<WEITBLICK>
SSS0065-2 \1980
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
エミール・ギレリス(P)
(1)コンヴィチュニー指揮
ゲヴァントハウス管弦楽団
1960年11月3日モノラル・ライヴ
(2)ケーゲル指揮
ライプツィヒ放送響
1965年3月2日モノラル・ライヴ
WEITBLICKに旧ソ連の剛腕ピアニスト、ギレリスが登場です。しかも共演はコン
ヴィチュニーとケーゲルという思いも寄らぬ組合せ、硬派同士の共演。
モーツァルトは、コンヴィチュニーのベートーヴェン的な重厚極まりない、ゆ
ったりしとした伴奏にギレリスの鋭いタッチとリリカルな風合いの対照の妙が
聴きものです。
チャイコフスキーは、鬼才ケーゲルとの共演という注目盤です。ケーゲルは
チャイコフスキーに対してはあまり思い入れがなかったのか演奏機会はごく僅
かです。ここでのケーゲルはすっきりとした古典的なアプローチで透徹してお
ります。ギレリスの見事なテクニックと疾風怒濤の迫力には圧倒されるばかり
です。ギレリス・エステート公認のリリースです。音質はモノラルですが極上。
SSS0068-2 \1980
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
(2)ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第25番「かっこう」より第1楽章(アンコール)
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ハンス・リヒター・ハーザー(P)
ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送響
(1)(2)1978年6月6日ステレオ・ライヴ
(3)1971年5月11日ステレオ・ライヴ
ハンス・リヒター=ハーザー(1912-1980)は、ドレスデン生れですから、ケーゲ
ルとは同郷ということになります。ベートーヴェンの権威として知られ、
PHILIPSへのソナタ録音は、華麗さ、派手さを廃した実に渋く、そして魅力的
な音色で名盤の誉れ高いものです。そのピアノの音はきらびやかさを意図的に
否定しつつも郷愁を誘う泣かせる音色と申せましょう。EMIへは、カラヤンと
ブラームスの協奏曲、ジュリーニとのベートーヴェンがありますが、晩年の演
奏は、Kontrapunktのザンデルリンクとの共演盤くらいです。ケーゲルの定評
あるベートーヴェンは、さすがにベートーヴェンらしい格好良い場面展開を強
調しながらも繊細でしみじみとした味わいを見せてくれるのも興味深いところ
です。
SSS0070-2 \1980
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
(2)ハイドン:交響曲第57番
クラウス・テンシュテット指揮
ベルリン・ドイツ響
(1)カール・エンゲル(P)
1973年9月11日スタジオ・ステレオ録音
テンシュテットとドイツ名門オケの共演です。現在のベルリン・ドイツ響、当
時のベルリン放送響に客演した放送用スタジオ録音です。こういうものが現存
していたことにまず驚かされます。両曲ともに初出レパートリー。昨年9月に亡
くなった(CD化の快諾を貰ったばかりでした)モーツァルトのスペシャリスト、
スイス出身カール・エンゲルの洒脱なモーツァルトが素晴らしい出来です。ハ
スキルをもっと芯のある音色にしたような、デリカシーに事欠かない美しい音
色。そして、そのピアノを豊かに抱擁するかのようなテンシュテットの織り成
すオーケストラの立派で優しい佇まいには感激です。大指揮者は必ずハイドン
の有名でない交響曲を取って置きのレパートリーとして持っているものですが、
テンシュテットもその例に漏れず、第57番という珍しい曲をモーツァルトの伴
奏同様の風格とセンス溢れる澄んだ音色で聴かせてくれます。こういうハイド
ンなら大歓迎です。ベルリン・ドイツ響とは、その後共演はない様子で、何が
あったのか?トラブル・メーカー、テンシュテットの横顔がふと頭をよぎりま
す。
<CLASSICO>
CLASSCD646 \1850
「デンマークのロマン派-無伴奏混声合唱曲集」
ニルス・ガーゼ(1817-1890):5つの歌op. 30/おお、あなたは愛/祈り/
J.P.E.ハルトマン(1805-1900):
アドルフ・ラングステズによる宗教詩op. 86
第1部エルンスト・ヴォン・デア・レッシェによる世俗的な詩op. 86
第2部/森を通って静かに乗る
セレン・ビルシュ指揮
ミスト合唱団
2006年5月録音
ガーゼとハルトマンは19世紀のデンマーク音楽界の指導的立場にあり、デンマ
ークのロマン派音楽の頂点をなす作曲家です。無伴奏混声合唱曲を少ししか作
曲しなかったのは、当時は学生合唱協会による男声合唱がデンマークの合唱界
で重要だったからです。
CLASSCD650 \1850
「モーツァルト:ピアノ作品集」
ソナタ第10番ハ長調KV330/グルックの歌劇「メッカの巡礼」の「われら愚かな
民の思うは」による10の変奏曲KV455/アダージョロ短調KV540/ソナタ第15番
ハ長調KV545/ソナタ第8番イ短調KV310
アマリー・マリング(P)
2006年8月録音
マリングは1948年デンマーク人を両親としてリューベックで生まれました。
1972年北欧音楽コンクールで1位を得てから、日本を含む世界各地で独奏者・
室内楽奏者として活動し、1981年からデンマーク王立音楽院で教えています。
CLASSCD687 \1850
サクソフォン四重奏によるイタリアのバロック
「イタリアのバロック」
コレッリ:合奏協奏曲ト短調op. 6-8「クリスマス」/
ペルゴレーシ:
カンタータ「オルフェオ」からレチタティーヴォとアリア/サルヴェ・レジナ/
A.スカルラッティ:合奏協奏曲形式のシンフォニア第1番/第2番
コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団、
マティアス・ハゼガー(T)、ヴィゴ・マンゴア(Org)
コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団は1998年に結成され、デンマークで最
も有名な合奏団の一つとして、ヨーロッパ各地やアメリカで演奏しています。
ドメニコ・スカルラッティのソナタの録音が好評だったので、精妙で力強く旋
律の美しいイタリアのバロック音楽を録音したくなったと書かれています。
CLASSCD688 \1850
ニールセン:
フルート協奏曲、パンとシリンクス、小組曲、若き芸術家の棺の傍らで、
ボヘミア・デンマーク民謡、フルート協奏曲の第2楽章(初稿)
ルネ・モスト(fl)、
ボストック指揮
チェコ室内フィル
交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲に続くボストックのニールセン・シリーズ。
毎回珍しい作品をカップリングして凝ったアルバムとなっています。今回はオ
ーデンセ交響楽団の首席フルーティストでソリストとしても活躍するルネ・モ
ストを迎えてのフルート協奏曲です。第2楽章の初稿を別に収録。カップリン
グもパンとシリンクスのような名曲から知られざる作品まで、と相変わらず凝
っています。
CLASSCD699 \1850
「イタリアの太陽の下で-カンツォーネ集」
ビクシオ:お母さん/マリオ、愛の言葉を/
トスティ:理想の人/君なんかもう愛していない/
P. ドイチュ:ポプリ「イタリアの太陽の下で」/
キアーラ:スペイン女/エルネスト・デ・クルティス:忘れな草/
デンツァ:フニクリ・フニクラ他
ダリオ・カンペオット(Br)、トーヴェ・ヒュルガー(S)、
トニー・ランディ(T)、
トルベン・ペデルセン(P)、
モーテン・リュエルン指揮
リュンビ=トルベク響
2006年1月ライヴ録音
3人の歌手の独唱・重唱によるカンツォーネ集です。カンペオットは1939年イタ
リア人を両親としてデンマークで生まれ、オペレッタや映画にも出演しました。
1942年生まれのヒュルガーは1965年から25年間王立劇場にオペレッタ歌手とし
て出演しました。ランディは1959年デビューし、1966年「椿姫」のアルフレー
ド役で王立劇場に初出演し、40以上の役を歌っています。
CLASSCD705 \1850
「ワーグナー-ビゼー(ニーチェ)」
ワーグナー:
歌劇「リエンツィ」序曲/ヴェーゼンドンク歌曲集第4曲「悩み」/楽劇「ライ
ンの黄金」から「逃れよ、ヴォータン」/ジークフリート牧歌/
ビゼー:歌劇「カルメン」から第1幕への前奏曲/ハバネラ/セキディーリャ
エリサベス・ハンケ(A)、
ニルス・ボルクサン指揮
ブルガリア国立フィル
2006年5月ライヴ録音
ニーチェは1868年からワーグナーと親しく交際しましたが、後に絶縁して批判
し、「カルメン」を高く評価しました。一方、ビゼーは「リエンツィ」の初演
のリハーサルを見て天才と評し、ワーグナーの影響を受けました。ワーグナー
も「カルメン」を気に入り、その抜粋を自分で演奏するために編曲しました。
CLASSCD5017 \1850
「エリク・シェーベリ(テノール)オペラ・アリア集」
ランゲ=ミュラー:「ルネッサンス」からセレナード/
ヨハン・シュトラウス2世:「ヴェネツィアの一夜」から「ゴンドラの歌」/
ビゼー:「カルメン」から「花の歌」/
ウェーバー:「魔弾の射手」からマックスの情景とアリア/
ワーグナー:「タンホイザー」からタンホイザーのローマ語り他
エリク・シェーベリ(T)、
ハンナ・アリン(S)、
エスト・ヴァニング(P)、
エリク・トゥグセン指揮
放送管、ヨン・フランセン指揮
王立管他 1946-1954年録音
シェーベリ(1909-1973)は1937年「道化師」のシルヴィオ役でバリトンとして
デビューし、1944年にはドン・ホセを歌ってテノールとして再デビューしまし
た。1950年代後半までコペンハーゲンを中心にオペラに出演し、ドン・カルロ、
ラダメス、ピーター・グライムズなどを得意としました。
CLASSCD5018 \1850
「王立劇場でのビルギット・ニルソン」
(1)ベートーヴェン:
「フィデリオ」から「悪者よ、どこへ急ぐ」「言いようもないうれしさ」
(2)プッチーニ:
「トスカ」から「マリオ!マリオ!ここにいます!」「歌に生き、恋に生き」
(3)「おお、やさしい手よ」
(4)ワーグナー:
「トリスタンとイゾルデ」から「愛の夜よ、とばりを降ろせ」/愛の死「優し
くかすかな彼のほほえみ」
ビルギット・ニルソン(S)
(1)ウィリー・ハルトマン(T)ヨン・フランセン指揮
(2)ランナール・オルフンク(T)、ジュゼッペ・パタネ指揮
(3)ペード・リンロース(T)、ポウル・ヨーゲンセン指揮
(4)ヘルゲ・ブリリオート(T)、イェジー・セムコフ指揮他
(1)1966年5月(2)1969年11月(3)1978年12月(4)1973年5月ライヴ録音
ニルソン(1918-)は戦後最大のワーグナー歌手と言われるスウェーデンのソプラ
ノで、「フィデリオ」のレオノーレ、トスカ、アイーダ、「ワルキューレ」の
ジークリンデ、ブリュンヒルデなどドラマティックな役を得意とし、バイロイ
ト音楽祭にも毎年のように出演しました。
<Edition HST自主制作>
HST-041 \2500
ヴァンハル(1739-1813):疾風怒濤交響曲集第三巻
交響曲第27、46番ホ長調Bryan E4,E2、
チェロ協奏曲イ長調Weinmann IId:A1
チェロ独奏:小原圭太郎
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2006年11月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
第2巻(HST-038)に続くヴァンハルの疾風怒濤交響曲集第2弾です。第1巻は会
場頒布用にCD-Rで作成されたためCDでは未発売となっております。小原圭太郎
はチェロをデトモルトにてM.カルネイロ氏に師事、ベルリン国立音楽大学にて、
M.ザンダーリング氏、室内楽をJ.シュワブ氏に師事。
※発売時期変更のお知らせ
次の商品は昨年新譜の案内をお送りさせていただいておりましたが、発売が遅
れておりました。2月末に発売の見込みとなりました。遅くなりまして申し訳ご
ざいませんでした。
HST-039
【2007年2月末発売予定】
ヴァンハル(1739-1813):最後の弦楽四重奏曲集Op.33
第4番ニ長調Weinmann Va:D4、第5番ト長調W.Va:G9、
第6番変ロ長調W. Va:B10
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
(磯 晃男、福本 牧、齋藤 英恵、小原圭太郎)
録音:2006年9月1日、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
SSS0065-2 \1980
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
(2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
エミール・ギレリス(P)
(1)コンヴィチュニー指揮
ゲヴァントハウス管弦楽団
1960年11月3日モノラル・ライヴ
(2)ケーゲル指揮
ライプツィヒ放送響
1965年3月2日モノラル・ライヴ
WEITBLICKに旧ソ連の剛腕ピアニスト、ギレリスが登場です。しかも共演はコン
ヴィチュニーとケーゲルという思いも寄らぬ組合せ、硬派同士の共演。
モーツァルトは、コンヴィチュニーのベートーヴェン的な重厚極まりない、ゆ
ったりしとした伴奏にギレリスの鋭いタッチとリリカルな風合いの対照の妙が
聴きものです。
チャイコフスキーは、鬼才ケーゲルとの共演という注目盤です。ケーゲルは
チャイコフスキーに対してはあまり思い入れがなかったのか演奏機会はごく僅
かです。ここでのケーゲルはすっきりとした古典的なアプローチで透徹してお
ります。ギレリスの見事なテクニックと疾風怒濤の迫力には圧倒されるばかり
です。ギレリス・エステート公認のリリースです。音質はモノラルですが極上。
SSS0068-2 \1980
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
(2)ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第25番「かっこう」より第1楽章(アンコール)
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ハンス・リヒター・ハーザー(P)
ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送響
(1)(2)1978年6月6日ステレオ・ライヴ
(3)1971年5月11日ステレオ・ライヴ
ハンス・リヒター=ハーザー(1912-1980)は、ドレスデン生れですから、ケーゲ
ルとは同郷ということになります。ベートーヴェンの権威として知られ、
PHILIPSへのソナタ録音は、華麗さ、派手さを廃した実に渋く、そして魅力的
な音色で名盤の誉れ高いものです。そのピアノの音はきらびやかさを意図的に
否定しつつも郷愁を誘う泣かせる音色と申せましょう。EMIへは、カラヤンと
ブラームスの協奏曲、ジュリーニとのベートーヴェンがありますが、晩年の演
奏は、Kontrapunktのザンデルリンクとの共演盤くらいです。ケーゲルの定評
あるベートーヴェンは、さすがにベートーヴェンらしい格好良い場面展開を強
調しながらも繊細でしみじみとした味わいを見せてくれるのも興味深いところ
です。
SSS0070-2 \1980
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
(2)ハイドン:交響曲第57番
クラウス・テンシュテット指揮
ベルリン・ドイツ響
(1)カール・エンゲル(P)
1973年9月11日スタジオ・ステレオ録音
テンシュテットとドイツ名門オケの共演です。現在のベルリン・ドイツ響、当
時のベルリン放送響に客演した放送用スタジオ録音です。こういうものが現存
していたことにまず驚かされます。両曲ともに初出レパートリー。昨年9月に亡
くなった(CD化の快諾を貰ったばかりでした)モーツァルトのスペシャリスト、
スイス出身カール・エンゲルの洒脱なモーツァルトが素晴らしい出来です。ハ
スキルをもっと芯のある音色にしたような、デリカシーに事欠かない美しい音
色。そして、そのピアノを豊かに抱擁するかのようなテンシュテットの織り成
すオーケストラの立派で優しい佇まいには感激です。大指揮者は必ずハイドン
の有名でない交響曲を取って置きのレパートリーとして持っているものですが、
テンシュテットもその例に漏れず、第57番という珍しい曲をモーツァルトの伴
奏同様の風格とセンス溢れる澄んだ音色で聴かせてくれます。こういうハイド
ンなら大歓迎です。ベルリン・ドイツ響とは、その後共演はない様子で、何が
あったのか?トラブル・メーカー、テンシュテットの横顔がふと頭をよぎりま
す。
<CLASSICO>
CLASSCD646 \1850
「デンマークのロマン派-無伴奏混声合唱曲集」
ニルス・ガーゼ(1817-1890):5つの歌op. 30/おお、あなたは愛/祈り/
J.P.E.ハルトマン(1805-1900):
アドルフ・ラングステズによる宗教詩op. 86
第1部エルンスト・ヴォン・デア・レッシェによる世俗的な詩op. 86
第2部/森を通って静かに乗る
セレン・ビルシュ指揮
ミスト合唱団
2006年5月録音
ガーゼとハルトマンは19世紀のデンマーク音楽界の指導的立場にあり、デンマ
ークのロマン派音楽の頂点をなす作曲家です。無伴奏混声合唱曲を少ししか作
曲しなかったのは、当時は学生合唱協会による男声合唱がデンマークの合唱界
で重要だったからです。
CLASSCD650 \1850
「モーツァルト:ピアノ作品集」
ソナタ第10番ハ長調KV330/グルックの歌劇「メッカの巡礼」の「われら愚かな
民の思うは」による10の変奏曲KV455/アダージョロ短調KV540/ソナタ第15番
ハ長調KV545/ソナタ第8番イ短調KV310
アマリー・マリング(P)
2006年8月録音
マリングは1948年デンマーク人を両親としてリューベックで生まれました。
1972年北欧音楽コンクールで1位を得てから、日本を含む世界各地で独奏者・
室内楽奏者として活動し、1981年からデンマーク王立音楽院で教えています。
CLASSCD687 \1850
サクソフォン四重奏によるイタリアのバロック
「イタリアのバロック」
コレッリ:合奏協奏曲ト短調op. 6-8「クリスマス」/
ペルゴレーシ:
カンタータ「オルフェオ」からレチタティーヴォとアリア/サルヴェ・レジナ/
A.スカルラッティ:合奏協奏曲形式のシンフォニア第1番/第2番
コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団、
マティアス・ハゼガー(T)、ヴィゴ・マンゴア(Org)
コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団は1998年に結成され、デンマークで最
も有名な合奏団の一つとして、ヨーロッパ各地やアメリカで演奏しています。
ドメニコ・スカルラッティのソナタの録音が好評だったので、精妙で力強く旋
律の美しいイタリアのバロック音楽を録音したくなったと書かれています。
CLASSCD688 \1850
ニールセン:
フルート協奏曲、パンとシリンクス、小組曲、若き芸術家の棺の傍らで、
ボヘミア・デンマーク民謡、フルート協奏曲の第2楽章(初稿)
ルネ・モスト(fl)、
ボストック指揮
チェコ室内フィル
交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲に続くボストックのニールセン・シリーズ。
毎回珍しい作品をカップリングして凝ったアルバムとなっています。今回はオ
ーデンセ交響楽団の首席フルーティストでソリストとしても活躍するルネ・モ
ストを迎えてのフルート協奏曲です。第2楽章の初稿を別に収録。カップリン
グもパンとシリンクスのような名曲から知られざる作品まで、と相変わらず凝
っています。
CLASSCD699 \1850
「イタリアの太陽の下で-カンツォーネ集」
ビクシオ:お母さん/マリオ、愛の言葉を/
トスティ:理想の人/君なんかもう愛していない/
P. ドイチュ:ポプリ「イタリアの太陽の下で」/
キアーラ:スペイン女/エルネスト・デ・クルティス:忘れな草/
デンツァ:フニクリ・フニクラ他
ダリオ・カンペオット(Br)、トーヴェ・ヒュルガー(S)、
トニー・ランディ(T)、
トルベン・ペデルセン(P)、
モーテン・リュエルン指揮
リュンビ=トルベク響
2006年1月ライヴ録音
3人の歌手の独唱・重唱によるカンツォーネ集です。カンペオットは1939年イタ
リア人を両親としてデンマークで生まれ、オペレッタや映画にも出演しました。
1942年生まれのヒュルガーは1965年から25年間王立劇場にオペレッタ歌手とし
て出演しました。ランディは1959年デビューし、1966年「椿姫」のアルフレー
ド役で王立劇場に初出演し、40以上の役を歌っています。
CLASSCD705 \1850
「ワーグナー-ビゼー(ニーチェ)」
ワーグナー:
歌劇「リエンツィ」序曲/ヴェーゼンドンク歌曲集第4曲「悩み」/楽劇「ライ
ンの黄金」から「逃れよ、ヴォータン」/ジークフリート牧歌/
ビゼー:歌劇「カルメン」から第1幕への前奏曲/ハバネラ/セキディーリャ
エリサベス・ハンケ(A)、
ニルス・ボルクサン指揮
ブルガリア国立フィル
2006年5月ライヴ録音
ニーチェは1868年からワーグナーと親しく交際しましたが、後に絶縁して批判
し、「カルメン」を高く評価しました。一方、ビゼーは「リエンツィ」の初演
のリハーサルを見て天才と評し、ワーグナーの影響を受けました。ワーグナー
も「カルメン」を気に入り、その抜粋を自分で演奏するために編曲しました。
CLASSCD5017 \1850
「エリク・シェーベリ(テノール)オペラ・アリア集」
ランゲ=ミュラー:「ルネッサンス」からセレナード/
ヨハン・シュトラウス2世:「ヴェネツィアの一夜」から「ゴンドラの歌」/
ビゼー:「カルメン」から「花の歌」/
ウェーバー:「魔弾の射手」からマックスの情景とアリア/
ワーグナー:「タンホイザー」からタンホイザーのローマ語り他
エリク・シェーベリ(T)、
ハンナ・アリン(S)、
エスト・ヴァニング(P)、
エリク・トゥグセン指揮
放送管、ヨン・フランセン指揮
王立管他 1946-1954年録音
シェーベリ(1909-1973)は1937年「道化師」のシルヴィオ役でバリトンとして
デビューし、1944年にはドン・ホセを歌ってテノールとして再デビューしまし
た。1950年代後半までコペンハーゲンを中心にオペラに出演し、ドン・カルロ、
ラダメス、ピーター・グライムズなどを得意としました。
CLASSCD5018 \1850
「王立劇場でのビルギット・ニルソン」
(1)ベートーヴェン:
「フィデリオ」から「悪者よ、どこへ急ぐ」「言いようもないうれしさ」
(2)プッチーニ:
「トスカ」から「マリオ!マリオ!ここにいます!」「歌に生き、恋に生き」
(3)「おお、やさしい手よ」
(4)ワーグナー:
「トリスタンとイゾルデ」から「愛の夜よ、とばりを降ろせ」/愛の死「優し
くかすかな彼のほほえみ」
ビルギット・ニルソン(S)
(1)ウィリー・ハルトマン(T)ヨン・フランセン指揮
(2)ランナール・オルフンク(T)、ジュゼッペ・パタネ指揮
(3)ペード・リンロース(T)、ポウル・ヨーゲンセン指揮
(4)ヘルゲ・ブリリオート(T)、イェジー・セムコフ指揮他
(1)1966年5月(2)1969年11月(3)1978年12月(4)1973年5月ライヴ録音
ニルソン(1918-)は戦後最大のワーグナー歌手と言われるスウェーデンのソプラ
ノで、「フィデリオ」のレオノーレ、トスカ、アイーダ、「ワルキューレ」の
ジークリンデ、ブリュンヒルデなどドラマティックな役を得意とし、バイロイ
ト音楽祭にも毎年のように出演しました。
<Edition HST自主制作>
HST-041 \2500
ヴァンハル(1739-1813):疾風怒濤交響曲集第三巻
交響曲第27、46番ホ長調Bryan E4,E2、
チェロ協奏曲イ長調Weinmann IId:A1
チェロ独奏:小原圭太郎
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2006年11月、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音
第2巻(HST-038)に続くヴァンハルの疾風怒濤交響曲集第2弾です。第1巻は会
場頒布用にCD-Rで作成されたためCDでは未発売となっております。小原圭太郎
はチェロをデトモルトにてM.カルネイロ氏に師事、ベルリン国立音楽大学にて、
M.ザンダーリング氏、室内楽をJ.シュワブ氏に師事。
※発売時期変更のお知らせ
次の商品は昨年新譜の案内をお送りさせていただいておりましたが、発売が遅
れておりました。2月末に発売の見込みとなりました。遅くなりまして申し訳ご
ざいませんでした。
HST-039
【2007年2月末発売予定】
ヴァンハル(1739-1813):最後の弦楽四重奏曲集Op.33
第4番ニ長調Weinmann Va:D4、第5番ト長調W.Va:G9、
第6番変ロ長調W. Va:B10
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
(磯 晃男、福本 牧、齋藤 英恵、小原圭太郎)
録音:2006年9月1日、東京府中の森芸術劇場ヴィーンホールでのライヴ録音