社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

心からの愛情が乏しい時代の男女関係 --バレンタインデー不要論、逆チョコ--

2009-02-07 16:35:05 | 結婚、恋愛

 バレンタインデーに欲しいもののトップは「愛情」、そんな調査結果がオリコンの調査で明らかになった。愛情というのは元々あって当然なのだが、それさえ感じられないほど現代女性は薄情になってしまったのだろうか。

・「気持ちに勝るものなし」バレンタインデーに欲しいもの1位は「愛」 2009年02月06日 11時00分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000016-oric-ent
http://contents.oricon.co.jp/pj/dc/news/20090206_01.html

 尤も(もっとも)、理由を見れば「お金じゃ買えない、どこにも売っていないものだから」、「むしろ、チョコよりもそっちの方が欲しい!」といった至極当然のものではあるのだが、これらは本命の恋人同士を想定したもののはずだから、別にバレンタインデーでなくても愛情は常にあるべきものではないだろうか。

 勿論、愛情を与えない女性が悪いとは一概には言えないのだが、この結果を見る限りでは、いつ壊れるか判らない硝子の様な希薄な男女関係しか感じられない。元彼、元彼女、などといった言葉が普通に出て来てしまうように、安易に別れて別の相手とくっつくといった、離婚が増えているのと同様な現象が恋愛関係でも起きているのだと推測出来る。

 更に、デートDVなどに代表されるようなフェミニズムの悪影響が女性の心を歪めているのは言うまでもない。

 一方、バレンタインデーに関しては別の議論もある。バレンタインデーは不要かどうか女性に尋ねた調査が行われ、不要を支持する女性は意外と多い結果が出たようだ。

・バレンタインは不要? 女性のホンネ
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/06/news039.html

 そもそも何故このような調査をする必要があるのかという疑問がまず第一に浮かぶ。こんな調査をするなら、デートの時に男性が奢る必要があるかという調査はしないのかという反論も出てくるだろう。

 中でも、「何でチョコをあげるか意味が分からない」、「会社用などお金かかって超迷惑行事」、「基本的にチョコレートは女性の方が好きだと思う。男性から女性に送る日にした方がいいと思う」、などの意見は女性の醜い欲張り意識を如実に表している。

 別にバレンタインデーは強制ではないのだから、嫌なら止めればいいだけだ。だがこうした否定的な意識の女性は、常に女性はもらえる、してもらえる、与えられるのが当然という甘えた意識があるのだろう。そしてこの手の女性に限って、男性に対しては際限なく要求をし続けるのだと思う。

 更に、男性から女性に贈る「逆チョコ」の議論もある。

・バレンタインデーの「逆チョコ」浸透する?
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0001689841.shtml

 この記事の担当記者は女性であることや、ジェンダー関連の論客が中心になって議論を展開していることからも、フェミニズム主導の内容であることは間違いないだろう。また以前本ブログでも取り上げた「草食系男子」というのもフェミニズムの仕掛けだったようだ。

 では何故逆チョコにフェミニズムが目を付けるのか。それは前述の記事における「(バレンタインデーを)男性から女性に送る日にした方がいいと思う」という女性の意識と重なって見える。文化や慣習を全て女性有利に変えてしまおうというフェミニズムの姑息さの表れといったところだろうか。

 ただ、もう一つこの記事で見逃せないことがある。それは「今までのバレンタインデーは『女性専用車両』みたいなものだった」という件(くだり)である。これは明らかな誤認である。寧ろ(むしろ)女性専用車両に例えるなら、ホワイトデーの方が適当ではないだろうか。何故なら女性専用車両は女性だけが恩恵を受けられるもので、バレンタインデーは男性が恩恵を受けるものだからだ。

 しかも、バレンタインデーは不要と答える女性が、女性専用車両も不要と答えるだろうか? 恐らくあり得ないだろう。更に女性専用車両と対極にある男性専用車両は存在しない。こうしたさりげない印象操作にも注意する必要がある。

 世の中には、バレンタインデーには無縁の男性も沢山いる。女性が男性を選り好み出来る時代だからこそ、女性はもっと多くの男性に愛情を注ぎ、置いてきぼりにされる男性が発生しないように努めるべきではないだろうか。多くの男性が「愛情」を求める理由を女性はどれだけ理解しているだろうか。フェミニズムの病魔に冒された女性の心にはそれすら判らないのかも知れない。実に空しい。

 だが、男性陣も諦めと嘆きだけでは前進しない。以上紹介した調査の中でも、評価出来る女性の意見はある。「愛を伝えられる」、「感謝の気持ちを伝えることができる」、「普段は買えない高くて珍しいチョコレートがたくさん現れる」などバレンタインデーを男性に対する好意を示す機会と捉えている人も決して少なくない。これらの女性達と良い関係を築けるように努めるのが男性に求められるのではないだろうか。

 にほんブログ村 政治ブログへ
(ランキングにご協力下さい。リンク先にも関連サイト多数。)