社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

虚飾の「情」に訴えるフェミ論法に惑わされるな --離婚後300日以内の嫡出推定--

2007-03-24 17:55:44 | 家庭、教育

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070324-00000026-maip-soci

 離婚後300日以内に生まれた子が前夫の子となる「嫡出推定」の規定を巡り、議論が活発化している。しかしこれに関する民法の改正が、夫婦別姓などと同様の家族破壊のフェミニズムが入り込んでいることが、千葉展正氏のメルマガでも指摘されている。

戸籍制度を崩壊させる民法の「特例新法」
出生届けを無視する風潮煽るDNA鑑定の導入
フェミ勢力の狙ひは「嫡出推定」の有形無実化
http://blog.mag2.com/m/log/0000084657/108374792.html

 フェミニズム勢力はこの件に関し、生まれて来た子供がパスポートを取れず、修学旅行に行けないとか、情に訴える作戦で法改正を強行しようとしている。しかしこれは痴漢被害の女の子をだしにして女性専用車両を正当化しようとするのと全く同じやり口である。

 フェミニズムの手口というのは法改正や新法制定の際、嘘の理由を公表し、実は別の目的があることを隠して活動するというものだ。連中に騙されないように注意が必要だ。

 ところが、前回紹介したフェミ批判系の掲示板では、フェミニズムの全てが悪いわけではないなどと主張し、法改正によって救われる人がいるなら良いではないかという主張がフェミ批判側からも出ていることに注目したい。

 こうした人達は、雛祭りや鯉幟の男女区別をなくすといった表面的なジェンダーフリーには異議を唱えつつも、女性専用車両や夫婦別姓、それにGIDの処遇などには比較的肯定的な意見を持っていることが多い。

 しかし、実はこうした人達がフェミニズムの独裁政治を野放しにしてしまっているということに彼ら自身が気付いていないようだ。

 もしも、法改正によって救われる人がいるなら良いというのであれば、例えば、痴漢を無罪にしたら痴漢をしたい人は救われるではないか、それと同じことだ。つまり、「法改正によって救われる人がいるなら良い」などというのは何の理由にもならないのだ。

 法律や規則、それに道徳というものはある意味冷たい性格のものでもある。どんな状況であろうが、それを守らなければ社会の秩序が維持出来ないのだ。そのためには、多少の犠牲は止むを得ない。

 フェミニズムの見せ掛けの「情」に流されることのないように注意したい。