社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

キスシーンより問題視すべきもの ~ベネッセ「たまひよ」のCM~

2006-10-22 13:26:11 | 芸能、音楽
 大手出版社ベネッセの「たまひよ」のCMにおけるキスシーンを巡り、視聴者からの苦情が寄せられている。「たまひよ」は育児関連の雑誌であるし、また今回のような性感を誘うものに関しては女性が過剰反応し易いことなどから考えても、苦情の多くは女性からのものと推測できる。

 ベネッセの担当者も、「配慮が不足していた」と非を認めるコメントをしており、これで一応の幕引きにはなるだろうが、では問題があるCMは他にはないのかという疑問が残る。

 例えば、「お父さんの服、臭くない」など中年男性の加齢臭を軽蔑するかのような消臭剤のCMや、女性1人に対し男性を多人数迎えて品定めするお見合いのシーンを設定したCMなど、主に男性から苦情が出てもおかしくないCMは幾つか存在する。実際に苦情も出ているのだろうが、これらがマスコミに取り上げられることはない。

 今から30年程前にも、ラーメンのCMで「私、作る人、僕、食べる人」という台詞を巡って、女性差別であると抗議した団体が現れ、話題になったことがある。実はこれが我国のウーマンリブのはしりであり、現在の男女共同参画へと結びついている。

 女性の苦情は大きく取り上げる一方で、男性の苦情は取り上げるどころか、「男は文句言うな」とばかりに全く相手にしない。しかしその結果、女性が男性を見下す社会が加速され、女性の一方的な都合だけで男性を手当たり次第に痴漢やセクハラ加害者に仕立て上げ、社会排除をしてしまうという事態が起きているのだ。更にそれらに反旗を翻すように男性が実力行使で女性を攻撃する事態も増え、報復の連鎖が続いている。

 本当に言うべき苦情は、CMの内容など個々の事例ではなく、女性の意見だけを大きく取り上げるマスコミの姿勢ではないだろうか。


【主な出来事、話題】
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