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A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

映画「ドアーズ/まぼろしの世界」@吉祥寺バウスシアター10.12.17(fri)

2010年12月19日 01時55分50秒 | 映画やDVDのこと
爆音映画祭音楽編でトム・ディチロ監督、ジョニー・デップ・ナレーションのドキュメンタリー映画「ドアーズ/まぼろしの世界」を観た。この日が最終日ということでチケットを買うとフィルムしおりが貰えた。

ジム・モリソンの幼少時代から死までを冷静なタッチで描き出す。未発表映像も多数あり、演奏シーンの音はすべてその時の演奏である。モリソンの書く素晴らしい詩と激しいステージ・アクションにレイ・マンザレク(key)、ロビー・クリーガー(g)、ジョン・デンズモア(ds)のジャズやブルースの要素を取り入れた革命的ロック・サウンド、それが全米を興奮の坩堝に巻き込んで、ドアーズは社会現象になっていく。公民権運動やベトナム戦争の泥沼化といった社会状勢の中でジム・モリソンはカウンターカルチャーの寵児となり、彼の一挙一動が新聞やテレビで報じられようになる。
モリソン自身はスターの座に付くことに違和感を感じて、ドラッグや酒に溺れ、奇行が目立つようになる。マイアミでの公演で猥褻行為を働いたとの罪で逮捕され、そこからドアーズの迷走が始まる。1971年モリソンはパリへ移住し詩作に専念するが、7月3日バスタブの中で心臓発作を起こし死亡してしまう。享年27歳。奇しくもジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、カート・コバーンも27歳で亡くなっている。

多少なりともロックに興味のある人なら観て損はないだろう。
ドアーズ/まぼろしの世界 HP
爆音上映は初めてだったが予想以上に迫力があり、特にロック映画にはピッタリだ。

ジム・モリソン
灰野さんも
お気に入り
 
17日キャプテン・ビーフハートが69歳で亡くなった。1982年を最後に音楽活動を引退して画家/彫刻家として活動してきた彼だが、現代のロックに与えた影響の大きさはジム・モリソンに引けを取らない。私はちょうど今彼の伝記本を読んでいたところだから驚いた。牛心隊長の冥福を心よりお祈りします。
ちなみにビーフハートも灰野さんのフェイヴァリット・アーティストである。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Last Date (HK)
2010-12-21 08:50:21
ついさっき、ジョン(犬)さんのツイッターにてこんなものを発見しました。

http://www.youtube.com/watch?v=utw8tYGineQ

「初めて知ったけど、これがキャプテン・ビーフハート最後のレコーディングらしい。電話越しに録音されたそうです」とのことです。合掌。
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Earthday (miro)
2010-12-21 11:47:50
情報ありがとうございました。
写真も痩せていて晩年の牛心隊長らしく興味深い録音ですね。
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