「ごね得」、「一民族国家」、「日教組の強い所は学力が低い」などの発言が問題視された中山成彬国土交通相が27日、辞任の意向を示した。麻生内閣は早くも前途多難な船出となってしまったが、一方で問題発言ではないとする意見もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080927-00000557-san-pol
辞任の意向を示した中山大臣だが、日教組関連の発言に関しては、同日宮崎市内で開かれた自民党県連の会合で、「日教組(日本教職員組合)を何とか解体しなきゃいかんと思っている」と改めて日教組批判を展開。この発言に関し終了後、記者団に「(日教組に関する発言は)撤回していない。日本の教育の『がん』である日教組をぶっ壊すために私が頭になる決意を示した」と述べている。
これら一連の発言が問題なのかどうかは判断が分かれるところだろう。しかしこうした閣僚の発言を巡る騒動は、安倍内閣の時と同じ構図ではないかと思うのは私だけだろうか。
一概に比較は出来ないが、例えば「産む機械」発言の柳沢厚生労働相(当時)にしても、問題視して騒ぎ立てたのは野党の党利党略とマスコミやフェミ陣営の安倍内閣叩きを目的としたものだというのは大体想像がつく。今回の場合も発言の問題性というより、麻生内閣批判に結び付けて解散総選挙での自民党没落を狙うための世論喚起に過ぎないのではないかと思える。
親中派で男女共同参画にも積極的だった福田内閣の時には厳しい批判もしなかったマスコミ。しかし親中派でない安倍氏や麻生氏が首相になると途端に批判を強め、何か批判の材料はないかと探しまくる。日教組は癌と言った中山大臣だが、最大の癌はマスコミではないだろうか。
(参考)
・日教組の正体
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/141.html