A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

吉田達也+中林キララ/八十八ヶ所巡礼/豊川座敷etc.@東高円寺UFL CLUB 2011.7.22(fri)

2011年07月24日 00時39分31秒 | 素晴らしき変態音楽

BO NINGEN来日記念「絶対的な60人のために捧げる日本の大音楽」

BO NINGENのメンバーのソロ、別プロジェクトを含む5組が出演。一見焦点の定まらない組み合わせに思えたが蓋を開ければどのバンドも素晴らしくとても楽しいイベントだった。

入り口前にBO NINGENのTaigen君とYuki君がいたので挨拶し前日に購入したツアーCDRにYuki君のサインを貰った。終演後Mon chan、Kohhei君のサインも貰い4人全部揃った。


開演が近づくとUFO CLUBには余り似合わない若い女の子が増えてきた。なんか雰囲気がB級アイドルのコンサートみたいで不思議な感じ。

定刻通り大阪の豊川座敷氏からスタート。てっきりバンドかと思っていたらアコギの弾き語りだ。観客の女の子達が色めき立つ。あとで数人の女の子にリサーチしたところ豊川座禅氏目当ての子が大多数。YouTubeやゆらゆら帝国の大阪公演のサポートで名を上げ人気者に。東京でのライヴは貴重なので駆けつけたというファンが多かった。頼りなげなヴォーカルの私小説フォークとでも表現しようか。ゆーきゃん氏とイメージがダブる。おかっぱ頭の個性的なルックスも悪くない。終演後物販コーナーで自らファンと談笑しながらハンドメイドCDRを販売していたのも正しいミュージシャンのあり方。



続いてBO NINGENのB&Vo.のTaigen Kawabe君とダンサーのMasami Saito嬢の共演。ベースの弾き語りなのでバンド演奏の時よりも個性的なヴォーカルが堪能できる。いい声だ。Saito嬢の時に緩やかで時に激しい身体パフォーマンスと見事にシンクロしている。ベース音をループさせエフェクターでノイズを演奏するなど、Taigen君の奥深い才能が感じられた。一級のコラボレーションだった。



続いて我、S情にてメシ!=道下慎介氏(LSD March)+Yuki,Kohhei&Mon chan(BO NINGEN)のノイズ・カルテット。自由に歌詞の世界を遊ぶ道下氏のヴォーカルはジム・モリソンのようだ。3本のギターによるアナーキーなインプロヴィゼーションはまさにフリークアウト状態。この日一番のカオス状態を産み出した。



4番目は八十八ヶ所巡礼。ゆら帝や嘘つきバービーのコミュに必ず名前が出てきて気になる存在だった。YouTubeのPVは妖怪メロディーにプログレとヘヴィメタルが絡み付く世界が面白く、ライヴを楽しみにしていた。これが凄く楽しかった。B&Vo.のマーガレット廣井氏は女物のドレスの中性的ルックスでお酒の一升瓶を飲みながら演奏。ギターのKatzuya Shimizu氏は80年代のジャパメタ風ルックスでライトハンド奏法を駆使して超絶技巧を披露。サングラスを外すと結構イケメン。ドラムの賢三氏は坊主頭に上半身裸。3人ともキャラが立っていて、曲もいい。特にハードロック/ヘヴィメタ・ギターにはキッス、エアロスミス、ヴァン・ヘイレンなどで育った私の感性を無性に惹き付けるものがある。曲調は嘘つきバービーに酷似しているがこのギターの存在感は唯一無二。要注目のバンドだ。物販で最新2曲入りCDを購入。でもこのバンドはやっぱりライヴ命だね。



トリは吉田達也さん+オシリペンペンズのギター中林キララ氏。ペンペンズでのふにゃふにゃしたギターを想像していたら全く逆の硬派のインプロ・プレイ。凄く上手い。吉田さんの変拍子パワードラムに負けることなく弾きまくり時に叫ぶ。緊張感の溢れる両者の丁々発止の対決に背筋が正される思いがした。ペンペンズの変態サウンドの裏にはこのテクニックがある訳かと妙に納得。



充実の
音楽性が
溢れ出す

会場に知り合いが多く話に夢中で、吉田達也さんに挨拶するのを忘れてた。
コメント (4)
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