国民の心は次々と崩壊している。本当に国民の味方になってくれるのは一体誰なのだろうか。
・クローゼット遺体事件、15歳長女を遺棄容疑で逮捕
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090221-OYS1T00210.htm
・殺害:9歳娘と母の首絞めた疑い 35歳女を逮捕 和歌山
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090214k0000e040014000c.html
・自宅に放火し母が死亡も逮捕の女性不起訴
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090216-461606.html