クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-01 No.3

2007年01月11日 15時13分39秒 | Weblog
●前回ご案内した下記商品の価格が漏れていましたので、再度ご案内いたし
ます。

<MEMORIES>
ME1084/6 3枚組 \5080
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
1975年8月4日ライヴ
カルロス・クライバー指揮
バイロイト祝祭管、
ブリリオート、リゲンツァ、モル、マクリントル、ミントン、
シュタインバッハ、ツェドニク、ヒルブラント他
伝説のクライバー・バイロイト音楽祭登場。74年、75年、76年と3年連続で出
演するも、これ以外の出演はありませんでした。DG盤ではモーツァルト歌いの
プライスにイゾルデ役を与えるという反則技でしたが、やはり当盤のような
演奏が聞きたいものです。全盛期のクライバーらしいエネルギー全開、炎の
ような情熱が全曲を貫く凄絶なライヴです。

==================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<RCA RED SEAL US>
88697049272 \1450
ピーター・ピアーズ &ジュリアン・ブリーム
ダウランド、エリザベス王朝期を歌う
「Absence」「What Then Is Love?」「I Saw My Lady Weep」
「If She Forsake Me」「Dear, If You Change」「Come, Phyllis」
「Stay, Time」「It Was a Lover and His Lass」「Weep You No More」
「When Laura Smiles」「Fair, Sweet, Cruel」「Shall I Sue?」
「Sweet, Stay Awhile」「Who Is It?」「Can She Excuse?」
「Come, Heavy Sleep」「Wilt Thou Unkind, Thus Leave Me?」
「Sorrow, Stay」「The Lowest Trees Have Tops」
「Time's Eldest Son, Old Age」「In Darkness Let Me Dwell」
「Say, Love, If Ever Thou Did'st Find」
ダウランドや、トーマス・モーリー、フィリップ・ロセター、トーマス・
フォード、のエリザベス王長期の歌曲集です。この録音は、当時非常に少な
かったリュート歌曲集の先駆けのもので、ダウランドの歌曲を愛してやまな
かった名テノール、ピーター・ピアーズが最も好んで歌ったもの。またギタ
ーだけでなく当時数少ないリュート奏者であったブリームとのデュエットで
名録音と言われている1枚です。最近のバロック唱法歌手による歌い方とは
全く違いますが、その感情表現は、他には比類のないものです。


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)イタリア>
88697031162 \1900
アントニオ・ブリオスキ:6つのシンフォニー
ト長調(1733), ニ長調(1734), 変ホ長調(1734), 変ロ長調(1741),
二長調(1741), 二長調(1741)
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス(オリジナル楽器使用)
アントニオ・ブリオスキは、1730-1750頃にミラノ付近で活躍した知られざ
る作曲家。ここに収録されたシンフォニーは、古典派の交響曲として知られ
る最初期のもの。彼は当時人気も高く、多作な初期の交響曲作曲家で、作品
の多くは1730年代に、あるいはもっと以前に作曲されたと推定される。交響
曲の大部分が3声または4声の弦楽オーケストラのためのもので、3楽章構成
によっている。また、ほとんどの楽章はソナタ形式または2部形式であり、
第1楽章はソナタ形式をとることが標準となっている。ソナタ形式の楽章は
大規模な展開を示し、サンマルティーニのものより明瞭な輪郭を示している
のが特徴となっている(ヴィヴァルディのシンフォニアとは、全く異なった
様式)。ミラノに吹き込む新鮮な息吹を感じる、爽やかな曲感。そしてオリ
ジナル楽器による、はじける様な快活な楽しい演奏は、とてもリラックスさ
せてくれます。
【録音:2005年9 月25-29 日、ミラノ】


<ARS MUSICI>
AM14032 \1450
シューマン:「子供の情景」Op.15
「アラベスク Op.18」 「3つの幻想的小曲 Op.111」
「美しいヘートヴィヒ Op.106」 「2つのバラード Op.122」
「暁の歌 Op.133」 「主題と変奏」
アンゲリカ・ネベル(p)
2006年はモーツァルト・イヤーで盛り上がったが、実はシューマンの没後150
年の年でもあった。ここでは、「子どもの情景」を始めとした小品集。まず、
「子どもの情景」。冒頭の“見知らぬ国と人々”。速い!なぜこんなテンポ
で?と思い解説を見てみると、「シューマンの使っていたメトロノームは不
良品だった?」と見出しがついている。その解説によると、シューマンが書
き付けたテンポ表示は、彼が使っていた「ただしくテンポを刻まないメトロ
ノーム」が基準となっているため、それを鵜呑みにして演奏するのは間違い
だというのである。何とも想像力を刺激するエピソードではないか? “ア
ラベスク”と“3つの幻想小曲集”をはさみ、選ばれたのはバラード3曲。こ
れは本来、朗読とピアノのためのメロドラマとして作曲されたもので、最近
ではF=ディースカウの素晴らしい演奏で完全体が聴けるのだが、ここではあ
えてピアノの部分だけが演奏されている。“暁の歌”そして、“主題と変奏”
はシューマンの心の歌。すでにメトロノームなど必要とするはずもない、晩
年のシューマンの朦朧とした音楽をしみじみ味わってみたい。
アンゲリカ・ネベル: ベルリン生まれの女流ピアニスト。ハノーファーと
シュトゥットガルトで学んだ。幅広いレパートリーを持ち、音楽祭への出演
や放送局のために録音してきている。2000年に、ハイドン、ブラームス、メ
シアン、ハルフテルの作品のCD 発売(roner-records)してきている。
1995年よりデュッセルドルフ・ロベルト・シューマン大学の教授を務め、
シューマンの研究を行っている。


<OEHMS CLASSICS>
OC607(SACD-Hybrid) \1550
ヴィンツェント・リューベック:オルガン作品集
「前奏曲」 「前奏曲とフーガ」 「コラール《主イエス・キリストよ、われ
汝の名を呼ぶ》」
ヨーゼフ・ケレメン(org)
ヴィンツェント・リューベック(Vincent Lubeck 1654年 ブレーメン近郊-
1740年2月9日 ハンブルク)は、ドイツ盛期バロック音楽の作曲家・オルガニ
スト。1675年にシュターデのオルガニストとなり、演奏家・作曲家・教師と
して名声を勝ち得る。1702 年にハンブルクの聖ニコライ教会(この教会のパ
イプオルガンは、名匠アルプ・シュニットガーによって建造された、世界で
最も美麗なオルガンの一つであった。) に地位を得、終生にわたってこの座
にあった。また、バッハは青年時代にハンブルクを訪ねた折に、リューベッ
クの演奏にも触れており、バッハの初期のオルガン作品には、彼の影響が歴
然としている。しかし長い生涯のわりに、ごく僅かな作品数しか現存しなく、
ここに収録された記念碑的なコラール《主イエス・キリストよ、われ汝の名
を呼ぶ "Ichruf zu Dir Herr Jesu Christ"》と、《前奏曲とフーガ》は、
彼の最も優れた作品と言われています。。
【録音:2005年7月Ss. Cosmae et Damiani in Stade1675年シュニットガー
製作(1688年&1975年改修)オルガン】

OC584 \1450
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1&2 番、 スケルツォOp4
アンドレアス・ボイデ(p)
陶磁器で有名なマイセンの東10kmにある、Oschatz(オーシャッツ)という街
生まれたピアニスト、アンドレアス・ボイデ。彼の演奏は今までにもマイナ
ー・レーベルからいくつか発売されており、一部の熱狂的なファンの間で語
り草となっていました。この度、OEHMSレーベルからブラームスのピアノ作品
全集をリリースすることになり、ファンとしても大きな喜びとなるはずです。
このアルバム、若きブラームスの力のこもった作品を3曲収録しています。ま
るで、あのベートーヴェンの“ハンマークラヴィーア”を聴いているような
力のこもったピアノ・ソナタ第1番。シューマンの影響が見え隠れする第2番。
そして、まるでショパンの作品を思わせるスケルツォ。どの曲も、晩年の作
品のような渋さはあまり見受けられませんが、意欲的で貪欲に音楽を貪ろう
とするブラームスの気合が聴こえてくるようで微笑ましさすら覚えるでしょ
う。ボイデの演奏は、ブラームスの構造性の確かさをきっちり押さえ、その
上で叙情的な部分も漂わせるという、まさにブラームスを演奏する理想的な
形と言えるもの。これから発売されるであろう、後期の小品集が楽しみでな
りません。
アンドレアス・ボイデ:ドイツのピアニスト。ドレスデンとロンドンでピア
ノを学び、マルコム・フレージャーにも師事。様々なヨーロッパのオーケス
トラと共演、音楽祭に出演し、絶賛を浴びている。また、現代音楽も得意と
しており、初演も行ってきている。2000年にはシューマンの作品の校訂版を
出版。Atheneレーベルより5枚のCDを発売している。
【録音:2005年7月25-28日 ケルン放送 ビスマルク・ザール】

OC589 \1450
ブラームス:
「5つの歌 Op.104*」「3つの歌 Op.42より第3番」「12の歌とロマンス
Op.44より《愛の歌》《山は険しく》《渓流のほとりの牧場》」
メンデルスゾーン:
「6つの歌 Op.59 より第5&6 番」「最初の春の日Op.48 より第5 番」
シューマン:「ロマンス第2集 Op.91」
ブルックナー:「慰めの音楽」
シューベルト:「菩提樹」
レーガー:「Es waren zwei Konigskinder」「Trutze nicht」
フリッツ・シュタイン:「Das Heimattal」、
ジルヒャー:「Untreue」
フランツ・ビーブル:
「Feinsliebchen, du sollst mir nicht barfus gehn」
ミヒャエル・グレーザー
ペーター・ダイクストラ*(指揮)
バイエルン放送合唱団
1946年に創立された長い伝統を誇るバイエルン放送合唱団。クーベリックや
コリン・ディヴィス、ロリン・マゼールなどの多くの大指揮者と共演し、当
時の現代作品から古典的な作品まで大変幅広いレパートリーを持つことで知
られています。このアルバムは、当団体が1990年から2004年までに録音した
ロマン派の小品を集めたもの。ブラームスやメンデルスゾーン、ドイツでは
おなじみのジルヒャー、そしてブルックナー、レーガーと言ったドイツ合唱
音楽を聴く際にはどうしてもはずすことのできない作品がぎっしり詰め込ま
れています。もう一つの注目点。2005年重鎮M・グレーザーの引退に伴い、当
時弱冠26歳の若さを誇るP・ダイクストラが音楽監督に就任したことで、この
合唱団の色合いがどのように変化したのかを感じることもできるはず。(新
旧2人の指揮者の聞き比べは“MACHET DIE TORE WEIT -クリスマス・キャロル
集 OC 535” でも可能) 合唱ファン必聴の1枚といえるでしょう。
【録音:1990年-2004年 バイエルン放送スタジオ、他】




<OTAKEN RECORDS>
TKC-306 \2080
(通常のCDです。CD-Rではありません。)
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調「告別」op.81a
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番 ト長調「かっこう」 op.79
(4)シューベルト:即興曲変ロ長調 op.142-3 D.935
(5)ショパン:練習曲ヘ短調op.25-2
(6)シューマン:予言鳥op.82-7 
(7)モーツァルト:トルコ行進曲-ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331より
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ (1)-(7))
(1)グィード・カンテルリ指揮 
ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団
録音:
(1)1956年3月18日、(2)(3)1954年3月30日
(4)-(7)1956年4月11日
いずれもニューヨーク・カーネギーホールに於ける実況録音 
原盤:
(1)米ペンザンスPR 39 
(2)(3)米ロンドンLL.1108-9 金文字赤レーベル 
(4)-(7)独デッカ SLA 25036-Dの10面より 
私たちはその人の風貌やその人に対する世評によってその人に対する固定観
念を持ってしまいがちになります。私ども一般リスナーのバックハウスの演
奏に対するイメージはキレが良いとは決して言えないもこもこした音、しか
しその中より自ずと滲み出るあの風貌とマッチした不器用だが風格ある演奏、
といったものではないでしょうか?これが名盤と言われるベートーヴェンや
ブラームスの正規録音盤によって長年私どもが培ってきたバックハウスのイ
メージと言ってほぼ間違いのないところでしょう。ところがこの度、能楽師
にしてバックハウス音盤収集家の幸信吾(こう しんご)氏提供の音源に
よって私どものバックハウスの演奏イメージは完全にくつがえされました。
ちなみに氏は「バックハウスの真の良さを多くの人々に知っていただきたい
との一念で」代理店を通じ当方にご自身のLPコレクションのCD化をリクエス
トしてこられ、今回はそれに答えるものです。ともかくホロヴィッツのチャ
イコフスキーで前回にわかに注目を集めた米ペンザンスレーベルからのベー
トーヴェンの第4コンチェルトはポリーニより指がまわり、アルゲリッチよ
り音楽が推進する名演奏です。そしてアンコールの「トルコ行進曲」。おそ
らくこれを越える演奏は後にも先にもないのではないでしょうか?
オタケンレコード 太田憲志




<BRILLIANT CLASSICS>
BRL 93221 100枚組 \20000
マスター・ワークス 100CD
ブリリアント・クラシックス創設10周年の企画目玉アイテム!
モーツァルト
ベートーヴェン
メンデルスゾーン
ブラームス
シューベルト
ヘンデル
テレマン
ドヴォルザーク
バッハ
ヴィヴァルディ
各10-CDセットです


BRL 8402 10枚組 \4080
「ダヴィド・オイストラフ・プレイズ:室内楽作品集」
CD-1
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第3番
「羊飼の娘セリメーヌ」による12の変奏曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
マルティヌー:
Poco allegro
Adagio
Scherzo; Trio
Lento; Moderato; Poco allegro; Piu allegro; Allegro; Allegro vivo
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ第1番
CD-2
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番
フンメル:ピアノ三重奏曲第2番
CD-3
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ヴラディゲロフ:
『ブルガリア組曲』-「歌」第2番
ラセニスタ
ブルガリアの民族舞踊による幻想曲
ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』-「パスピエ」
とだえたセレナード
コダーイ:ハンガリーの民族舞踊
アルベニス:『夢』-「愛の歌」第3番
ファリャ / クライスラー編:スペイン舞曲
サラサーテ:ナヴァーラ
CD-4
プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番
メロディ op.35b
3つのオレンジへの恋-「行進曲」
シンデレラ-「冬の妖精」
ヴァイオリン・ソナタ第2番
CD-5
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番
レーガー:無伴奏ヴァイオリン・プレリュード
ヴィエニャフスキ:
アンダンテ
アジタート・エ・ヴィゴローソ
プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ
ベートーヴェン:セレナード
CD-6
バルトーク:
ヴァイオリン・ソナタ第1番
6つのルーマニアの民俗舞踊
スーク:
ウン・ポコ・トリステ
ブルレスカ
メトネル:ノクターン第1番ニ長調
イザイ:哀しき詩曲
ヴィエニャフスキ:伝説 ト短調
ザルチスキ:マズルカ ト長調
CD-7
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのためのソナタ第2番
ヴァイオリン・ソナタ第5番へ短調
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ『悪魔のトリル』
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
ロカテッリ:カプリース
CD-8
シューベルト:幻想曲 ハ長調
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
ドヴォルザーク:マズルカ
スメタナ:From my homeland no. 2
チャイコフスキー:
瞑想曲
ワルツ=スケルツォ
CD-9
カトワール:ヴァイオリン・ソナタ第1番
カトワール:ヴァイオリン・ソナタ第2番
カトワール:エレジー
シマノフスキ:神話-3つの詩
CD-10
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
フリーダ・バウアー(ピアノ)
イーナ・コレゴルスカヤ(ピアノ)
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)
レフ・オボーリン(ピアノ)
アブラム・マカロフ(ピアノ)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
グリゴリー・マダトフ(フルート)
ミハーリ・テリアン(ヴィオラ)
イーナ・コレゴルスカヤ(ピアノ)
アレクサンダー・ゴルデンヴェイザー(ピアノ)

BRL 8395 5枚組 \2200
ギター協奏曲 名曲集
ロドリーゴ/ポンセ/カルッリ
ヴィヴァルディ/ジュリアーニ
カステルヌォーヴォ=テデスコ
モレノ/サプカ/マッカーリ
ミッケーリ/フェリチ(以上、ギター)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-01 No.2

2007年01月07日 16時03分31秒 | Weblog
★お知らせ★
ブリリアント・レーベルの価格を、さらにお求めやすい価格に改定いたしま
した。総合リストをHPに掲載いたしましたので、ぜひご利用下さい。

1枚もの \480
2枚組 \900
3枚組 \1350
4枚組 \1800 から

==================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<MEMORIES>
ME1084/6 3枚組
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
1975年8月4日ライヴ
カルロス・クライバー指揮
バイロイト祝祭管、
ブリリオート、リゲンツァ、モル、マクリントル、ミントン、
シュタインバッハ、ツェドニク、ヒルブラント他
伝説のクライバー・バイロイト音楽祭登場。74年、75年、76年と3年連続で出
演するも、これ以外の出演はありませんでした。DG盤ではモーツァルト歌いの
プライスにイゾルデ役を与えるという反則技でしたが、やはり当盤のような
演奏が聞きたいものです。全盛期のクライバーらしいエネルギー全開、炎の
ような情熱が全曲を貫く凄絶なライヴです。





<M&A>
“蟹のモントゥー“が新装化粧箱・曲目大幅追加
(チェルカスキー、クラウス、ソロモンがソリストで登場!)で復活
曲目詳細が分りましたので改めてご案内します。

M&ACD1192 13枚組 \15800
CD1 ベートーヴェン:
序曲「献呈式」1949年12月4日、
交響曲第5番 ハ短調「運命」1947年2月16日&1950年12月10日
「プロメテウスの創造物」アダージョ1944年12月17日
「フィデリオ」序曲1944年1月16日
「レオノーレ」序曲第3番1952年3月30日
CD2
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」序曲1950年2月5日
交響曲第35番 ニ長調K.385「ハフナー」1946年3月24日
ピアノ協奏曲第12番 K.414第2、3楽章+ウィリアム・カペル1950年4月23日、
「魔笛」序曲1952年2月3日
「後宮からの逃走」序曲1945年4月21日 
グルック:「アウリドのイフィゲニア」序曲1945年1月21日
ハイドン:交響曲第88番 ト長調1945年1月21日
CD3
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩「ドン・ファン」1949年1月29日
交響詩「死と浄化」1952年4月13日
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲル」1952年3月30日
「ばらの騎士」組曲1951年3月25日
CD4 ワーグナー:
「パルシファル」-前奏曲と聖金曜日の音楽1950年4月9日
「名歌手」第1幕前奏曲1947年11月16日
「名歌手」師弟たちの踊りと名歌手の入場1950年4月23日
「さまよえるオランダ人」序曲1951年2月11日
「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死1952年4月6日
CD5 ワーグナー:
「ワルキューレ」ヴォータンの別れと魔の炎の音楽1947年1月19日
「ジークフリート」森のささやき1947年1月19日
「神々の黄昏」ジークフリート、ラインへの旅1951年3月4日
「リエンツィ」序曲1950年2月5日
リスト:
交響詩「前奏曲」1950年4月16日
ハンガリー狂詩曲第2番1949年3月13日
CD6 ベルリオーズ:
「ローマの謝肉祭」序曲1946年12月8日
「トロヤヌス」前奏曲1945年11月18日
「キリストの幼時」より「エジプトへの逃避」序曲=2本のフルートとハープ
によるトリオ、1948年3月28日&1947年12月21日
「ファウストの劫罰」より「鬼火」、「妖精の踊り」、ハンガリー行進曲
1944年11月26日
「ロメオとジュリエット」より「序曲」、「ロメオ独り」、「カプレの祭り」
「愛の場面」1944年11月26日
序曲「海賊」1952年3月9日
CD7
メンデルスゾーン:
「フィンガルの洞窟」序曲1949年1月9日
交響曲第4番 イ長調「イタリア」1947年2月23日
「ルイ・ブラス」序曲1949年3月27日
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」1950年3月12日
ブラームス:
ワルツ集(ヘルツ編;管弦楽版) より第1,2,11,14,15番1949年3月27日
CD8
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲1952年4月6日
ブラームス:
交響曲第1番第2楽章1951年12月23日
悲劇的序曲1949年2月20日
トマ:「ミニョン」序曲1949年2月6日
デュカ:交響詩「魔法使いの弟子」1952年2月3日
メシアン:キリストの昇天1948年3月28日
シベリウス:悲しきワルツ1949年3月13日
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲1950年1月29日
スーザ:星条旗よ永遠なれ1948年3月7日
CD9
ボロディン:「イーゴリ公」だったん人の踊り1951年12月23日
R=コルサコフ:
「クリスマス・イヴ」組曲1943年12月19日
「ロシアの復活祭」序曲1952年4月13日
スペイン奇想曲1952年3月2日
グラズノフ:バレエの情景1943年12月12日
ラフマニノフ:交響曲第2番より第2楽章&第3楽章1941年2月27日
CD10
フランク:
前奏曲、コラールとフーガ(ピエルネ編;管弦楽版)1944年12月3日
交響詩「贖罪」1952年4月13日
「プシシェ」組曲1944年12月3日、交響曲 ニ長調1946年4月7日
CD11
グレトリー:「セファールとクロシス」1947年2月16日
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房」序曲1950年12月31日
マスネ:「フェードル」序曲1950年3月12日
ファリャ:「三角帽子」組曲1946年2月24日
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲1952年3月2日
ワーグナー:「タンホイザー」序曲1951年4月22日
レスピーギ:「ローマの噴水」1946年3月24日
CD12
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番第1楽章+ソロモン(P)1951年2月11日
シューベルト=リスト編:
さすらい人幻想曲+リリー・クラウス(P)1951年3月4日
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番第1楽章+シューラ・チェルカスキー(P)1944年12月10日
ブラームス:
二重協奏曲より第1楽章+ナオム・ブリンダー(Vn)、ボリス・ブリンダー(Vc)
1947年12月7日
CD13
ウォルトン:「ファサード」組曲1950年2月26日
シューマン:交響曲第4番1952年3月9日

M&ACD1196 \1980
シューマン:ピアノ五重奏曲作品44、
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲作品81
アルトゥール・シュナーベル(P)+プロ・アルテSQ 1934年のHMV録音
良好なSPからの復刻です。EMIからの正規ライセンス盤

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-01 No.1

2007年01月04日 16時46分43秒 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

Goodies

===================================

★★★グッディーズ・オリジナル企画・第5回発売★★★
SPレコードを生で聴くすばらしさを多くの方に感じてもらいたい!という思い
から、当店で独自に復刻した音源をCD-Rにて販売いたします。
当店の復刻CD-Rのマスターは、真空管オーディオの専門家で、SP復刻にかけて
は一家言をお持ちの、新 忠篤氏の協力を得て製作しております。
氏の自作直熱管フォノイコライザを使用して行われる復刻は、これまでの復刻
ものとはまったく違った音質でSPが再現されます。かつてこれほどまでに鮮度
の高いSPの再生ノイズがCDに刻まれたことは無かっただろうというノイズの中
に、これまでは聴くことが出来なかった演奏家の細やかな息遣いを聴き取るこ
とが出来ます。SP復刻は、世界中で様々の専門化がそれぞれの見識で行ってお
り、どれが最高とは決して言うことは出来ませんが、これまでにない鮮度の高
い復刻をお届けできたのではと思います。

●SPレコード本来の音を追求したダイレクト・トランスファー CD-R
SPレコードの真の音は残念ながら、これまで市販された復刻CDではなかなか聴
くことができません。それはSPレコードの音ミゾに刻まれた音声信号を拾い出
すプロセスで、重要な情報が失われているからです。このCD-Rシリーズは復刻
プロセスを最短にしてSPレコードのありのままをお届けするダイレクト・トラ
ンスファーです。LPとは比較にならない強大な音響勢力を持つSPレコードのた
めに、専用のカスタムメイド真空管式フォノイコライザをの使用しています。
またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り、一切のノイズリダク
ションを排除してあります。従来のSP復刻CDよりノイズの量は多くなりますが、
ノイズの奥に演奏者の確かな息づかいが聴き取れます。プレスCDより音の鮮度
の点で優位と判断し、CD-Rを採用しました。収録はSPレコード3枚から5枚の
初発売時のアルバム単位を基本としています。
ケースには録音データ(オリジナル・レコード番号、マトリクス番号、テイク、
録音年月日等)を記載してありますが、曲目解説はありません。

●発売予定:第5回 10タイトル 2007年1月下旬
●価格:各1枚 \1500(税込)
●お取り扱いは当店のみ(通販、または事務所へのご来店)となります。

■ご注意
CD-Rを使用していますので、再生機器によっては再生が出来ない場合もござい
ますので、ご了承下さい。
編集作業を一切行っておりませんので、曲はつながっていません。1トラックは
SP盤片面分となります。トラック間の空白部分は統一されていません。
リードアウト部分の短い盤は、終わりの部分のノイズが入る場合があります

78CDR-1040
ラロ:スペイン交響曲作品21
ブロニスワフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ジョージ・セル指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
日本コロムビアJ8320/22 (原録音:英COLUMBIA LX-347/9)
(1934年6月20日&22日ウィーン録音)
ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)はポーランドのヴァイオリニスト。
1892年10歳の時に大ヴァイオリニスト、ヨアヒム(1831-1907)の指揮でベルリ
ン・デビュー。3年後の1895年13歳の時、名ソプラノ、アデリナ・パッティ
(1843-1919)に招かれウィーンでの「パッティ告別演奏会」で演奏した。この
「スペイン交響曲」の録音は1934年フーベルマンが52歳の時のもの。指揮者
のジョージ・セル(1897-1970)はブダペスト生まれ、最初にウィーン、後にラ
イプツィヒで学んだ。ヨーロッパ各地のオペラ劇場で指揮した後、ニューヨー
クに移住。1942年から1946年はメトロポリタン歌劇場、1946から死去する
1970年までの24年間はクリーヴランド管弦楽団を指揮した。この録音はセル
が37歳の時のもの。ヴァイオリンをもってオーケストラに真剣勝負で切り込ん
でいくフーベルマンの凄さがダイレクト・トランスファーによって初めて聴
ける。このシリーズのフーベルマンは78CDR-1006ベートーヴェン「クロイツェ
ル・ソナタ」、78CDR-1021モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番K.216が
ある。

78CDR-1041
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
日本コロムビアJ8221/2(原録音: 英COLUMBIA LX-259/60)
(1933年6月2日録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はブダペスト生まれのヴァイオリニスト。ブ
ダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事し、13歳でデビューした。
1907から1913年に英国に住みピアノのマイラ・ヘス(1890-1965)やフェルッチョ
・ブゾーニ(1866-1924)らとのソナタ演奏から大きな音楽的影響を受け、その
後ヨーロッパ大陸に戻り1917年から1924年スイスのジュネーヴ音楽院で教えた。
第2次世界大戦前の1932年(昭和7年)と翌1933年(昭和8年)に来日した。その時
日本コロムビアに録音もしている。このバッハはシゲティが41歳の録音。後年
の「無伴奏ソナタとパルティータ」の全曲録音と比較が興味ある。まるで別人
の演奏の感がある。

78CDR-1042
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番イ長調作品18-5
カペー弦楽四重奏団
リュシアン・カペー(第1ヴァイオリン)
モーリス・エウィット(第2ヴァイオリン)
アンリ・ブノワ(ヴィオラ)
カミユ・ドゥロベール(チェロ)
日本コロムビアJ5091/4 (原録音:仏COLUMBIA D-13066/9)
(1928年4月10日録音)
史上最高の弦楽四重奏団だったカペー弦楽四重奏団のリーダー、リュシアン・
カペー(1876-1928)は医師の誤診による腹膜炎で1928年12月18日に急逝した。
享年52歳。カペーはパリ音楽院でJ.-P. モーランに師事し1893年に一等賞を得
た。その年に弦楽四重奏団を組織した。録音時のメンバーは1918年からもの。
1920頃から毎年ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の連続演奏会をパリで開催して
いた、カペーは1928年4月にフランス・コロンビアに録音を始めた。そしてそ
の年の10月までの6ヶ月間に弦楽四重奏曲11曲とピアノ五重奏曲1曲の録音をし
た。10インチSP盤が7枚、12インチ盤が44枚である。まるでカペーが自らの
死を予期したようなハイペースの録音である。約80年前の録音ながら、この洗
練された四重奏団の音色がダイレクト・トランスファーで見事にとらえられて
いる。

78CDR-1043
ショパン:24の前奏曲作品28
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
英HIS MASTER'S VOICE DB957/60
(1926年3月22日&23日イギリス、ヘイズ "A"スタジオ録音)
(お詫び: HMV 盤特有のノイズが大きいです)
アルフレッド・コルトー(1877-1962)は20世紀最高のフランスのピアニスト。
スイスのニヨンに生まれ、両親はフランス人。1892年パリ音楽院のルイ・ディ
エメ(1843-1919)のクラスに入り研鑽を積む。1896年一等賞を得て卒業。1902
年にヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)とチェロのパブロ・カザ
ルス(1876-1973)とピアノ・トリオを組んだ。1917年にパリ音楽院教授、1919
年にパリに音楽学校エコール・ノルマルを設立した。コルトーはショパンの
「前奏曲」を生涯に3回録音していて、これはその第1回目の録音。コルトーは
戦後の1952年(昭和27年)に初来日した。その時75歳だったコルトーは山口県下
関市の響灘にある厚島が気に入り購入を申し出た。無人島の厚島はコルトーに
贈られ「孤留島」と名づけられたが、コルトーは帰国後体調を崩し、再来日は
果たせなかった。

78CDR-1044
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ドビュッシー(ハルトマン編曲):ミンストレル-「前奏曲集第1巻」より
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
仏DISQUE "GRAMOPHONE" DB1322/3
(1929年6月7日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音)
ヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)とピアノのアルフレッド・コ
ルトー(1877-1962)の1929年6月7日の録音。ティボーが49歳、コルトーが52歳
だった。二人はこの録音の10日前の5月27日と28日にベートーヴェンの「クロ
イツェル・ソナタ」とフランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調(HMV DB1347/50)
をパリのプレイエル音楽堂で録音していた。ヴァイオリンのティボーは1953年
(昭和28年)9月2日(フランスでは9月1日)、日本を含む東南アジア公演に向かう
途中、搭乗機が夜のアルプスの南峰スメ山に激突して命を落とした。享年73歳。
ティボーとコルトーは78CDR-1015ベートーヴェン「クロイツェル・ソナタ」が
出ている。

78CDR-1045
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
チャールズ・ドゥレイパー(クラリネット)
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴァイオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
米COLUMBIA 67664/7D (原録音: 英 COLUMBIA L-2252/5)
(1928年11月2日録音)
レナー弦楽四重奏団は1918年にハガリーのブダペストで結成された。メンバー
の全員がブダペスト音楽院出身で、レナー(1894-1948)、スミロヴィッツ、ロー
トがイェノ・フバイ(1858-1937)の弟子。チェロのハルトマンがダヴィッド・
ポッパー(1843-1913)に師事した。 4人はブダペスト・オペラの楽員だったが、
1918年のハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成し2年間、田舎の村に籠も
って練習を積んだ。1920年にウィーンでデビュー。そこに居合わせたモーリス
・ラヴェル(1875-1937)が聴いて彼らをパリに招き、公演はセンセーショナル
な成功を収めた。その後1922年にロンドン、1929年にアメリカでデビューした。
レコードは機械式録音時代の1922年にイギリス・コロンビアに録音したのが
最初で、1927年のベートーヴェン没後100年では弦楽四重奏16曲中11曲(SPレ
コード40枚を録音した。このモーツァルトのクラリネット五重奏曲はイギリス
のクラリネット界の祖父と尊敬されたチャールス・ドゥレイパー(1869-1952)
を迎えて録音された。ドゥレイパーはブラームスのクラリネット五重奏曲もレ
ナーと録音している。

78CDR-1046
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
ウェーバー:アンダンティーノ(変奏曲ヘ長調 J.94)
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
マイラ・ヘス(ピアノ)(ベートーヴェン)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)(ウェーバー)
米COLUMBIA 69081/83-D (原録音: 英COLUMBIA LX-641/3)
(1937年 6月28日&29日=ベートーヴェン、1936年12月22日=ウェーバー録音)
チェロのエマヌエル・フォイアマン(1902-1942)はウクライナのコロミアに生
まれた。1909年にウィーンに移りアントン・ワルターに師事し11歳でコンサー
トデビューした。さらにライプツィヒでチェロの名教師ユリウス・クレンゲル
についた。1929年から1933年にベルリン高等音楽院の教授をつとめ、1935年に
ナチスの迫害を避けるためにチューリヒに在住し、1938年にアメリカに移住し
た。この録音は35歳の時のもの。フォイアマンは1934年(昭和9年)と1936年
(昭和11年)に来日し、演奏会の傍らコロムビアに録音した。ピアノのマイラ・
ヘス (1890-1965)はロンドン生まれの女流で1907年17歳の時トーマス・ビー
チャム (1879-1961)指揮でベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番でデビューした。
その後デイム(男性のサーにあたる)の称号が与えられたイギリス・ピアノ界の
重鎮で、門下にソロモン(1902-1988)やビショップ=コワセヴィ(1940-)らが
いる。ジェラルド・ムーア(1899-1987)はイギリスの名ピアノ伴奏者。

78CDR-1047
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調 K.378(317d)
ドゥニーズ・ソリアーノ(ヴァイオリン)
エレーヌ・ピニャリ(ピアノ)
仏PATHE PDT163/4
(1948年録音)(お詫び:小さなキズによるノイズがあります)
ヴァイオリンのドゥニーズ・ソリアーノ(1916-2006)はエジプトのカイロ生ま
れ。パリ音楽院で名ヴァイオリン教授ジュール・ブーシュリ(1878-1962)のク
ラスで研鑽を積み、1932年16歳で一等賞を得た。1934年にピアノのマグダ・タ
リアフェロ(1893-1986)と録音したフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番がディ
スク大賞を受賞した。このモーツァルトは第2次世界大戦後の1948年の録音で、
当時ソリアーノは32歳だった。ピアノのピニャリはパリ音楽院出身の女流奏者。
ソリアーノは78CDR-1027モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 K.454
(ピアノ=タリアフェロ)、78CDR-1031モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
ト長調 K.216(ブーシュリ指揮)が出ている。

78CDR-1048
ロッテ・レーマンのアメリカ・コロンビア録音による
シューベルト:歌曲集「冬の旅」作品89 D.911より
第1曲 「おやすみ」
第2曲 「風見の旗」
第3曲 「凍った涙」
第4曲 「かじかみ」
第6曲 「あふれる涙」
第7曲 「川の上で」
第9曲 「鬼火」
第10曲「休息」
第11曲「春の夢」
第12曲「孤独」
第14曲「霜おく髪」
第16曲「最後の希望」
第24曲「辻音楽師」
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
パウル・ウラノフスキー(ピアノ)
米COLUMBIA 71174/6D, 17367/9D
(1941年3月14日&19日ニューヨーク録音)
ロッテ・レーマン(1888-1976)はドイツの名ソプラノ。1945年にアメリカ国籍
を取得しカリフォルニアのサンタバーバラで晩年を過ごした。1910年ハンブル
クのオペラで「ラインの黄金」のフライアでデビュー(22歳) 、以後ドイツ・
オペラの最高のソプラノとして君臨した。またリートの分野でも活躍した。
電気録音の初期に録音したシューマンの「女の愛と生涯」は広く聴かれた名演
である。この「冬の旅」はアメリカのコロンビアに録音したもの。13曲を10イ
ンチ盤3枚、12インチ盤3枚に録音した。レーマンはソプラノでありながら低声
域が豊かで、女声の「冬の旅」でもまったく違和感がない。声をはりあげて歌
うのではなく、聴き手に語りかける歌い方が好ましい。レーマン53歳の録音。
ダイレクト・トランスファーに声楽が初登場。歌詞はついていない。

78CDR-1049
ロッテ・レーマンのアメリカ・ヴィクター録音による
シューベルト:歌曲集「冬の旅」作品89 D.911より
第5曲 「菩提樹」
第8曲 「かえりみ」
第13曲「郵便馬車」
第15曲「からす」
第17曲「村にて」
第18曲「嵐の朝」
第19曲「まぼろし」
第20曲「道しるべ」
第21曲「宿」
第22曲「勇気」
第23曲「幻の太陽」
ロッテ・レーマン(ソプラノ)
パウル・ウラノフスキー(ピアノ)
米VICTOR 2108/9, 17190/1
(1940年 2月25日&26日録音)
ロッテ・レーマン(1888-1976)の「冬の旅」はアメリカのコロンビアとヴィク
ターの2社に録音された。ヴィクター社への録音はコロンビアの1年前の1940年
で11曲が10インチ2枚、12インチ2枚だった。レーマン52歳の録音。シューベル
トの書いた曲順で収録すると、レコード会社による音の違いが気になるため、
コロンビアとビクターを別々に収録した。ピアノのパウル・ウラノフスキー
(1908-1968)はウィーン生まれでニューヨークに没した。アメリカ時代のレー
マンの録音の伴奏の多くを手掛けた。シューベルトの「美しい水車屋の娘」
ほかのレーマンとの録音がある。ダイレクト・トランスファーに声楽が初登場。
歌詞はついていない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする