A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

冷たい雨が降っているので、最近流行のバンド名を調べてみた。

2013年12月20日 01時15分24秒 | ロッケンロール万歳!


世界で最長のバンド名は何だろうか?そんな疑問に取りつかれ、ググってみたところ、「Band Names That Are Ridiculously Long(愚かしいほど長いバンド名)」というサイトを発見。ローマ字で26文字以上のバンド名をリストアップしている。そのリストで最長の名前はThe Rock and Roll Dubble Bubble Trading Card Co. of Philadelphia – 19141(58文字)、続いてThe Powers of Darkness Shall Rain Blood Upon This City for 500 Years(56文字)。第1位は会社名を模した無味乾燥なモノだが、第2位は「暗黒パワーがこの街に500年間血の雨を降らせるだろう」という予言の文章で、ポエムっぽくて味がある。注目は6位のParacoccidioidomicosisproctitissarcomucosisパラコッチディオイドゥミコシスプロクティティスサルコミュコシス(42文字)で、ネタっぽいがメキシコのゴアグラインドバンドである。「名は体を表す」の典型で、バンド名通りジャケも音も酷過ぎる。






我らがAcid Mothers Temple & the Melting Paraiso U.F.O.(40文字)は惜しくも11位でトップ10入りならず。しかしこのチャートは狙おうと思えば誰でもNo.1を取れるから大して意味はない。

以前長いバンド名のJ-POPをディスったところ、曲名ならいいでしょ!とばかりAKB48から挑戦状が届いた。最新No.1ヒット『鈴懸の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』である。『鈴懸なんちゃら』という略称で話題になったのは本末転倒だが、ネタとしてはおいしい。



因みに2013年12月18日現在日本一長い曲名はレムというヴィジュアル系バンドの『拝啓、大好きなキミへ。誰かに手紙というものを書くのは初めてです。最初で最後の手紙を書きます。キミは覚えていないだろうけど、初めて会った時のこと。涙を見せながら必死に笑顔を作るキミは、どこか寂しくて、奇麗で、僕が生きてきたこの世界のものとは思えないほど繊細でした。それは温かい陽射しのような、優しい春風のような、雨上がりに架かる虹のようで。僕の生きる真っ暗な世界に温もりと色をくれた。キミに触れた時、僕は初めて生きていることを感じることができた。だけど。いつしか僕らは大人になり、キミとの日々はいつからか日常になった。押し殺したはずの真っ黒な渦が世界を飲み込んでいく。苦しくて苦しくて、痛くて辛くて。キミとの思い出が、キミとの日々が色を失っていくのがただ怖かった。だから。僕は僕を終わらせる。温もりが冷めないうちに。色を失わないうちに。キミはきっと勝手だと僕を罵るだろう。でも誰かのために生きるなんて奇麗事、僕には似合わない。僕が色を失わないうちに、温もりを抱いて逝きたい。生きたいキミと、逝きたい僕。幸せの守り方は一つじゃない。考え方が違うだけ。大好きなキミへ。キミを守れなくてごめん。僕に光をくれてありがとう。先立つ僕を許して。敬具』。



第2位はプログレバンド、内核の波の『すっげー深い穴を見つけたんだ!今から飛降りるよ。存在証明なんかじゃない、この深さなら誰にも見付かる事はないだろ?生まれてしまった償いをしなきゃいけねぇんだ、生きる事と死ぬ事によって。俺はもう立派に一つの精神として立った。これ以上殺生を繰り返す理由なんて何処にもみつからねぇよ。そもそも人は今しか生きられねぇ、常に生きているのは今だ。でも「今ここ」と想ったその瞬間には既に過去になっているわけで、次々に未来が押し寄せては今を認識する間もなく過去になる。「生」という刹那を証明するのは不可能だろ。証明しようとする時には常に過去のモノとなり生きていたという記憶にすぎねぇ。つー事は、生きていようと死んでいようとそんなもんどっちだって同じじゃねーか。だったら俺は希望に向かってスペシャルダイブ!』。



これも狙えば誰でもトップに立てるので、我こそはという方はトライしていただきたい。ただし略称は禁止。

さて、最近の若手バンドをよく知らないでディスるのは、マスコミの某知事集中砲火に踊らされる阿呆と同じ穴の貉なので、暖房の効いた部屋に籠って長くてヘンテコな名前ののバンドについて調べてみた。

キュウソネコカミ


2009年結成の5人組コミックパンクバンド。「窮鼠猫を噛む」という中国故事から来たと思ったら、装備しているとHPがピンチ状態(黄色で表示)の時のあらゆる攻撃がダメージ9999になる「キューソネコカミ」というFF10-2内のアクセサリからきているという。何のことか分かりましぇん。




ゲスの極み乙女。


2012年結成のヒップホッププログレバンド。乙女というからにはギャルバンかと思ったら半分女子。バニビのレナちゃん似のドラム女子には萌えるが、残念ながらメインは腕力のなさそうな男の子。女が男に貢ぐ構図か。




コンテンポラリーな生活


2009年結成、大阪出身の3人組「健康優良不良ポップ」バンド。「ヘタレのヒーロー」になる事を目標に掲げている。タイトルは『彼らは鉄腕ナインティーン』『ぼくらのキラーチューン』とかカタカナ好き。ベースが女子なので追加得点をあげる。やたら生活臭のある歌がイマドキの若者の理想のコンテンポラリーライフなのか。




それでも世界が続くなら


2011年結成の4人組パンクバンド。THE YELLOW MONKEYと同じ事務所。いじめや虐待、家庭環境や病気等を題材にした楽曲が多く、『彼女の歌はきっと死なない』『この世界を僕は許さない』『僕は君に武器を渡したい』というアルバムタイトルからも真面目な青年たちだと思われる。しかし「それせか」という略称はイマイチ。




グッドモーニングアメリカ


2001年結成の八王子の学生バンドが2007年にバンド名変更。おはようニッポンならぬ亜米利加礼賛4人組。【開いてく、届けていく】~一人でも多くの人の心へ~がコンセプト。『あっ、良い音楽ここにあります。』『未来へのスパイラル』などタイトルも前向きな夢見る若者。




禁断の多数決


メンバーの素性等不明点が多い謎の7人組。普通女子が少なくとも3人と冴えない男子のバンド。エレクトロビートに甘い歌はさよならポニーテイルに似たコンセプトだが、もっとバンドっぽい。女子ヴォーカルがカワイイので採点甘し。




空きっ腹に酒


2007年結成、大阪発新春隠し芸的ハードコアバンド。あまりに投げやりなバンド名の由来は知りたくもない。演奏もやけっぱち。もうちょっと真面目にやれよなんて言うのはオヤジの証拠。血と汗と努力を好まぬ今の若者にはこの位いい加減な方が刺さるのだろう。




Czecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック)


2010年結成の5人組。チェコ共和国にダメ(NO)出しして、クレームが来るんじゃね? いわば否日本。チェコ国民の感情は別として、音楽性にプラハの影響は皆無。80年代ニューウェイヴ風のビートと遊佐未森っぽい女子ヴォーカルがいい感じ。今回調べた最近の若いもんの中では、筆者的に最も気に入った。




流行かな
バンド名も
キラキラネーム

でもやっぱりSimple is the Bestだと思うな。

コメント
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