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6月25号でご案内たしました下記商品は価格変更になります。
よろしくご検討ください。
<Sony Classical>
8872542176-2(2CD+DVD) ¥2480 ※価格変更新価格 ¥1900
Best of Glenn Gould's Bach
====================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<NIFC>
NIFCCD 031 ¥2180
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ノスコフスキ:交響詩《大草原》Op.66
アレクサンダー・ロンクィヒ(フォルテピアノ/エラール1849年製)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、シャンゼリゼ管弦楽団
"ピアノの詩人"ショパンの「ピアノ協奏曲第2番」と"19世紀ポーランドの重鎮"
ノスコフスキの交響詩「大草原」。ロンクィヒが弾く1849年製のエラールと、
ヘレヴェッヘ率いるピリオド・オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団のサウン
ドとのバランスとブレンド感、音楽に表れる相乗効果など、楽しみは尽きない。
ロンクィヒとエラールとショパン、そしてヘレヴェッヘ。ワルシャワでの出会
いが新たなショパンを届けてくれることだろう。
録音:2011年8月18日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサー
ト・スタジオ(ワルシャワ)
NIFCDVD 001(DVD-Video/PAL) ¥3380
ショパンへのオマージュ - モーツァルト:レクイエムK.626
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
シャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
アカデミア・キジアーナ・シエナ、
クリスティーナ・ランドシャーマー(ソプラノ)、
インゲボルク・ダンツ(アルト)、ロバート・ゲッチェル(テノール)、
マシュー・ブルック(バス・バリトン)
2010年10月17日、161回目のフレデリック・ショパンの命日を記念してワルシャ
ワの聖十字架教会で演奏されたモーツァルトの「レクイエム」のライヴ・レコ
ーディング。
"ショパンへのオマージュ"と題されたヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団の
モーツァルトのレクイエムは、各楽曲の間に司祭による祈祷が挿入されるなど、
まさしく"ショパンのためのレクイエム"なのである。ヘレヴェッヘ&シャンゼ
リゼ管の演奏、映像作品としての構成はどちらも非常に質が高い。
録音:2010年10月17日、聖十字架教会(ワルシャワ)
※当タイトルは【PAL方式】のため、PAL方式対応のプレーヤー、DVD対応のパ
ソコンでのみ再生することが出来ます。予めご了承ください。
NIFCCD 206 ¥2180
ショパン:
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1/ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2/バラード第3番変イ長調Op.47
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3/スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
アダム・ハラシェヴィチ(ピアノ/スタインウェイ)
ポーランドのベテラン・ピアニスト、ハラシェヴィチが母国ポーランドで臨ん
だショパンのレコーディング。長年の経験に支えられた円熟の音楽性、ポーラ
ンド人ならではのデュナーミクとアゴーギクが、ハラシェヴィチがたどり着い
たショパンの理想像を創り出す。
録音:2010年3月31日&4月1日-2日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフス
キ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
NIFCCD 614 ¥2180
ニコライ・ホジャイノフ
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3/練習曲第1番ハ長調Op.10-1
練習曲第2番イ短調Op.10-2/幻想曲ヘ短調Op.49/バラード第2番ヘ長調Op.38
前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ/ヤマハ)
2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクールの最年少ファイナリストであり
ロシアの天才ピアニスト、ニコライ・ホジャイノフ(1992-)のライヴ・レコー
ディングが遂に登場!
ショパン国際ピアノ・コンクールでは惜しくも上位入賞こそ逃したものの、聴
衆を魅了したホジャイノフの美しき音色、すでに確立されたスタイルとオーラ
は、大器としての証しである。
2012年のダブリン国際ピアノコンクールで優勝を果たし、去る4月に行われた
来日公演も大絶賛を博したホジャイノフ。若き次代の巨匠候補が挑んだショパ
ン・コンクールのライヴ、要注目です!
録音:2010年10月5日&12日&15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサー
ト・ホール(ポーランド)
NIFCCD 615 ¥2180
レオノラ・アルメリーニ
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
練習曲第11番変ホ長調Op.10-11/練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/バラード第3番変イ長調Op.47
夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2/舟歌嬰ヘ長調Op.60
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
レオノラ・アルメリーニ(ピアノ/カワイ&スタインウェイ)、
ヤツェク・カスプシク(指揮)、シンフォニア・ヴァルソヴィア
1992年、イタリアのパドヴァ出身の女流ピアニスト、レオノラ・アルメリーニ。
2009年のカミロ・トーニ国際コンクールなどイタリア国内で目覚ましい活躍を
見せており、2010年のショパン国際ピアノ・コンクールでもそのピアニズムと
将来性は高い評価を受けている。特に第1次予選と第2次予選の演奏は話題を呼
んだだけに、このライヴ・レコーディングは、その才能の片鱗に触れる貴重な
機会となることだろう。
録音:2010年4日&10日、2011年8月26日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コ
ンサート・ホール(ポーランド)
NIFCCD 616 ¥2180
マルチン・コジャク
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/練習曲第17番ホ短調Op.25-5
練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》/スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
幻想曲ヘ短調Op.49/マズルカ第22番嬰ト短調Op.33-1
マズルカ第23番ニ長調Op.33-2/マズルカ第25番ロ短調Op.33-4
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》/幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
マルチン・コジャク(ピアノ/スタインウェイ)
1989年ポーランドのクラクフ生まれの新鋭、マルチン・コジャクのショパン・
コンクール・ライヴ。
2010年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにも来日し、2010年3月1日には
ワルシャワのフレデリック・ショパン・ミュージアムのオープニング・ガラの
ピアニストにも抜擢されるなど、独特の世界観を持つポーランド期待のピアニ
ストである。
録音:2010年10月6日&12日&15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサー
ト・ホール(ポーランド)
<Glossa>
GCD 921513 ¥2180
ヴィヴァルディ:3声のセレナータ《祝されたセーナ》RV.693
ラ・リゾナンサ、ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&指揮)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
マルティン・オロ(アルト)、セルジオ・フォレスティ(バス)
イタリア古楽界を代表する鍵盤奏者ファビオ・ボニッツォーニが1995年に創設
したピリオド・オーケストラ、ラ・リゾナンサが取り組むイタリア、またはイ
タリアに縁のある"バロック・セレナータ"。
イタリア・バロックの巨匠ヴィヴァルディの3声のセレナータ「祝されたセーナ
(セーヌ川に祝う)」は、フランス国王ルイ15世の聖命祝日、ピエトロ・オット
ボーニ枢機卿のヴェネツィア復帰、フランス大使ジャック・ヴァンサン・ラン
ゲの赴任を祝して作曲、初演が行われたと伝わる秀作である。
1725年は「和声と創意への試み」が出版された年であり、絶頂期の成熟した作
曲技法が生み出したセレナータは、まさにヴィヴァルディ版"水上の音楽"!
ヌリア・リアルやロベルタ・インベルニッツィと並ぶ期待の古楽系ソプラノ、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデスの歌声、ボニッツォーニ&ラ・リゾ
ナンサの優れたアンサンブルによる新録音の誕生を喜びたい。
録音:2011年6月、ティエラッシェ・サン・ミッシェル(フランス)
GCD 921514 2枚組 ¥3250
フレスコバルディ:トッカータ&パルティータ集 ――
トッカータとパルティータ第1巻(トッカータ第1集)/トッカータ第2集
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&オルガン)
J.S.バッハの「フーガの技法」で卓越した洞察力とヴィルトゥオージティを示
し、イタリア屈指の古楽系鍵盤奏者としての実力を改めて聴かせてくれた名手
ファビオ・ボニッツォーニ。
ボニッツォーニがバッハの次に選んだ作曲家は、母国イタリアの初期バロック
を代表する鍵盤音楽の巨匠ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643)。
ボニッツォーニの使用楽器は、チェンバロが1975年にウィレム・クルスベルヘ
ンが製作した1694年製のB・ステファニーニのレプリカ・モデル、オルガンが
マントヴァ、サンタ・バルバラ教会のグラツィアディオ・アンテニャーティ
1565年製作のヒストリカル・オルガン。
この楽器の響きもボニッツォーニのフレスコバルディの大きな聴きどころ。
録音:2012年3月&5月、ロワイヨモン(フランス)&マントヴァ(イタリア)
<Linn>
CKD 410(SACD-Hybrid) ¥2380
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集 ――
チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調BWV.1057
チェンバロ協奏曲第7番ト短調BWV.1058
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV.1055
マシュー・ホールズ(チェンバロ&指揮)、レトロスペクト・アンサンブル
キングズ・コンソートの前音楽監督マシュー・ホールズを中心として2009年5月
1日にスタートを切ったイギリスのピリオド・アンサンブル、レトロスペクト・
アンサンブルが「復活祭オラトリオ」(CKD 373)に続くJ.S.バッハの第2弾とし
て「鍵盤協奏曲集」をレコーディング!
このバッハの「チェンバロ協奏曲集」では、「ゴルトベルク変奏曲」(CKD 356)
の演奏で、英国古楽界有数の鍵盤奏者として高い評価を得たマシュー・ホール
ズが、レトロスペクト・アンサンブルの仲間たちを率いて弾き振りを披露!
マシュー・ホールズは1970年に創設されたアメリカのオレゴン・バッハ音楽祭
の次期音楽監督就任が決定しており、古楽系指揮者、鍵盤奏者としての名声は、
レトロスペクト・アンサンブルの評価と共に急上昇中。
マシュー・ホールズの弾き振り、そして定評あるLINNの優秀録音が、レトロス
ペクト・アンサンブルの"J.S.バッハ"を一級品の芸術作品へと仕上げてくれる
ことだろう。
<LPO>
LPO-0064 2枚組(1枚価格) ¥2080
チャイコフスキー(1840-1893):
1.チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 Op.36
2.チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
録音 2011年3月19日&5月4日
ロンドン,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール,サウスバンク・センター
2007年から首席指揮者を務めるユロフスキは、現在もLPOと最良の関係を保って
おり、素晴しい録音を次々と世に送り出しています。
チャイコフスキーについては、2006年リリースの「マンフレッド交響曲」
(LPO-0009)、2009年リリースの第1番&第6番(LPO-0039)があり、これらも高く
評価されていますが、このライヴ録音でも、そのエネルギッシュで見通しの良
い音楽作りが更に強化されており、全てが溶け合い、深く呼吸するかのような
見事な世界が表出されています。残りの曲の録音にも大いなる期待が寄せられ
るでしょう。
LPO-0065 ¥1750
シベリウス(1865-1957):
1.交響曲 第5番 変ホ長調 Op.82
2.交響曲 第6番 ニ短調 Op.104
3.組曲「レンミンカイネン」Op.22-トゥオネラの白鳥
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
パーヴォ・ベルクルンド(指揮)
録音 2003年5月31日…1、2003年12月6日…2
ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
2012年1月にこの世を去ったフィンランドの名指揮者パーヴォ・ベルクルンド。
(本人はこだわっていなかったというものの)世間では「シベリウスの専門家」
として名高く、また作曲家との個人的な繋がりもあったということもあり、や
はり彼のシベリウスは独自の光を放っていることは間違いありません。ベルグ
ルンドは生涯にシベリウスの全集を3回録音していますが、そのどれもが特徴
的で、オーケストラの持つ機動力を最大限に生かしたものとして知られていま
す。LPOとも幾度か共演しており、第2番&第7番(LPO-0005)でも、北欧特有の暗
い光の中から浮かび上がる抒情的な風景を描き出し、その音楽の底力を見せつ
けています。
シベリウス後期の作品の中でも、とりわけ祝祭的な雰囲気を持つ第5番での輝か
しい音色、深い森を思わせる清冽な響きを要求される第6番、このどちらもベル
グルンドならではの解釈が聴けるものです。
「トゥオネラの白鳥」は2006年の録音で、死の国の冷たいトゥオネラ川の水面
を滑るように泳ぐ白鳥の姿を、暖かい音色で描写することで、このオーケスト
ラから、また違った音色を引き出しています。
<CPO>
777573-2 ¥2450
ジギスムント・ノイコム:管弦楽作品集
1.英雄大交響曲 Op.19/2.大オーケストラの幻想曲 Op.9
3.ミルトンの「失楽園」による幾つかのパッセージの劇的幻想曲
4.大オーケストラの幻想曲
ケルン・アカデミー/ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
19世紀前半に活躍した作曲家ノイコム(1778-1858)は、現在多くの場合、ハイド
ンの作品の編曲者として知られています。しかし、当時はヨーロッパでも最も
高名な作曲家であり、フランス王からは騎士の称号を授与されるなど、大変な
名士でした。彼はミヒャエル・ハイドンに音楽理論を学び、ザルツブルクで活
躍した後に、1810年代からは南米ブラジルで過ごし、この地でヨーゼフ・ハイ
ドンやモーツァルトの作品を普及させた功績も大きいものです(モーツァルトの
レクイエムの補筆でも知られています)。とはいえ、彼は作曲家としても素晴し
い作品を残していました。ここで聴くことのでいる4つの作品は、タイトルの付
け方などにもベルリオーズ風の壮大さが漂うもので、曲想も雄大。この作曲家
の良き理解者ヴィレンズの指揮で。
777507-2 ¥1700
パウル・ユオン:室内楽作品集
1.2台のヴァイオリンとヴィオラ、2台のチェロとピアノのための六重奏曲
Op.22
2.ヴァイオリンと2台のヴィオラ、チェロとピアノのための五重奏曲
ヘ長調 Op.44
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
トーマス・グロッセンバッハー(チェロ)…六重奏曲
カルミナ弦楽四重奏団
スイス系ロシアの作曲家パウル・ユオン(1872-1940)は、チャイコフスキーとス
トラヴィンスキーを繋ぐ重要な役割を果たした人です。モスクワに生まれ1889
年にモスクワ音楽院に入学、作曲と音楽理論をタネーエフに学びます。1894年
にはベルリンに入学し、クララ・シューマンの義弟であるヴァルディマール・
バルギールに学び、更なる研鑚を積みました。1896年にロシアに戻り、教師と
評論家として活躍し、最初の交響曲とオペラを書き上げます。2年後にはまたベ
ルリンの戻り、ヨーゼム・ヨアヒムからベルリン大学の教授に任命されていま
す。そんな彼の音楽には、祖国であるロシアの音楽の影響はほとんど見ること
ができません。明らかにドイツ・ロマン派音楽の伝統を継承したものと言える
でしょう。多くのジャンルの作品を書きましたが、基本的には室内楽の作曲家
であり、また彼自身が優れたピアニストであったため、ピアノの部分は精緻で
複雑な書法が用いられています。複雑かつ不規則なリズムは、その後の世代で
あるストラヴィンスキーやブラッハーへと繋がっていきます。
777742-2 ¥2450
1.アントニオ・ロセッティ(1750-1792):ファゴット協奏曲 Murray C72
2.ロセッティ:ファゴット協奏曲 Murray C68
3.ロセッティ:ファゴット協奏曲 Murray C67
4.モーツァルト(1756-1791):ファゴット協奏曲 変ロ長調 K191/186e
エッカルト・ヒュープナー(ファゴット&指揮)
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団
現在、「ホルン協奏曲」で知られる作曲家ロセッティ(レスレル)のファゴット
協奏曲の全曲録音が完成です。ロセッティはコントラバス奏者として、キャリ
アをスタートし、エッティンゲン=ヴァラーシュタイン侯爵の宮廷楽団に加わ
り、少しずつ名声を広めていきました。作曲家としても認められ、数多くの交
響曲や協奏曲、声楽曲を残しています。彼は7曲のファゴット協奏曲を残してい
て、そのうちの4曲は既にヒューブナーによって録音され(999936-2/777166-2)、
多くの聴き手を喜ばせていますが、ここで、その残りの3曲を録音、素晴しく
バランスの取れた、上品な音色と抒情的なカンタービレを楽しむことができま
す。余白には、多大なる影響を与えたと言われるモーツァルトのファゴット協
奏曲が収録されています。
777261-2 ¥2450
ゲオルク・フィリップ・テレマン:カンタータ集
1.泣かないで TVWV1:1541/2.彼らは万軍の主の法律を捨てる TVWV1:1339
3.あなたの名前は全ての神 TVWV1:698
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)/レナ・スザンナ・ノリン(アルト)
ヤン・コボウ(テノール)/エッケハルト・アーベレ(バス)
ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
cpoで精力的にリリースを続けるテレマンの作品集、今回もマグデブルク・テレ
マン音楽祭で演奏された作品をお届けいたします。毎回プログラムに選ばれる
のは、オラトリオや受難曲、カンタータなどのオペラに匹敵する壮大な作品で
あり、今回のカンタータも例に漏れません。テレマン(1681-1767)のカンタータ
には、実に驚くべき生産性が明らかにされており、重要な教会音楽作曲家とし
てのテレマンを再認識することができるでしょう。これらのカンタータは毎週
日曜日と祭日に演奏できるように、72曲が書かれていて、どもでも贅沢な響き
を持った重厚で楽しい作品となっています。
777689-2 ¥2450
ヤン・ファン・ヒルセ:
1.交響曲 第4番 イ長調/2.ウイレンシュピーゲルの死のための葬送音楽
3.演奏会序曲 ハ短調
オランダ交響楽団
デイヴィッド・ポルセライン(指揮)
最近、再復興の気運高まるオランダの作曲家ヤン・ファン・ヒルセ(1881-1944)
の交響曲第4番です。第1番&第2番(777349-2),第3番(777518-2)でも、その斬新
な音楽で多くのファンを獲得しています。この交響曲第4番は、作曲家自身とコ
ンセルトヘボウ管によって1915年11月28日に初演されています。初演は大成功
を収め、出版社からスコアが100部だけ、ヒルセの自費で出版され、こちらも人
気を博しました。「演奏会序曲」は1900年に作曲され、5回ほど繰り返し演奏さ
れましたが、いつしか姿を消してしまった作品です。「葬送音楽」は第2次世界
大戦中に作曲され、終戦後、エドゥアルト・ファン・ベイヌムによって「ヒル
セの思い出のために」初演されています。
777711-2 ¥1700
フランシス・プーランク:室内楽作品集
1.クラリネットとピアノのためのソナタ/2.ホルンとピアノのためのエレジー
3.廃墟を見守る笛吹きの像/4.フルートとピアノのためのソナタ
5.オーボエとピアノのためのソナタ
6.クラリネットとファゴットのためのソナタ
7.オーボエ,ファゴットとピアノのための三重奏曲
アンサンブル・ミッドヴェスト
デンマークからの「プーランク」をお届けいたします。プーランク(1899-1963)
と言えば、まさに「フランスのエスプリ」を具現化した作曲家であり、その作
品は常にお洒落で小粋。輝かしさに溢れています。と、同時に彼の作品に見え
隠れする、深刻さと陰鬱さは、曲に深い陰影を与え、その明と暗の両面で聴き
手を翻弄します。このアルバムではデンマークの若く意欲的なアンサンブル
「ミッドヴェスト」による理想的なプーランクをお聞きいただけます。このア
ンサンブルは2002年に11人の音楽家によって結成され、多くの賞を受賞してい
ます。様々な楽器の組み合わせが可能で、大抵の室内楽曲を演奏することが可
能な柔軟性を持っています。高い芸術性と遊び心を併せもった期待のアンサン
ブルです。
<Edition HST自主制作>
HST-081 ¥2500
ヴァンハル(1739 ?1813):弦楽四重奏曲集op.1(HST-081)
弦楽四重奏曲 ト短調Weinamnn Va:g2
弦楽四重奏曲 へ長調Weinamnn Va:F11
弦楽四重奏曲 ニ長調Weinamnn Va:D3
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ:
【松井 利世子(ヴァイオリン)、秀川みずえ(ヴァイオリン)、
福本 牧(ヴィオラ)、小原 圭(チェロ)】
録音:2010年10月東京三鷹市・風のホールにて収録
1790年代、ヴィーンのヴァンハルを訪ねたチェコ伝記作家に、「交響曲、弦楽
四重奏曲を100曲づつ作曲した」と語ったが、残念ながら現存する弦楽四重奏曲
は90曲弱となる。弦楽四重奏曲の作曲時期は、交響曲のそれとは異なり、遅れ
て1760年代終盤から始まり、交響曲作曲を終えた70年代終盤にクライマックス
を迎える。本CDでは1769年パリから出版された曲集op.1から未出の3曲を収録。
6月25号でご案内たしました下記商品は価格変更になります。
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<Sony Classical>
8872542176-2(2CD+DVD) ¥2480 ※価格変更新価格 ¥1900
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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<NIFC>
NIFCCD 031 ¥2180
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ノスコフスキ:交響詩《大草原》Op.66
アレクサンダー・ロンクィヒ(フォルテピアノ/エラール1849年製)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、シャンゼリゼ管弦楽団
"ピアノの詩人"ショパンの「ピアノ協奏曲第2番」と"19世紀ポーランドの重鎮"
ノスコフスキの交響詩「大草原」。ロンクィヒが弾く1849年製のエラールと、
ヘレヴェッヘ率いるピリオド・オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団のサウン
ドとのバランスとブレンド感、音楽に表れる相乗効果など、楽しみは尽きない。
ロンクィヒとエラールとショパン、そしてヘレヴェッヘ。ワルシャワでの出会
いが新たなショパンを届けてくれることだろう。
録音:2011年8月18日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサー
ト・スタジオ(ワルシャワ)
NIFCDVD 001(DVD-Video/PAL) ¥3380
ショパンへのオマージュ - モーツァルト:レクイエムK.626
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
シャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
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クリスティーナ・ランドシャーマー(ソプラノ)、
インゲボルク・ダンツ(アルト)、ロバート・ゲッチェル(テノール)、
マシュー・ブルック(バス・バリトン)
2010年10月17日、161回目のフレデリック・ショパンの命日を記念してワルシャ
ワの聖十字架教会で演奏されたモーツァルトの「レクイエム」のライヴ・レコ
ーディング。
"ショパンへのオマージュ"と題されたヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団の
モーツァルトのレクイエムは、各楽曲の間に司祭による祈祷が挿入されるなど、
まさしく"ショパンのためのレクイエム"なのである。ヘレヴェッヘ&シャンゼ
リゼ管の演奏、映像作品としての構成はどちらも非常に質が高い。
録音:2010年10月17日、聖十字架教会(ワルシャワ)
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ソコンでのみ再生することが出来ます。予めご了承ください。
NIFCCD 206 ¥2180
ショパン:
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1/ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2/バラード第3番変イ長調Op.47
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3/スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
アダム・ハラシェヴィチ(ピアノ/スタインウェイ)
ポーランドのベテラン・ピアニスト、ハラシェヴィチが母国ポーランドで臨ん
だショパンのレコーディング。長年の経験に支えられた円熟の音楽性、ポーラ
ンド人ならではのデュナーミクとアゴーギクが、ハラシェヴィチがたどり着い
たショパンの理想像を創り出す。
録音:2010年3月31日&4月1日-2日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフス
キ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
NIFCCD 614 ¥2180
ニコライ・ホジャイノフ
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3/練習曲第1番ハ長調Op.10-1
練習曲第2番イ短調Op.10-2/幻想曲ヘ短調Op.49/バラード第2番ヘ長調Op.38
前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ/ヤマハ)
2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクールの最年少ファイナリストであり
ロシアの天才ピアニスト、ニコライ・ホジャイノフ(1992-)のライヴ・レコー
ディングが遂に登場!
ショパン国際ピアノ・コンクールでは惜しくも上位入賞こそ逃したものの、聴
衆を魅了したホジャイノフの美しき音色、すでに確立されたスタイルとオーラ
は、大器としての証しである。
2012年のダブリン国際ピアノコンクールで優勝を果たし、去る4月に行われた
来日公演も大絶賛を博したホジャイノフ。若き次代の巨匠候補が挑んだショパ
ン・コンクールのライヴ、要注目です!
録音:2010年10月5日&12日&15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサー
ト・ホール(ポーランド)
NIFCCD 615 ¥2180
レオノラ・アルメリーニ
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
練習曲第11番変ホ長調Op.10-11/練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/バラード第3番変イ長調Op.47
夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2/舟歌嬰ヘ長調Op.60
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
レオノラ・アルメリーニ(ピアノ/カワイ&スタインウェイ)、
ヤツェク・カスプシク(指揮)、シンフォニア・ヴァルソヴィア
1992年、イタリアのパドヴァ出身の女流ピアニスト、レオノラ・アルメリーニ。
2009年のカミロ・トーニ国際コンクールなどイタリア国内で目覚ましい活躍を
見せており、2010年のショパン国際ピアノ・コンクールでもそのピアニズムと
将来性は高い評価を受けている。特に第1次予選と第2次予選の演奏は話題を呼
んだだけに、このライヴ・レコーディングは、その才能の片鱗に触れる貴重な
機会となることだろう。
録音:2010年4日&10日、2011年8月26日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コ
ンサート・ホール(ポーランド)
NIFCCD 616 ¥2180
マルチン・コジャク
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ ――
ショパン:
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/練習曲第17番ホ短調Op.25-5
練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》/スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
幻想曲ヘ短調Op.49/マズルカ第22番嬰ト短調Op.33-1
マズルカ第23番ニ長調Op.33-2/マズルカ第25番ロ短調Op.33-4
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》/幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
マルチン・コジャク(ピアノ/スタインウェイ)
1989年ポーランドのクラクフ生まれの新鋭、マルチン・コジャクのショパン・
コンクール・ライヴ。
2010年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにも来日し、2010年3月1日には
ワルシャワのフレデリック・ショパン・ミュージアムのオープニング・ガラの
ピアニストにも抜擢されるなど、独特の世界観を持つポーランド期待のピアニ
ストである。
録音:2010年10月6日&12日&15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサー
ト・ホール(ポーランド)
<Glossa>
GCD 921513 ¥2180
ヴィヴァルディ:3声のセレナータ《祝されたセーナ》RV.693
ラ・リゾナンサ、ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&指揮)、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、
マルティン・オロ(アルト)、セルジオ・フォレスティ(バス)
イタリア古楽界を代表する鍵盤奏者ファビオ・ボニッツォーニが1995年に創設
したピリオド・オーケストラ、ラ・リゾナンサが取り組むイタリア、またはイ
タリアに縁のある"バロック・セレナータ"。
イタリア・バロックの巨匠ヴィヴァルディの3声のセレナータ「祝されたセーナ
(セーヌ川に祝う)」は、フランス国王ルイ15世の聖命祝日、ピエトロ・オット
ボーニ枢機卿のヴェネツィア復帰、フランス大使ジャック・ヴァンサン・ラン
ゲの赴任を祝して作曲、初演が行われたと伝わる秀作である。
1725年は「和声と創意への試み」が出版された年であり、絶頂期の成熟した作
曲技法が生み出したセレナータは、まさにヴィヴァルディ版"水上の音楽"!
ヌリア・リアルやロベルタ・インベルニッツィと並ぶ期待の古楽系ソプラノ、
イェツァベル・アリアス・フェルナンデスの歌声、ボニッツォーニ&ラ・リゾ
ナンサの優れたアンサンブルによる新録音の誕生を喜びたい。
録音:2011年6月、ティエラッシェ・サン・ミッシェル(フランス)
GCD 921514 2枚組 ¥3250
フレスコバルディ:トッカータ&パルティータ集 ――
トッカータとパルティータ第1巻(トッカータ第1集)/トッカータ第2集
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&オルガン)
J.S.バッハの「フーガの技法」で卓越した洞察力とヴィルトゥオージティを示
し、イタリア屈指の古楽系鍵盤奏者としての実力を改めて聴かせてくれた名手
ファビオ・ボニッツォーニ。
ボニッツォーニがバッハの次に選んだ作曲家は、母国イタリアの初期バロック
を代表する鍵盤音楽の巨匠ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643)。
ボニッツォーニの使用楽器は、チェンバロが1975年にウィレム・クルスベルヘ
ンが製作した1694年製のB・ステファニーニのレプリカ・モデル、オルガンが
マントヴァ、サンタ・バルバラ教会のグラツィアディオ・アンテニャーティ
1565年製作のヒストリカル・オルガン。
この楽器の響きもボニッツォーニのフレスコバルディの大きな聴きどころ。
録音:2012年3月&5月、ロワイヨモン(フランス)&マントヴァ(イタリア)
<Linn>
CKD 410(SACD-Hybrid) ¥2380
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集 ――
チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調BWV.1057
チェンバロ協奏曲第7番ト短調BWV.1058
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV.1055
マシュー・ホールズ(チェンバロ&指揮)、レトロスペクト・アンサンブル
キングズ・コンソートの前音楽監督マシュー・ホールズを中心として2009年5月
1日にスタートを切ったイギリスのピリオド・アンサンブル、レトロスペクト・
アンサンブルが「復活祭オラトリオ」(CKD 373)に続くJ.S.バッハの第2弾とし
て「鍵盤協奏曲集」をレコーディング!
このバッハの「チェンバロ協奏曲集」では、「ゴルトベルク変奏曲」(CKD 356)
の演奏で、英国古楽界有数の鍵盤奏者として高い評価を得たマシュー・ホール
ズが、レトロスペクト・アンサンブルの仲間たちを率いて弾き振りを披露!
マシュー・ホールズは1970年に創設されたアメリカのオレゴン・バッハ音楽祭
の次期音楽監督就任が決定しており、古楽系指揮者、鍵盤奏者としての名声は、
レトロスペクト・アンサンブルの評価と共に急上昇中。
マシュー・ホールズの弾き振り、そして定評あるLINNの優秀録音が、レトロス
ペクト・アンサンブルの"J.S.バッハ"を一級品の芸術作品へと仕上げてくれる
ことだろう。
<LPO>
LPO-0064 2枚組(1枚価格) ¥2080
チャイコフスキー(1840-1893):
1.チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 Op.36
2.チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
録音 2011年3月19日&5月4日
ロンドン,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール,サウスバンク・センター
2007年から首席指揮者を務めるユロフスキは、現在もLPOと最良の関係を保って
おり、素晴しい録音を次々と世に送り出しています。
チャイコフスキーについては、2006年リリースの「マンフレッド交響曲」
(LPO-0009)、2009年リリースの第1番&第6番(LPO-0039)があり、これらも高く
評価されていますが、このライヴ録音でも、そのエネルギッシュで見通しの良
い音楽作りが更に強化されており、全てが溶け合い、深く呼吸するかのような
見事な世界が表出されています。残りの曲の録音にも大いなる期待が寄せられ
るでしょう。
LPO-0065 ¥1750
シベリウス(1865-1957):
1.交響曲 第5番 変ホ長調 Op.82
2.交響曲 第6番 ニ短調 Op.104
3.組曲「レンミンカイネン」Op.22-トゥオネラの白鳥
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
パーヴォ・ベルクルンド(指揮)
録音 2003年5月31日…1、2003年12月6日…2
ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
2012年1月にこの世を去ったフィンランドの名指揮者パーヴォ・ベルクルンド。
(本人はこだわっていなかったというものの)世間では「シベリウスの専門家」
として名高く、また作曲家との個人的な繋がりもあったということもあり、や
はり彼のシベリウスは独自の光を放っていることは間違いありません。ベルグ
ルンドは生涯にシベリウスの全集を3回録音していますが、そのどれもが特徴
的で、オーケストラの持つ機動力を最大限に生かしたものとして知られていま
す。LPOとも幾度か共演しており、第2番&第7番(LPO-0005)でも、北欧特有の暗
い光の中から浮かび上がる抒情的な風景を描き出し、その音楽の底力を見せつ
けています。
シベリウス後期の作品の中でも、とりわけ祝祭的な雰囲気を持つ第5番での輝か
しい音色、深い森を思わせる清冽な響きを要求される第6番、このどちらもベル
グルンドならではの解釈が聴けるものです。
「トゥオネラの白鳥」は2006年の録音で、死の国の冷たいトゥオネラ川の水面
を滑るように泳ぐ白鳥の姿を、暖かい音色で描写することで、このオーケスト
ラから、また違った音色を引き出しています。
<CPO>
777573-2 ¥2450
ジギスムント・ノイコム:管弦楽作品集
1.英雄大交響曲 Op.19/2.大オーケストラの幻想曲 Op.9
3.ミルトンの「失楽園」による幾つかのパッセージの劇的幻想曲
4.大オーケストラの幻想曲
ケルン・アカデミー/ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
19世紀前半に活躍した作曲家ノイコム(1778-1858)は、現在多くの場合、ハイド
ンの作品の編曲者として知られています。しかし、当時はヨーロッパでも最も
高名な作曲家であり、フランス王からは騎士の称号を授与されるなど、大変な
名士でした。彼はミヒャエル・ハイドンに音楽理論を学び、ザルツブルクで活
躍した後に、1810年代からは南米ブラジルで過ごし、この地でヨーゼフ・ハイ
ドンやモーツァルトの作品を普及させた功績も大きいものです(モーツァルトの
レクイエムの補筆でも知られています)。とはいえ、彼は作曲家としても素晴し
い作品を残していました。ここで聴くことのでいる4つの作品は、タイトルの付
け方などにもベルリオーズ風の壮大さが漂うもので、曲想も雄大。この作曲家
の良き理解者ヴィレンズの指揮で。
777507-2 ¥1700
パウル・ユオン:室内楽作品集
1.2台のヴァイオリンとヴィオラ、2台のチェロとピアノのための六重奏曲
Op.22
2.ヴァイオリンと2台のヴィオラ、チェロとピアノのための五重奏曲
ヘ長調 Op.44
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
トーマス・グロッセンバッハー(チェロ)…六重奏曲
カルミナ弦楽四重奏団
スイス系ロシアの作曲家パウル・ユオン(1872-1940)は、チャイコフスキーとス
トラヴィンスキーを繋ぐ重要な役割を果たした人です。モスクワに生まれ1889
年にモスクワ音楽院に入学、作曲と音楽理論をタネーエフに学びます。1894年
にはベルリンに入学し、クララ・シューマンの義弟であるヴァルディマール・
バルギールに学び、更なる研鑚を積みました。1896年にロシアに戻り、教師と
評論家として活躍し、最初の交響曲とオペラを書き上げます。2年後にはまたベ
ルリンの戻り、ヨーゼム・ヨアヒムからベルリン大学の教授に任命されていま
す。そんな彼の音楽には、祖国であるロシアの音楽の影響はほとんど見ること
ができません。明らかにドイツ・ロマン派音楽の伝統を継承したものと言える
でしょう。多くのジャンルの作品を書きましたが、基本的には室内楽の作曲家
であり、また彼自身が優れたピアニストであったため、ピアノの部分は精緻で
複雑な書法が用いられています。複雑かつ不規則なリズムは、その後の世代で
あるストラヴィンスキーやブラッハーへと繋がっていきます。
777742-2 ¥2450
1.アントニオ・ロセッティ(1750-1792):ファゴット協奏曲 Murray C72
2.ロセッティ:ファゴット協奏曲 Murray C68
3.ロセッティ:ファゴット協奏曲 Murray C67
4.モーツァルト(1756-1791):ファゴット協奏曲 変ロ長調 K191/186e
エッカルト・ヒュープナー(ファゴット&指揮)
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団
現在、「ホルン協奏曲」で知られる作曲家ロセッティ(レスレル)のファゴット
協奏曲の全曲録音が完成です。ロセッティはコントラバス奏者として、キャリ
アをスタートし、エッティンゲン=ヴァラーシュタイン侯爵の宮廷楽団に加わ
り、少しずつ名声を広めていきました。作曲家としても認められ、数多くの交
響曲や協奏曲、声楽曲を残しています。彼は7曲のファゴット協奏曲を残してい
て、そのうちの4曲は既にヒューブナーによって録音され(999936-2/777166-2)、
多くの聴き手を喜ばせていますが、ここで、その残りの3曲を録音、素晴しく
バランスの取れた、上品な音色と抒情的なカンタービレを楽しむことができま
す。余白には、多大なる影響を与えたと言われるモーツァルトのファゴット協
奏曲が収録されています。
777261-2 ¥2450
ゲオルク・フィリップ・テレマン:カンタータ集
1.泣かないで TVWV1:1541/2.彼らは万軍の主の法律を捨てる TVWV1:1339
3.あなたの名前は全ての神 TVWV1:698
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)/レナ・スザンナ・ノリン(アルト)
ヤン・コボウ(テノール)/エッケハルト・アーベレ(バス)
ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト
ヘルマン・マックス(指揮)
cpoで精力的にリリースを続けるテレマンの作品集、今回もマグデブルク・テレ
マン音楽祭で演奏された作品をお届けいたします。毎回プログラムに選ばれる
のは、オラトリオや受難曲、カンタータなどのオペラに匹敵する壮大な作品で
あり、今回のカンタータも例に漏れません。テレマン(1681-1767)のカンタータ
には、実に驚くべき生産性が明らかにされており、重要な教会音楽作曲家とし
てのテレマンを再認識することができるでしょう。これらのカンタータは毎週
日曜日と祭日に演奏できるように、72曲が書かれていて、どもでも贅沢な響き
を持った重厚で楽しい作品となっています。
777689-2 ¥2450
ヤン・ファン・ヒルセ:
1.交響曲 第4番 イ長調/2.ウイレンシュピーゲルの死のための葬送音楽
3.演奏会序曲 ハ短調
オランダ交響楽団
デイヴィッド・ポルセライン(指揮)
最近、再復興の気運高まるオランダの作曲家ヤン・ファン・ヒルセ(1881-1944)
の交響曲第4番です。第1番&第2番(777349-2),第3番(777518-2)でも、その斬新
な音楽で多くのファンを獲得しています。この交響曲第4番は、作曲家自身とコ
ンセルトヘボウ管によって1915年11月28日に初演されています。初演は大成功
を収め、出版社からスコアが100部だけ、ヒルセの自費で出版され、こちらも人
気を博しました。「演奏会序曲」は1900年に作曲され、5回ほど繰り返し演奏さ
れましたが、いつしか姿を消してしまった作品です。「葬送音楽」は第2次世界
大戦中に作曲され、終戦後、エドゥアルト・ファン・ベイヌムによって「ヒル
セの思い出のために」初演されています。
777711-2 ¥1700
フランシス・プーランク:室内楽作品集
1.クラリネットとピアノのためのソナタ/2.ホルンとピアノのためのエレジー
3.廃墟を見守る笛吹きの像/4.フルートとピアノのためのソナタ
5.オーボエとピアノのためのソナタ
6.クラリネットとファゴットのためのソナタ
7.オーボエ,ファゴットとピアノのための三重奏曲
アンサンブル・ミッドヴェスト
デンマークからの「プーランク」をお届けいたします。プーランク(1899-1963)
と言えば、まさに「フランスのエスプリ」を具現化した作曲家であり、その作
品は常にお洒落で小粋。輝かしさに溢れています。と、同時に彼の作品に見え
隠れする、深刻さと陰鬱さは、曲に深い陰影を与え、その明と暗の両面で聴き
手を翻弄します。このアルバムではデンマークの若く意欲的なアンサンブル
「ミッドヴェスト」による理想的なプーランクをお聞きいただけます。このア
ンサンブルは2002年に11人の音楽家によって結成され、多くの賞を受賞してい
ます。様々な楽器の組み合わせが可能で、大抵の室内楽曲を演奏することが可
能な柔軟性を持っています。高い芸術性と遊び心を併せもった期待のアンサン
ブルです。
<Edition HST自主制作>
HST-081 ¥2500
ヴァンハル(1739 ?1813):弦楽四重奏曲集op.1(HST-081)
弦楽四重奏曲 ト短調Weinamnn Va:g2
弦楽四重奏曲 へ長調Weinamnn Va:F11
弦楽四重奏曲 ニ長調Weinamnn Va:D3
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ:
【松井 利世子(ヴァイオリン)、秀川みずえ(ヴァイオリン)、
福本 牧(ヴィオラ)、小原 圭(チェロ)】
録音:2010年10月東京三鷹市・風のホールにて収録
1790年代、ヴィーンのヴァンハルを訪ねたチェコ伝記作家に、「交響曲、弦楽
四重奏曲を100曲づつ作曲した」と語ったが、残念ながら現存する弦楽四重奏曲
は90曲弱となる。弦楽四重奏曲の作曲時期は、交響曲のそれとは異なり、遅れ
て1760年代終盤から始まり、交響曲作曲を終えた70年代終盤にクライマックス
を迎える。本CDでは1769年パリから出版された曲集op.1から未出の3曲を収録。