A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ヘア・スタイリスティックス+極北の怪異@吉祥寺バウス・シアター 2011.6.30(thu)

2011年07月02日 00時31分08秒 | 素晴らしき変態音楽

第4回爆音映画祭の目玉イベントのひとつ、ヘア・スタイリスティックスが無声映画に音楽をつけるスペシャル・ライヴ。

映画は「極北の怪異(極北のナヌーク)」という1922年に作られた世界初の「ドキュメンタリー映画」。カナダのイヌイット(エスキモー)の日常を描いたモノクロ作品だ。スクリーンの左にピアニストの女性、右に中原昌也氏。ピアノのリリカルでメランコリックな調べに中原氏が包み込むような電子音を重ねていく。ノイズではなく、クラウス・シュルツェやタンジェリン・ドリームのようなスピリチュアルなエレクトロ・ミュージック。極寒の地に生きるイヌイットたちの生活の厳しさよりも主人公のナヌークの逞しさと優しさを浮き彫りにするような、深遠でドリーミーでスケールの大きな演奏。ヘアスタの新機軸といえるだろう。あまりの気持ちのよさに、お酒も飲んでいないのに後半は夢の世界に遊んでしまった。

中原氏と映画との絡みという話題で普段のヘアスタのライヴよりもお客さんが多く、しかもサブカル系中心だったのが興味深かった。

ヘアスタと
映画の相性
抜群だ

中原氏が出演した「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」も今回の爆音映画祭で上映されるんだよな。行こうかな~。
爆音映画祭HP


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする