社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

古風な女心がまた一つ消えた ~福知山線事故の後追い自殺~

2006-10-16 12:56:39 | 事件、事故
 昨年4月のJR福知山線脱線事故で恋人を亡くした32歳の女性が、自宅マンションから飛び降りて自殺した。「婚約相手を亡くし、生きる希望をなくした」、「私の明日を返して」などと書かれた遺書が室内から見つかった。女性は男性と12年前から交際し、事故前までこのマンションで同居していたという。

 この2人は入籍しておらず、JR西日本が遺族として扱ってくれなかったことに対する不満なども自殺原因として報道されているが、やはりそれよりもかけがえのない大切な人を失ってしまったことへの失望感が大きかったのではないだろうか。

 安易な離婚や、結婚より働くことの方が素晴らしいなど、女性に対する歪んだ価値観の押し付けをフェミニズムは容赦なく続けている。多くの女性はそれに便乗し、男性を自分の遊び道具や財布代わりに利用する。そうした不届きな女性が多い中、今回のような1人の男性を一途に思い続ける女性の古風な意識は、むしろ大切にされなければならない。この女性の死は、大きな社会損失とも言えるだろう。

 だが、これだけ素晴らしい心を持った女性であったなら、その愛情を注ぐ機会がもう一度与えられても良かったのではないだろうか。男女比の不均衡などの影響で、特に男性は一度も異性に恵まれないケースも少なくない。彼らの多くは決して人格に欠陥があるわけでもなく、真面目な場合がほとんどだ。この女性も悲しみを乗り越え、新しい男性と結ばれ幸せになる機会が幾らでもあったのではないかと思うと、実に残念でならない。周囲の精神的なケアなどは適切だったのだろうか。悔やみきれない思いがする。

 一方、米紙NYタイムズの15日付に、結婚や出産の束縛から逃れるため、日本にない自由を求めてNYに移住する若い日本人女性が増加しているという記事が紹介された。こうした女性が自殺した女性の話題に触れれば、「結婚相手がいなくなって自由になったから良かったじゃないの」とでも言うのだろうか。


【主な出来事、話題】
・車内に七輪、男性3人が心中、静岡。(15日)
・[『慰安婦』決議案]「日本政府はきちんと反論せよ」、読売社説。(16日)